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公開番号
2025022109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126376
出願日
2023-08-02
発明の名称
切替装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F16K
11/076 20060101AFI20250206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】熱媒体の流通経路を効率的に切り替えることが可能な切替装置を提供する。
【解決手段】切替装置は、六方弁180を備える。六方弁180は、下側ボディ183(第1弁体)と、上側ボディ181(第2弁体)と、駆動プレート182(第3弁体)とを含む。切替装置は、上側ボディ181および駆動プレート182の各々を下側ボディ183に対して相対的に回転させることによって、下側ボディ183の複数の溝部187(第1溝部)の各々の開口187a(第1開口)と、上側ボディ181の溝部181a~181e(第2溝部)と、駆動プレート182の貫通孔182a~182iとの、Z方向(軸方向)における重なり状態を切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
熱媒体が流通する熱管理回路に設けられる切替装置であって、
少なくとも1つの弁体ユニットと、
前記少なくとも1つの弁体ユニットに接続された複数の流通管と、を備え、
前記複数の流通管は、複数の第1流通管と、複数の第2流通管とを含み、
前記少なくとも1つの弁体ユニットは、
円板状の第1弁体と、
前記第1弁体に対して回転中心線を中心に相対的に回転可能に設けられるとともに、前記回転中心線が延びる軸方向において前記第1弁体の一方側に配置された円板状の第2弁体と、
前記第1弁体と前記第2弁体とにより前記軸方向に挟まれるように設けられ、前記第1弁体に対して前記回転中心線を中心に相対的に回転可能に設けられる円板状の第3弁体と、を含み、
前記第1弁体は、
前記回転中心線を中心として環状に延びる外周壁と、
前記回転中心線を中心として環状に延びるとともに前記外周壁よりも前記回転中心線側に形成された内周壁と、
前記内周壁および前記外周壁を接続するように形成された複数の区画壁とを含み、
前記第1弁体には、前記外周壁および前記内周壁の間において前記複数の区画壁によって形成されている扇形状の複数の第1溝部が設けられており、
前記複数の第1溝部の各々は、前記第2弁体側が開口している第1開口と、前記外周壁に形成されている第2開口とを有し、
前記複数の第1溝部のうちの一部の前記第2開口は、前記複数の第1流通管を通じて前記第1弁体に前記熱媒体を流入させるとともに、前記複数の第1溝部のうちの残りの一部の前記第2開口は、前記複数の第2流通管を通じて前記第1弁体から前記熱媒体を流出させ、
前記第2弁体には、前記回転中心線を中心に周状に延びるように形成されているとともに、前記第1弁体側に向けて開口している扇形状の複数の第2溝部が設けられており、
前記第3弁体には、前記軸方向に前記第3弁体を貫通するとともに、前記回転中心線を中心に周状に並んで配置される複数の貫通孔が設けられており、
前記第2弁体および前記第3弁体の各々が前記第1弁体に対して相対的に回転することによって、前記複数の第1溝部の各々の前記第1開口と、前記複数の第2溝部と、前記複数の貫通孔との、前記軸方向における重なり状態が切り替えられる、切替装置。
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【請求項2】
熱媒体が流通する熱管理回路に設けられる切替装置であって、
少なくとも1つの弁体ユニットと、
前記少なくとも1つの弁体ユニットに接続された複数の流通管と、を備え、
前記複数の流通管は、複数の第1流通管と、前記複数の第2流通管とを含み、
前記少なくとも1つの弁体ユニットは、
円板状の第1部分と円板状の第2部分とが積層されて一体的に形成されている円柱状の内周側ユニットと、
前記内周側ユニットに対して回転中心線を中心に相対的に回転可能に設けられるとともに前記内周側ユニットを外周側から取り囲むように配置される環状の外周側ユニットと、を含み、
前記内周側ユニットは、
前記回転中心線を中心として環状に延びる第1外周壁と、
前記回転中心線を中心として環状に延びるとともに前記第1外周壁よりも前記回転中心線側に形成された内周壁と、を含み、
前記内周側ユニットには、
前記第1外周壁のうち前記第1部分に対応する位置に形成された第1開口が各々に設けられる扇形状の複数の第1内周側溝部と、
前記第1外周壁のうち前記第2部分に対応する位置に形成された第2開口が各々に設けられる複数の第2内周側溝部と、が形成されており、
前記外周側ユニットは、
前記回転中心線を中心として環状に延びる第2外周壁と、
前記第2外周壁と前記第1外周壁との間において前記外周側ユニットの径方向に延びるように設けられた複数の区画壁と、を含み、
前記第2外周壁および前記第1外周壁の間には、前記複数の区画壁によって扇形状の複数の外周側溝部が形成されており、
前記複数の外周側溝部の各々は、前記第2外周壁に形成されている第3開口を有し、
前記複数の外周側溝部のうちの一部の前記第3開口は、前記複数の第1流通管を通じて前記外周側ユニットに前記熱媒体を流入させるとともに、前記複数の外周側溝部のうちの残りの一部の前記第3開口は、前記複数の第2流通管を通じて前記外周側ユニットから前記熱媒体を流出させ、
前記外周側ユニットが前記内周側ユニットに対して相対的に回転することによって、前記複数の外周側溝部と、前記第1開口および前記第2開口の各々との、前記径方向における重なり状態が切り替えられる、切替装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの弁体ユニットは、2つの弁体ユニットにより構成されている、請求項1または2に記載の切替装置。
【請求項4】
