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公開番号2025021924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126038
出願日2023-08-02
発明の名称空気処理装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類F24F 11/38 20180101AFI20250206BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】機能上不必要な構成要素を有することなくメンテナンスの時期をユーザに周知することに寄与することができる空気処理装置を得ること。
【解決手段】空気処理装置51は、機内に水を供給する動作又は水を発生させる動作の実施の有無を切り替えることができる給水手段5と、供給された水又は発生した水を保持するドレンパン18と、ドレンパン18の内部の水位を検出するための水位検知手段4と、機外に水を排出する動作の実施の有無を切り替えることができる排水手段6と、メモリとタイマ機能とを含み、給水手段5及び排水手段6の動作の実施の有無と水位検知手段4により検出された水位とをもとに、給水検査時間及び排水検査時間を計測する制御部1とを有する。制御部1は、計測した給水検査時間とあらかじめ設定された保水量とをもとに給水能力を推定し、推定した給水能力と計測した排水検査時間とをもとに排水能力を推定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
機内に水を供給する動作又は水を発生させる動作の実施の有無を切り替えることができる給水手段と、
供給された水又は発生した水を保持するドレンパンと、
前記ドレンパンの内部の水位を検出するための水位検知手段と、
機外に水を排出する動作の実施の有無を切り替えることができる排水手段と、
メモリとタイマ機能とを有し、前記給水手段及び前記排水手段の動作の実施の有無と前記水位検知手段により検出された水位とをもとに、給水検査時間及び排水検査時間を計測する制御部とを備え、
前記制御部は、計測した前記給水検査時間とあらかじめ設定された保水量とをもとに給水能力を推定し、推定した前記給水能力と計測した前記排水検査時間とをもとに排水能力を推定する
ことを特徴とする空気処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記制御部は、推定した前記給水能力と推定した前記排水能力とのうちの一方又は双方を利用し、前記給水手段又は前記排水手段のメンテナンスの要否と、運転状態が正常か否かとの一方又は双方を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の空気処理装置。
【請求項3】
機内に水を供給する動作又は水を発生させる動作の実施の有無を切り替えることができる給水手段と、
供給された水又は発生した水を保持するドレンパンと、
前記ドレンパンの内部の水位を検出するための水位検知手段と、
機外に水を排出する動作の実施の有無を切り替えることができる排水手段と、
メモリとタイマ機能とを有し、前記給水手段及び前記排水手段の動作の実施の有無と前記水位検知手段により検出された水位とをもとに、給水検査時間及び排水検査時間を計測する制御部とを備え、
前記制御部は、計測した前記給水検査時間及び前記排水検査時間と、あらかじめ設定された保水量とをもとに排水能力を推定する
ことを特徴とする空気処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、推定した前記排水能力を利用し、前記給水手段又は前記排水手段のメンテナンスの要否と、運転状態が正常か否かとの一方又は双方を判断する
ことを特徴とする請求項3に記載の空気処理装置。
【請求項5】
機内に水を供給する動作又は水を発生させる動作の実施の有無を切り替えることができる給水手段と、
供給された水又は発生した水を保持するドレンパンと、
前記ドレンパンの内部の水位を検出するための第一の水位検知手段と、
前記ドレンパンの内部の水位を検出するための第二の水位検知手段と、
機外に水を排出する動作の実施の有無を切り替えることができる排水手段と、
メモリとタイマ機能とを有する制御部とを備え、
前記第一の水位検知手段は、前記第二の水位検知手段より低位の水位を検知可能に配置されており、
前記制御部は、前記第一の水位検知手段及び前記第二の水位検知手段の各々が反応するまでの時間を計測し、前記給水手段及び前記排水手段の動作の実施の有無と、前記第一の水位検知手段及び前記第二の水位検知手段の各々により検出された水位とをもとに、給水検査時間及び排水検査時間を計測し、前記給水検査時間と前記排水検査時間との比を計算することで、給水能力と排水能力との比を推定する
ことを特徴とする空気処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、推定した前記比を利用し、前記給水手段又は前記排水手段のメンテナンスの要否と、運転状態が正常か否かとの一方又は双方を判断する
