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公開番号2025066554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176241
出願日2023-10-11
発明の名称半導体装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H01L 25/00 20060101AFI20250416BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ボイドを精度よく検出することができる半導体装置を得ることを目的とする。
【解決手段】本開示に係る半導体装置は、第1面と第2面とを有する実装基板と、第3面と第4面とを有し、前記第3面が前記実装基板の前記第2面と対向するように、前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体基板と、第1電極が前記実装基板の前記第2面に設けられ、第2電極が前記実装基板の前記第2面または前記半導体基板の前記第3面に設けられたキャパシタと、前記キャパシタの前記第1電極から延びる導電性の第1ピラーと、前記キャパシタの前記第2電極から延びる導電性の第2ピラーと、前記実装基板の前記第2面と前記半導体基板の前記第3面との間を充填するモールドと、を備える。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する実装基板と、
第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有し、前記第3面が前記実装基板の前記第2面と対向するように、前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体基板と、
正極と負極の一方である第1電極が前記実装基板の前記第2面に設けられ、前記正極と前記負極の他方である第2電極が前記実装基板の前記第2面または前記半導体基板の前記第3面に設けられたキャパシタと、
前記キャパシタの前記第1電極から、前記半導体基板に向かって延びる導電性の第1ピラーと、
前記キャパシタの前記第2電極から、前記実装基板と前記半導体基板のうち前記第2電極と対向する側に向かって延びる導電性の第2ピラーと、
前記実装基板の前記第2面と前記半導体基板の前記第3面との間を充填するモールドと、
を備えることを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記キャパシタの前記第2電極は、前記実装基板の前記第2面に設けられ、
前記第2ピラーは、前記半導体基板に向かって延び、
前記実装基板の前記第2面のうち前記キャパシタの前記第1電極または前記第2電極の直下には、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記凹部の底面に形成され、前記キャパシタと並列に接続されたインダクタを備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記キャパシタの前記第2電極は、前記半導体基板の前記第3面に設けられ、
前記第2ピラーは、前記実装基板に向かって延び、
前記第1ピラーと前記第2ピラーは対向することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記実装基板の前記第2面のうち前記キャパシタの前記第1電極の直下には、凹部が形成され、
前記凹部の底面に形成され、前記キャパシタと並列に接続されたインダクタを備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記キャパシタの前記第2電極は、前記半導体基板の前記第3面に設けられ、
前記第2ピラーは、前記実装基板に向かって延び、
前記キャパシタの前記第1電極と前記第2電極を繋ぐ導電性の第3ピラーと、
前記キャパシタの前記第1電極と前記第2電極を繋ぐ導電性の第4ピラーと、
をさらに備え、
前記第3ピラーと前記第4ピラーは、前記第1ピラーと前記第2ピラーの両側に設けられ、インダクタを形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第3ピラーと前記第4ピラーは、接地用端子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記キャパシタの前記第1電極は、前記実装基板の前記第1面に設けられた第1端子と電気的に接続され、
前記キャパシタの前記第2電極は、前記実装基板の前記第1面に設けられた第2端子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1ピラーは、前記第1電極の上に設けられた橋脚メタルと、前記橋脚メタルの上に設けられたピラー部と、を有することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の半導体装置。
【請求項10】
第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する実装基板と、
第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有し、前記第3面が前記実装基板の前記第2面と対向するように、前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体基板と、
前記実装基板の前記第2面に設けられた第1パターンと、
前記実装基板の前記第2面に設けられた第2パターンと、
前記第1パターンと前記第2パターンの間に形成されたインダクタまたはキャパシタと、
前記実装基板の前記第2面と前記半導体基板の前記第3面との間を充填するモールドと、
を備え、