前記複数の区画壁は、6つの区画壁により構成されている、請求項1または2に記載の切替装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、切替装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2021-154767号公報(特許文献1)には、熱媒の流通経路を切り替える切替弁が設けられる熱管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-154767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、上記のように、切替弁により熱媒の流通経路が切り替えられる。熱媒(熱媒体)の流通経路を効率的に切り替えることが可能な切替装置が望まれている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、熱媒体の流通経路を効率的に切り替えることが可能な切替装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面に係る切替装置は、熱媒体が流通する熱管理回路に設けられる切替装置であって、少なくとも1つの弁体ユニットと、上記少なくとも1つの弁体ユニットに接続された複数の流通管と、を備える。複数の流通管は、複数の第1流通管と、複数の第2流通管とを含む。上記少なくとも1つの弁体ユニットは、円板状の第1弁体と、第1弁体に対して回転中心線を中心に相対的に回転可能に設けられるとともに、回転中心線が延びる軸方向において第1弁体の一方側に配置された円板状の第2弁体と、第1弁体と第2弁体とにより軸方向に挟まれるように設けられ、第1弁体に対して回転中心線を中心に相対的に回転可能に設けられる円板状の第3弁体と、を含む。第1弁体は、回転中心線を中心として環状に延びる外周壁と、回転中心線を中心として環状に延びるとともに外周壁よりも回転中心線側に形成された内周壁と、内周壁および外周壁を接続するように形成された複数の区画壁とを含む。第1弁体には、外周壁および内周壁の間において複数の区画壁によって形成されている扇形状の複数の第1溝部が設けられている。複数の第1溝部の各々は、第2弁体側が開口している第1開口と、外周壁に形成されている第2開口とを有する。複数の第1溝部のうちの一部の第2開口は、複数の第1流通管を通じて第1弁体に熱媒体を流入させるとともに、複数の第1溝部のうちの残りの一部の第2開口は、複数の第2流通管を通じて第1弁体から熱媒体を流出させる。第2弁体には、回転中心線を中心に周状に延びるように形成されているとともに、第1弁体側に向けて開口している扇形状の複数の第2溝部が設けられている。第3弁体には、軸方向に第3弁体を貫通するとともに、回転中心線を中心に周状に並んで配置される複数の貫通孔が設けられている。第2弁体および第3弁体の各々が第1弁体に対して相対的に回転することによって、複数の第1溝部の各々の第1開口と、複数の第2溝部と、複数の貫通孔との、軸方向における重なり状態が切り替えられる。
【0007】
本開示の第1の局面に係る切替装置では、上記のように、複数の第1溝部の各々の第1開口と、複数の第2溝部と、複数の貫通孔との、軸方向における重なり状態が切り替えられる。これにより、上記重なり状態を切り替えるだけで熱媒体の流通経路を容易に切り替えることができる。その結果、熱媒体の流通経路を効率的に切り替えることができる。
【0008】
本開示の第2の局面に係る切替装置は、熱媒体が流通する熱管理回路に設けられる切替装置であって、少なくとも1つの弁体ユニットと、上記少なくとも1つの弁体ユニットに接続された複数の流通管と、を備える。複数の流通管は、複数の第1流通管と、複数の第2流通管とを含む。上記少なくとも1つの弁体ユニットは、円板状の第1部分と円板状の第2部分とが積層されて一体的に形成されている円柱状の内周側ユニットと、内周側ユニットに対して回転中心線を中心に相対的に回転可能に設けられるとともに内周側ユニットを外周側から取り囲むように配置される環状の外周側ユニットと、を含む。内周側ユニットは、回転中心線を中心として環状に延びる第1外周壁と、回転中心線を中心として環状に延びるとともに第1外周壁よりも回転中心線側に形成された内周壁と、を含む。内周側ユニットには、第1外周壁のうち第1部分に対応する位置に形成された第1開口が各々に設けられる扇形状の複数の第1内周側溝部と、第1外周壁のうち第2部分に対応する位置に形成された第2開口が各々に設けられる複数の第2内周側溝部と、が形成されている。外周側ユニットは、回転中心線を中心として環状に延びる第2外周壁と、第2外周壁と第1外周壁との間において外周側ユニットの径方向に延びるように設けられた複数の区画壁と、を含む。第2外周壁および第1外周壁の間には、複数の区画壁によって扇形状の複数の外周側溝部が形成されている。複数の外周側溝部の各々は、第2外周壁に形成されている第3開口を有する。複数の外周側溝部のうちの一部の第3開口は、複数の第1流通管を通じて外周側ユニットに熱媒体を流入させるとともに、複数の外周側溝部のうちの残りの一部の第3開口は、複数の第2流通管を通じて外周側ユニットから熱媒体を流出させる。外周側ユニットを内周側ユニットに対して相対的に回転することによって、複数の外周側溝部と、第1開口および第2開口の各々との、径方向における重なり状態が切り替えられる。
【0009】
本開示の第2の局面に係る切替装置では、上記のように、複数の外周側溝部と、第1開口および第2開口の各々との、径方向における重なり状態が切り替えられる。これにより、上記重なり状態を切り替えるだけで熱媒体の流通経路を容易に切り替えることができる。その結果、熱媒体の流通経路を効率的に切り替えることができる。
【0010】
上記第1および第2の局面に係る切替装置において、好ましくは、上記少なくとも1つの弁体ユニットは、2つの弁体ユニットにより構成されている。このように構成すれば、弁体ユニットが1つだけ設けられている場合に比べて、熱媒体の流通経路をより多様に切り替えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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