ことを特徴とする請求項5に記載の空気処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、取得又は判断された部品の状態に関わる情報を、出力機器情報として外部に報知又は信号として出力する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、あらかじめ設定されたメンテナンス要否の情報又は正常運転範囲の情報をもとに、前記給水手段又は前記排水手段のメンテナンスの要否と、運転状態が正常か否かとの一方又は双方を判断する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項9】
前記給水手段又は前記排水手段の検査を定期的に実施する指示が設定された場合、前記制御部は、前記給水手段又は前記排水手段の経時的な状態を記憶し、前記メンテナンス要否の情報又は前記正常運転範囲の情報をもとに、メンテナンスが必要となる時期の目安を出力機器情報として外部に報知又は信号として出力する
ことを特徴とする請求項8に記載の空気処理装置。
【請求項10】
前記空気処理装置は、換気装置である
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の空気処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排水機能を有する空気処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空気調和装置及び加湿装置を有する換気機器等の空気処理装置では、稼働に伴い部品が徐々に汚れ、経年劣化に伴い排水装置の排水能力が低下するため、一般的に一定の稼働期間が経過する毎に清掃及び部品の交換というメンテナンスを行うことが良いとされる。メンテナンスを定期的に実施することにより、空気処理装置は保全される。メンテナンスの実施を促すために、時間の経過に伴いメンテナンスの必要性をユーザに周知する機器がある。
【0003】
排水機能を有する空気処理装置においては、機内のドレン水を機外へ排水させるドレンポンプのような部品の排水能力の低下は、機外への水漏れという不具合に直結する。しかし、流量計を搭載して機器の排水能力を検査することは現実的ではなく、水位センサ等が発する異常の通知が部品を交換するタイミングに利用されることが多い。
【0004】
保守及び点検はユーザに一任されており、費用をできるだけ抑制するために必要最低限のメンテナンスをしたいという考えからメンテナンスはなかなか実施されない。市場の実態としては不具合が発生するまでメンテナンスが実施されない場合もあるため、メンテナンスの要否及びメンテナンスの適切なタイミングを判断することができる空気処理装置が求められている。
【0005】
例えば特許文献1が開示しているように、ケーシングの内部のドレンパンを撮像する撮像部を有し、撮像によって得られた画像データと運転データ及び環境データ等とをもとにドレンパンの汚れに関するメンテナンスの時期を推定するシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6944962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1が開示している技術は、撮像部を必要とし、かつドレンポンプの回転速度及び稼働時間の情報を用いてメンテナンスの時期を推定するので、メンテナンスの時期についてより正確な情報を取得することができる。しかしながら、特許文献1が開示している技術では、空気処理装置は機能上不必要な撮像部等の部品を必要とする。
【0008】
また、特許文献1が開示している技術は、環境データ及び機械学習等を利用しており、正確なデータのインプット及び過去のデータの蓄積がメンテナンスの時期を推定する精度に影響する。そのため、特許文献1が開示している技術には、撮像部によってドレンパンを監視することができるという利点があるもの、推定された情報の確度については課題があると考えられる。
【0009】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、機能上不必要な構成要素を有することなくメンテナンスの時期をユーザに周知することに寄与することができる空気処理装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る空気処理装置は、機内に水を供給する動作又は水を発生させる動作の実施の有無を切り替えることができる給水手段と、供給された水又は発生した水を保持するドレンパンと、ドレンパンの内部の水位を検出するための水位検知手段と、機外に水を排出する動作の実施の有無を切り替えることができる排水手段と、メモリとタイマ機能とを含み、給水手段及び排水手段の動作の実施の有無と水位検知手段により検出された水位とをもとに、給水検査時間及び排水検査時間を計測する制御部とを有する。制御部は、計測した給水検査時間とあらかじめ設定された保水量とをもとに給水能力を推定し、推定した給水能力と計測した排水検査時間とをもとに排水能力を推定する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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