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公開番号2025025208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129781
出願日2023-08-09
発明の名称レーダ取付構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G01S 7/03 20060101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両前部の側方レーダが雪によって性能に影響が出ることを抑制できる、レーダ取付構造の提供。
【解決手段】プロテクタ40が、ベース部41からレーダ前面31の上方位置を通って外装部品103に向って延びて設けられる上庇部42と、ベース部41からレーダ前面31の下方位置を通って外装部品103に向って延びて設けられる下庇部43と、を有する。その為、車両走行中に車両前方の通気口104からフロントコンパートメント102内に入った雪がフロントコンパートメント102内の上部で対流する上部対流部106と下部で対流する下部対流部107の中心付近の高さにレーダが位置する場合であっても、上下から雪がレーダ30に向って流れ込むことを抑制できる。その為、雪によってレーダ30の性能に影響が出ることを抑制できる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体または該車体に取付けられる部材からなる車体側部材と、
車両の外装部品の車両内側に配置されており、前記外装部品に向けられるレーダ前面を備え前記車体側部材に取付けられるレーダと、
前記レーダに取付けられるプロテクタと、
を有し、
前記プロテクタは、前記レーダに係合する爪部を備えるベース部と、該ベース部から前記レーダ前面の上方位置を通って前記外装部品に向って延びて設けられる上庇部と、前記ベース部から前記レーダ前面の下方位置を通って前記外装部品に向って延びて設けられる下庇部と、を有しており、
前記上庇部は、前記レーダの正面視で左右にいくにつれて下方に傾斜しており、延び方向先端部に上方に折れ曲がって延びるフランジを有する、レーダ取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるレーダの取付構造に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の周囲の状況を検知する為に車両の前部と後部の両サイド部に装着される側方レーダがある。そのうち、車両の後部に装着される側方レーダには、タイヤからの巻き上げによって雪(雨水を含む。以下同じ。)がレーダを覆ってレーダの性能に影響を及ぼさないようにする為、レーダを下方から覆うプロテクタ(カバー)が設けられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、車両の前部に装着される側方レーダには、タイヤからの巻き上げによる影響が無い為、プロテクタ(カバー)は設けられていない。また、側方レーダは、バンパなどの車両の外装部品に覆われており、例えば車両の前部に装着される場合、ランプ部から延出されるパネルやランプ部にブラケットを介して取付けられる場合がある(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
車両前部の側方レーダ(FSR:Front Side Radar)がランプ部にブラケットを介して取付けられる場合、レーダはフロントコンパートメント内の上下方向中間部に配置される為、車両によっては、車両走行中に車両前方の通気口からフロントコンパートメント内に入った雪がフロントコンパートメント内の上部で対流する上部対流部と下部で対流する下部対流部の中心付近の高さにレーダが位置する場合がある。その場合、レーダの正面視で、レーダの上下、左右から雪がレーダに向って流れ込み、雪の逃げ道が無い為、雪がレーダに集中するおそれがある。その結果、雪によってレーダの性能に影響が出るおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-064417号公報
特開2020-038181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、車両前部のレーダが雪によって性能に影響が出ることを抑制できる、レーダ取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車体または該車体に取付けられる部材からなる車体側部材と、
車両の外装部品の車両内側に配置されており、前記外装部品に向けられるレーダ前面を備え前記車体側部材に取付けられるレーダと、
前記レーダに取付けられるプロテクタと、
を有し、
前記プロテクタは、前記レーダに係合する爪部を備えるベース部と、該ベース部から前記レーダ前面の上方位置を通って前記外装部品に向って延びて設けられる上庇部と、前記ベース部から前記レーダ前面の下方位置を通って前記外装部品に向って延びて設けられる下庇部と、を有しており、
前記上庇部は、前記レーダの正面視で左右にいくにつれて下方に傾斜しており、延び方向先端部に上方に折れ曲がって延びるフランジを有する、レーダ取付構造。
(2) 前記レーダは、車両のフロントコンパートメント内に配置されており、車両前方から前記フロントコンパートメント内に侵入した雪が該フロントコンパートメント内の上部で対流する上部対流部より下方で、車両前方から前記フロントコンパートメント内に侵入した雪が該フロントコンパートメント内の下部で対流する下部対流部より上方の位置に配置されている、(1)記載のレーダ取付構造。
(3) 前記上庇部と前記下庇部は、いずれも、延び方向先端部が前記外装部品の車両内側面に沿った形状を有する、(1)記載のレーダ取付構造。
(4) 前記プロテクタは、さらに、前記ベース部から前記レーダの正面視における前記レーダの右方位置を通って前記外装部品に向って延びて設けられる右庇部と、前記ベース部から前記レーダの正面視における前記レーダの左方位置を通って前記外装部品に向って延びて設けられる左庇部と、を有する、(1)記載のレーダ取付構造。
【発明の効果】
【0007】
上記(1)-(4)のレーダ取付構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
プロテクタが、ベース部からレーダ前面の上方位置を通って外装部品に向って延びて設けられる上庇部と、ベース部からレーダ前面の下方位置を通って外装部品に向って延びて設けられる下庇部と、を有する為、車両走行中に車両前方の通気口からフロントコンパートメント内に入った雪がフロントコンパートメント内の上部で対流する上部対流部と下部で対流する下部対流部の中心付近の高さにレーダが位置する場合であっても、上下から雪がレーダに向って流れ込むことを抑制できる。その為、雪によってレーダの性能に影響が出ることを抑制できる。
また、上庇部が、レーダの正面視で左右にいくにつれて下方に傾斜しており、延び方向先端部に上方に向って折れ曲がって延びるフランジを有する為、上庇部に雪が積もって上庇部からレーダの前面に氷柱ができたり水が滴下することを抑制できる。
【0008】
上記(3)のレーダ取付構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
上庇部と下庇部が、いずれも、延び方向先端部が外装部品の車両内側面に沿った形状を有する為、上庇部と外装部品の間、および下庇部と外装部品の間から、雪がレーダに向って流れ込むことを効果的に抑制できる。
【0009】
上記(4)のレーダ取付構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
プロテクタが、さらに、ベース部からレーダの正面視におけるレーダの右方位置を通って外装部品に向って延びて設けられる右庇部と、ベース部からレーダの正面視におけるレーダの左方位置を通って外装部品に向って延びて設けられる左庇部と、を有する為、レーダの正面視におけるレーダの左右から雪がレーダに向って流れ込むことを抑制できる。その為、雪によってレーダの性能に影響が出ることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明実施例1のレーダ取付構造の(a)斜視図、(b)プロテクタのみの斜視図である。
本発明実施例1のレーダ取付構造が搭載される車両の部分平面図である。
図2のA-A線断面図である。
本発明実施例1のレーダ取付構造が搭載される車両の、下面視における部分断面図である。
本発明実施例1のレーダ取付構造の、(a)正面図、(b)A-A断面図、(c)B-B断面図、(d)C-C断面図、(e)D-D断面図、(f)E-E断面図である。
本発明実施例2のレーダ取付構造の(a)斜視図、(b)プロテクタのみの正面側からの斜視図、(c)プロテクタのみの裏面側からの斜視図である。
本発明実施例1のレーダ取付構造の、(a)正面図、(b)F-F断面図、(c)G-G断面図、(d)H-H断面図、(e)J-J断面図、(f)K-K断面図、(g)L-L断面図、(h)M-M断面図、(i)N-N断面図、(j)P-P断面図、(k)Q-Q断面図、(l)R-R断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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