TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025032756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138218
出願日
2023-08-28
発明の名称
故障兆候の検出方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
G01M
99/00 20110101AFI20250305BHJP(測定;試験)
要約
【課題】従来では検出できない異常の兆候を捉えられる故障兆候の検出方法を提供すること。
【解決手段】故障兆候の検出方法は、所定の時間毎にサーボモーターの電流値を測定し(S201)、電流値の一次階差を演算し(S205)、前記一次階差から二次階差の絶対値を演算し(S206)、前記1サイクルの間における二次階差の総和を積算し(S210)、前記サーボモーターの制御の1サイクルの間に前記電流が増加から減少に変化する回数及び前記電流が減少から増加に変化する回数の合計をカウントし(S212)、変化する回数の合計を所定の上限閾値と比較すること、及び積算した二次階差の総和を所定の上限閾値と比較することにより、設備故障の兆候を判断する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の時間毎にサーボモーターの電流値を測定し、
電流値の一次階差を演算し、
前記一次階差から二次階差の絶対値を演算し、
前記1サイクルの間における二次階差の総和を積算し、
前記サーボモーターの制御の1サイクルの間に前記電流が増加から減少に変化する回数及び前記電流が減少から増加に変化する回数の合計をカウントし、
変化する回数の合計を所定の上限閾値と比較すること、及び積算した二次階差の総和を所定の上限閾値と比較することにより、設備故障の兆候を判断する故障兆候の検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は故障兆候の検出方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
製造設備において産業用ロボットの減速機やサーボモーターのトルク伝達をするボールねじは、破損により設備停止が発生し、生産活動に支障をきたす。特許文献1には、減速機異常診断方法及び減速機異常診断装置が記載されている。このような予期しない破損を避けるためには、駆動系故障の兆候を捉えることで故障の発生前に部品交換をする必要がある。また、高価な部品で複雑な構造をしているので、頻繁に交換することは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-032477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、故障兆候を捉えて設備停止に至る直前での適切な時期における交換が求められる。数日前の兆候では部品交換が間に合わない為、数十日前に故障兆候を見つける必要があるが、明確な予兆を捉える手法が確立していない。
【0005】
本開示は、定量的な判断基準を導入することで、異常の診断を正確に行うことができる故障兆候の検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態の故障兆候の検出方法は、所定の時間毎にサーボモーターの電流値を測定し、前記サーボモーターの制御の1サイクルの間に前記電流が増加から減少に変化する回数及び前記電流が減少から増加に変化する回数の合計をカウントし、電流値の一次階差を演算し、前記一次階差から二次階差の絶対値を演算し、前記1サイクルの間における二次階差の総和を積算し、変化する回数の合計を所定の上限閾値と比較すること、及び積算した二次階差の総和を所定の上限閾値と比較することにより、設備故障の兆候を判断するようにした。
【発明の効果】
【0007】
一実施形態の故障兆候の検出方法によれば、従来では検出できない異常の兆候を捉えられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかる故障兆候の検出方法で用いられる装置の一例を示すブロック図である。
実施の形態1にかかる故障兆候の検出方法の一例を示すフローチャートである。
モーター電流値の変化を示すグラフである。
モーター電流値の第2階差の絶対値の総和を示すグラフである。
モーター電流値の一次階差の増減回数を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかる故障兆候の検出方法で用いられる装置の一例を示すブロック図である。図1において、装置100は、コントローラ101と、サーボアンプ102と、サーボモーター103と、電流計104と、トリガー信号入力部105と、アナログ電流入力部106と、汎用PLC107と、判定装置108と、表示器109を備える。
【0010】
コントローラ101は、サーボアンプ102を介してサーボモーター103を制御する回路である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
粒子分析装置
16日前
株式会社イシダ
計量装置
10日前
個人
アクセサリー型テスター
17日前
個人
準結晶の解析方法
2日前
日本精機株式会社
アセンブリ
2日前
株式会社豊田自動織機
自動走行体
1日前
エイブリック株式会社
電流検出回路
1か月前
栄進化学株式会社
浸透探傷用濃縮液
23日前
株式会社ミツトヨ
画像測定機
18日前
東レ株式会社
シート状物の検査方法
1か月前
株式会社テイエルブイ
振動検出装置
16日前
ダイハツ工業株式会社
試料セル
16日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
10日前
株式会社チノー
放射光測温装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
1か月前
株式会社 キョーワ
食品搬送装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
2日前
GEE株式会社
光学特性測定装置
1日前
大和製衡株式会社
計量装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
17日前
大成建設株式会社
画像表示システム
26日前
理研計器株式会社
ガス検出器
18日前
理研計器株式会社
ガス検出器
18日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
1か月前
理研計器株式会社
ガス検出器
18日前
富士電機株式会社
エンコーダ
1か月前
理研計器株式会社
ガス検出器
18日前
理研計器株式会社
ガス検出器
18日前
株式会社熊谷組
計測システム
23日前
東ソー株式会社
簡易型液体クロマトグラフ
12日前
株式会社TISM
センサ部材
1日前
大和製衡株式会社
表示システム
8日前
リバークル株式会社
荷重移動試験装置
10日前
株式会社 システムスクエア
検査装置
24日前
株式会社小糸製作所
物体検知システム
2日前
続きを見る
他の特許を見る