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公開番号2025073155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183674
出願日2023-10-26
発明の名称照明器具
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F21V 23/00 20150101AFI20250502BHJP(照明)
要約【課題】配線作業の作業性を向上することが可能な照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具は、光源と、光源が取り付けられる板状の光源取付面部を有するフレームと、絶縁板と、一端部が光源に接続され、光源に電源を供給する電線と、を有し、絶縁板は、光源とフレームの光源取付面部との間に挟まれて固定された絶縁固定部と、絶縁固定部の周縁から光源側に立ち上がるように延びて形成され、電線の他端部を通す内部通線口が板厚方向に貫通して形成された電線保持部と、を備え、電線は、内部通線口に通されて保持され、フレームの光源取付面部に形成された外部通線口から外部に引き出されているものである。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項１】
光源と、
前記光源が取り付けられる板状の光源取付面部を有するフレームと、
絶縁板と、
一端部が前記光源に接続され、前記光源に電源を供給する電線と、を有し、
前記絶縁板は、
前記光源と前記フレームの前記光源取付面部との間に挟まれて固定された絶縁固定部と、
前記絶縁固定部の周縁から前記光源側に立ち上がるように延びて形成され、前記電線の他端部を通す内部通線口が板厚方向に貫通して形成された電線保持部と、を備え、
前記電線は、前記内部通線口に通されて保持され、前記フレームの前記光源取付面部に形成された外部通線口から外部に引き出されている照明器具。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記光源は、長尺状であり、前記電線の前記一端部が接続されるコネクタを前記光源の長手方向の一端部に有し、
前記絶縁板の前記電線保持部は、前記光源の前記長手方向の一端部側の外縁よりも外側の位置で前記絶縁固定部から垂直に延びて形成されている請求項１記載の照明器具。
【請求項３】
前記コネクタと前記内部通線口とは、前記長手方向に見て、前記光源の短手方向及び前記短手方向に直交する高さ方向の少なくとも一方において、少なくとも一部が重なる位置関係に配置されている請求項２記載の照明器具。
【請求項４】
前記光源取付面部は、前記光源の前記長手方向に長尺状であり、
前記光源取付面部の長手方向において、前記コネクタを有する前記光源における前記一端部と同一側の一端部に前記外部通線口を有する請求項２又は請求項３記載の照明器具。
【請求項５】
前記内部通線口は、前記電線を保持する保持孔と、前記保持孔から前記電線保持部の縁まで延びて形成され、前記電線が通されるスリットと、を有する請求項１～請求項３のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項６】
前記内部通線口は前記電線保持部に２つ形成されており、
前記電線保持部は、２つの前記電線保持部の一方に通された前記電線が、２つの電線保持部の他方に前記一方とは逆方向に通されて前記電線を保持している請求項１～請求項３のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項７】
前記光源取付面部は、前記光源取付面部において前記光源が取り付けられた領域以外の部分から突出した突出部を有し、
前記絶縁板の前記絶縁固定部には、前記絶縁固定部が前記光源と前記光源取付面部との間に挟まれた状態で前記突出部との干渉を避ける貫通孔が形成されている請求項１～請求項３のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項８】
前記突出部は、前記光源の長辺部に接触して前記光源の前記光源取付面部における面方向の移動を規制する光源移動規制部である請求項７記載の照明器具。
【請求項９】
前記絶縁板は、透明の材料で構成されている請求項１～請求項３のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項１０】
前記絶縁板は、光を反射する反射機能を有する請求項１～請求項３のいずれか一項に記載の照明器具。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、照明器具に関し、更に詳しくは電線の保持構造に関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、長尺状の光源と、光源を支持する長尺状の本体と、光源に電源を供給する電線と、を備えた照明装置がある（例えば、特許文献１参照）。特許文献１の照明装置は、本体が、ベース部と、取付部材と、を有し、光源が取り付けられた取付部材をベース部に固定することで全体が一体化されている。そして、特許文献１の照明装置は、ベース部と取付部材とにおいて互いに対向する壁部を有し、壁部同士の隙間によって電線を通される空間が長手方向に延びて形成されている。特許文献１の照明装置は、電線の一端部が、光源に設けられたコネクタに接続されている。電線は、壁部同士の隙間によって形成された空間に電線の他端部が通されて保持され、本体の壁部に形成された貫通孔を介して外部に引き出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１６４３１７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の照明装置は、壁部同士の間に形成された空間に電線を通すことで電線を保持している。この空間は、長手方向に延びて形成されている。このため、特許文献１の照明装置では、長手方向に延びる配線空間内に、配線空間が延びる方向に沿って電線を押し込みながら配置しなければならず、配線作業の低下を招いていた。
【０００５】
本開示は、上記のような課題を解決するためのもので、配線作業の作業性を向上することが可能な照明器具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る照明器具は、光源と、光源が取り付けられる板状の光源取付面部を有するフレームと、絶縁板と、一端部が光源に接続され、光源に電源を供給する電線と、を有し、絶縁板は、光源とフレームの光源取付面部との間に挟まれて固定された絶縁固定部と、絶縁固定部の周縁から光源側に立ち上がるように延びて形成され、電線の他端部を通す内部通線口が板厚方向に貫通して形成された電線保持部と、を備え、電線は、内部通線口に通されて保持され、フレームの光源取付面部に形成された外部通線口から外部に引き出されているものである。
【発明の効果】
【０００７】
本開示に係る照明器具は、絶縁板が電線を通す内部通線口を有し、電線が内部通線口に通されることで、電線が保持される。照明器具は、電線が内部通線口に通されるだけで保持されるため、配線作業の作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る照明器具と照明器具が取り付けられるシステム天井とを示す分解斜視図である。
実施の形態１に係る照明器具をシステム天井に取り付けた状態を上面側から見た斜視図である。
実施の形態１に係る照明器具の分解斜視図である。
実施の形態１に係る光源ユニットの分解斜視図である。
実施の形態１に係る照明器具の光源ユニットからカバーを取り外した状態を下方側から見た図である。
図５の点線で囲った部分の拡大図である。
実施の形態１に係る光源ユニットの拡大部分断面図である。
実施の形態１に係る光源ユニットの絶縁板の拡大斜視図である。
実施の形態１に係る光源ユニットの絶縁板の内部通線口の変形例を示す図である。
実施の形態１に係る光源ユニットの配線ブッシュをＺ１側から見た拡大斜視図である。
実施の形態１に係る光源ユニットの配線ブッシュをＺ２側から見た拡大斜視図である。
実施の形態１に係る光源ユニットのフレームに絶縁板が載置された状態を示す図である。
実施の形態１に係る光源ユニットのフレームに光源が載置された状態を示す図である。
図１３の状態の組立物にカバー保持具が固定された状態を示す図である。
図１４の状態の組立物に電線を接続した状態を示す図である。
図１５の状態の組立物にカバーを取り付ける状態を示す図である。
図１６の状態の組立物にカバーが取り付けられて光源ユニットの組み立てが完了した状態を示す図である。
図１７の光源ユニットを器具本体に取り付ける状態を示した図である。
図１７の光源ユニットの器具本体への取り付けが完了した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示に係る照明器具１の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本開示が限定されるものではない。また、図１を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本開示を限定するものではない。方向を表す用語としては、例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」又は「後」等が挙げられる。
【００１０】
実施の形態１．
図１は、実施の形態１に係る照明器具１と照明器具１が取り付けられるシステム天井９とを示す分解斜視図である。図２は、実施の形態１に係る照明器具１をシステム天井９に取り付けた状態を上面側から見た斜視図である。図３は、実施の形態１に係る照明器具１の分解斜視図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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