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公開番号
2025025636
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130559
出願日
2023-08-10
発明の名称
厨房システム
出願人
富士工業株式会社
代理人
個人
主分類
F24C
3/12 20060101AFI20250214BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】点火直後においても炎溢れを生じさせないとともに使用者にとって使い勝手のよい、安全性と利便性を備えた厨房システムを提供する。
【解決手段】厨房システム100は、レンジフード10と、使用者からの火力の入力を受け付ける火力操作部25を有するガスガスコンロ20と、制御部37を備える。レンジフードは、ガスコンロに載置された被加熱物の大きさを検出する検出手段11を有する。制御部は、検出手段が検出した被加熱物の大きさに基づき、予め被加熱物の大きさと火力を対応付けた基準情報に従って火力を設定し、ガスコンロは、火力操作部で指示された火力が基準情報に従って設定された火力を上回る場合、制御部が基準情報に従って設定した火力で点火する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
レンジフードと、使用者からの火力の入力を受け付ける操作部を有するガスコンロと、制御部を備える厨房システムであって、
前記レンジフードは、前記ガスコンロに載置された被加熱物の大きさを検出する検出手段を有し、
前記制御部は、前記検出手段が検出した被加熱物の大きさに基づき、予め被加熱物の大きさと火力を対応付けた基準情報に従って火力を設定し、
前記ガスコンロは、操作部で指示された火力が基準情報に従って設定された火力を上回る場合、前記制御部が基準情報に従って設定した火力で点火する、
厨房システム。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記制御部は、基準情報を緩和する緩和要件が満たされる場合には基準情報を変更することを特徴とする請求項1に記載の厨房システム。
【請求項3】
前記レンジフードおよび/または前記ガスコンロを使用する使用者を認識する使用者認識部と、
前記使用者認識部が認識した使用者ごとに、少なくとも被加熱物に対して行う使用者の調理行動情報を含む情報を取得する使用状況取得手段と、
前記使用状況取得手段が取得する情報を調理情報として学習する学習部と、
をさらに備え、
前記制御部は、前記学習部が生成した学習済みモデルの出力に基づき緩和要件が満たされるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の厨房システム。
【請求項4】
前記制御部は、緩和要件が満たされた場合であっても、前記使用状況取得手段が取得する情報が緩和禁止条件に該当する場合は緩和要件が満たされていないものとして火力を設定することを特徴とする請求項3に記載の厨房システム。
【請求項5】
前記制御部は、操作部で指示された火力と基準情報に従った火力を比較しない非比較モードを有することを特徴とする請求項1に記載の厨房システム。
【請求項6】
使用者に報知する報知部をさらに備え、
前記報知部は、前記制御部が非比較モードに設定された場合注意喚起のための報知を行うことを特徴とする請求項5に記載の厨房システム。
【請求項7】
前記レンジフードおよび/または前記ガスコンロを使用する使用者を認識する使用者認識部と、
前記使用者認識部が認識した使用者ごとに、少なくとも被加熱物に対して行う使用者の調理行動情報を含む情報を取得する使用状況取得手段と、
前記使用状況取得手段が取得する情報を調理情報として学習する学習部と、
をさらに備え、
前記制御部は、前記学習部が生成した学習済みモデルの出力に基づき使用をしている使用者が基準情報を緩和する緩和要件が満たされると認められた場合は、非比較モードに設定することを特徴とする請求項5に記載の厨房システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
レンジフードとガスコンロを備える厨房システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ガスコンロに載せられた鍋等の周囲に炎が溢れ出ないように火力を調節する技術が知られている。たとえば、特許文献1は、被加熱物の周囲に炎が溢れ出ないように火力を自動的に調節できるようにしたガスコンロにおける火力調節装置を開示する。この火力調節装置は、ガスコンロを俯瞰するように配置した、ガスコンロに設けたバーナを中心とする所定範囲の温度分布を測定する赤外線イメージセンサを備える。赤外線イメージセンサにより測定されるバーナ上の被加熱物とその周囲との温度差に基づいて、被加熱物の周囲にバーナの炎が溢れ出たか否かを判別し、炎が溢れ出たと判別されたときは、バーナの火力を弱める。また、赤外線イメージセンサにより測定されるバーナ上の被加熱物とその周囲との温度差に基づいて、被加熱物の大きさを判別し、判別した被加熱物の大きさに応じてバーナの火力を調節して、被加熱物の周囲に炎が溢れ出ないようにする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-14342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術は、バーナが点火された後に鍋径を判断するため、点火直後は炎溢れが生じる場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、かかる事情を鑑みて考案されたものであり、点火直後においても炎溢れを生じさせないとともに使用者にとって使い勝手のよい、安全性と利便性を備えた厨房システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、レンジフードと、使用者からの火力の入力を受け付ける操作部を有するガスコンロと、制御部を備える厨房システムであって、レンジフードは、ガスコンロに載置された被加熱物の大きさを検出する検出手段を有し、制御部は、検出手段が検出した被加熱物の大きさに基づき、予め被加熱物の大きさと火力を対応付けた基準情報に従って火力を設定し、ガスコンロは、操作部で指示された火力が基準情報に従って設定された火力を上回る場合、制御部が基準情報に従って設定した火力で点火する厨房システムが提供される。
これによれば、検出した被加熱物の大きさに基づき基準情報に従った炎溢れしない火力を設定した後に点火することで、点火直後においても炎溢れを生じさせない安全な厨房システムを提供することができる。
【0007】
さらに、制御部は、基準情報を緩和する緩和要件が満たされる場合には基準情報を変更することを特徴としてもよい。
これによれば、緩和要件が満たされる場合には基準情報を変更することで、安全性と利便性が両立した炎溢れを生じさせない火力を制御することができる。
【0008】
さらに、レンジフードおよび/またはガスコンロを使用する使用者を認識する使用者認識部と、使用者認識部が認識した使用者ごとに、少なくとも被加熱物に対して行う使用者の調理行動情報を含む情報を取得する使用状況取得手段と、使用状況取得手段が取得する情報を調理情報として学習する学習部と、をさらに備え、制御部は、学習部が生成した学習済みモデルの出力に基づき緩和要件が満たされるか否かを判定することを特徴としてもよい。
これによれば、使用者ごとの少なくとも被加熱物に対して行う使用者の調理行動情報を含む情報を学習した学習済みモデルに基づき緩和要件が満たされるか否かを判定することで、使用者の熟練度や調理内容等の調理情報が考慮されて基準情報が変化するため、使用者や調理情報に拘らず一律に火力が制限されることがない、安全性と利便性が両立した炎溢れを生じさせない火力を制御することができる。
【0009】
さらに、制御部は、緩和要件が満たされた場合であっても、使用状況取得手段が取得する情報が緩和禁止条件に該当する場合は緩和要件が満たされていないものとして火力を設定することを特徴としてもよい。
これによれば、緩和要件が満たされた場合であっても、被加熱物に対して行う使用者の調理行動情報を含む情報が緩和禁止条件に該当する場合は緩和要件が満たされていないものとして火力を設定することで、安全性の高い厨房システムが提供できる。
【0010】
さらに、制御部は、操作部で指示された火力と基準情報に従った火力を比較しない非比較モードを有することを特徴としてもよい。
これによれば、操作部で指示された火力と基準情報に従った火力を比較しない非比較モードを有することで、非比較モードでは使用者が指示する火力で点火することができるため、利便性の良い厨房システムを提供できる。
(【0011】以降は省略されています)
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