前記インダクタまたは前記キャパシタは、少なくとも一部が、前記実装基板の前記第2面と垂直な方向で、前記実装基板の前記第2面と前記半導体基板の前記第3面の中間の高さに設けられることを特徴とする半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、実装評価用チップと実装評価用基板との間隙に形成されるアンダーフィルの誘電率を測定することができる実装評価装置が開示されている。この実装評価装置は、実装評価用チップの下面に配設され、キャパシタンスを測定するための対をなす電極パターンで形成される測定用容量部を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-205178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マイクロ波帯またはミリ波帯のMMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)を、裏面側に複数の電極を有する実装基板等にフリップチップ実装した半導体装置がある。MMICと実装基板間の距離は、例えば50~100μm程度である。このような構造において、MMICと実装基板間の狭い領域の一部にモールドを充填できず、局所的にボイドが発生する場合がある。ボイドは、例えば、工程削減およびコスト低減の観点からアンダーフィル工程を用いずにモールド封止するフローを採用したケースにおいて、発生し易い。一般に、モールドの充填条件等は事前に最適化され、ボイドが発生しない条件に設定される。しかし、大量の製品を繰り返し生産する中で、材料または装置のばらつき、突発的な要因等によって、ボイドが発生する可能性がある。
【0005】
特許文献1の実装評価装置では、キャパシタンスの変化量を検証することで、アンダーフィルのボイドを検出している。しかし、キャパシタはモールドに覆われているにも関わらず、MMICと実装基板の間にボイドが発生するような場合には、ボイドを検出することは難しい。
【0006】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、ボイドを精度よく検出することができる半導体装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の開示に係る半導体装置は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する実装基板と、第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有し、前記第3面が前記実装基板の前記第2面と対向するように、前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体基板と、正極と負極の一方である第1電極が前記実装基板の前記第2面に設けられ、前記正極と前記負極の他方である第2電極が前記実装基板の前記第2面または前記半導体基板の前記第3面に設けられたキャパシタと、前記キャパシタの前記第1電極から、前記半導体基板に向かって延びる導電性の第1ピラーと、前記キャパシタの前記第2電極から、前記実装基板と前記半導体基板のうち前記第2電極と対向する側に向かって延びる導電性の第2ピラーと、前記実装基板の前記第2面と前記半導体基板の前記第3面との間を充填するモールドと、を備える。
【0008】
第2の開示に係る半導体装置では、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する実装基板と、第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有し、前記第3面が前記実装基板の前記第2面と対向するように、前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体基板と、前記実装基板の前記第2面に設けられた第1パターンと、前記実装基板の前記第2面に設けられた第2パターンと、前記第1パターンと前記第2パターンの間に形成されたインダクタまたはキャパシタと、前記実装基板の前記第2面と前記半導体基板の前記第3面との間を充填するモールドと、を備え、前記インダクタまたは前記キャパシタは、少なくとも一部が、前記実装基板の前記第2面と垂直な方向で、前記実装基板の前記第2面と前記半導体基板の前記第3面の中間の高さに設けられる。
【0009】
第3の開示に係る半導体装置では、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する実装基板と、第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有し、前記第3面が前記実装基板の前記第2面と対向するように、前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体基板と、前記実装基板の前記第2面に形成されたキャパシタまたはインダクタと、前記実装基板の前記第2面と前記半導体基板の前記第3面との間を充填するモールドと、を備え、前記実装基板の前記第2面のうち前記キャパシタまたは前記インダクタの直下には、凹部が形成されている。
【発明の効果】
【0010】
第1の開示に係る半導体装置では、第1ピラーおよび第2ピラーが設けられる。このため、実装基板の表面はモールドに覆われているにも関わらずボイドが発生している状態においても、ボイドを検出することができる。従って、ボイドを精度よく検出することができる。
第2の開示に係る半導体装置では、インダクタまたはキャパシタは、少なくとも一部が、実装基板の第2面と半導体基板の第3面の中間の高さに設けられる。このため、実装基板の表面はモールドに覆われているにも関わらずボイドが発生している状態においても、ボイドを検出することができる。従って、ボイドを精度よく検出することができる。
第3の開示に係る半導体装置では、実装基板に凹部が形成されている。このため、実装基板の表面はモールドに覆われているにも関わらずボイドが発生している状態を、発生し難くすることができる。従って、ボイドを精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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