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公開番号2025021150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124901
出願日2023-07-31
発明の名称ロータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 1/278 20220101AFI20250205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 磁石の耐減磁性能を確保しながら電気モータの高いトルク性能を実現する。
【解決手段】 ロータであって、ロータコアと、前記ロータコアに取り付けられた磁石を有する。前記磁石が、第1磁石と、前記第1磁石よりも低い残留磁束密度を有する第2磁石を有する。前記第1磁石の内周側表面が平面である。前記第1磁石の外周側表面が平面である。前記第2磁石の内周側表面が平面であるとともに前記第1磁石の前記外周側表面に接している。前記第2磁石の外周側表面が凸状の曲面である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロータコアと、
前記ロータコアに取り付けられた磁石、
を有し、
前記磁石が、
第1磁石と、
前記第1磁石よりも低い残留磁束密度を有する第2磁石、
を有し、
前記第1磁石の内周側表面が平面であり、
前記第1磁石の外周側表面が平面であり、
前記第2磁石の内周側表面が平面であるとともに前記第1磁石の前記外周側表面に接しており、
前記第2磁石の外周側表面が凸状の曲面である、
ロータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、ロータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
特許文献1に開示のロータは、複数の磁石を有している。各磁石の外周側表面は、凸状の曲面(より詳細には、ロータの回転軸を中心とする円筒面)である。このように磁石の外周側表面を凸状の曲面とすることで、磁石の外周側表面の面積が広くなり、電気モータのトルク性能を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-98863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
磁石の外周側表面の面積を広くすると、パーミアンス係数が低下し、磁石の反磁界が大きくなる。その結果、磁石の耐減磁性能が低くなる。本明細書では、磁石の耐減磁性能を確保しながら電気モータの高いトルク性能を実現する技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するロータは、ロータコアと、前記ロータコアに取り付けられた磁石を有する。前記磁石が、第1磁石と、前記第1磁石よりも低い残留磁束密度を有する第2磁石、を有する。前記第1磁石の内周側表面が平面である。前記第1磁石の外周側表面が平面である。前記第2磁石の内周側表面が平面であるとともに前記第1磁石の前記外周側表面に接している。前記第2磁石の外周側表面が凸状の曲面である。
【0006】
なお、本明細書において、「内周側」はロータの中心軸に近い方を意味し、「外周側」はロータの半径方向外側を意味する。
【0007】
このロータでは、磁石が第1磁石と第2磁石により構成されている。第1磁石の内周側表面と外周側表面は平面であるので、第1磁石の表面積は小さい。したがって、第1磁石のパーミアンス係数は高く、第1磁石は減磁し難い。第2磁石の外周面は凸状の曲面であるので、第2磁石の表面積は大きい。しかし、第2磁石の残留磁束密度が低いので、第2磁石は減磁し難い。したがって、第1磁石と第2磁石によって構成される磁石は、高い耐減磁性能を有する。また、第2磁石の外周側表面は凸状の曲面であるので、電気モータとして高いトルク性能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のロータの部分断面図(回転軸に対して垂直な断面を示す図)。
磁石の減磁曲線を示すグラフ。
変形例のロータの部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施形態のロータ10を示している。ロータ10は、シャフト20と、ロータコア30と、複数の磁石40を有している。なお、図1は、ロータ10のうちの1つの磁極分の範囲を示している。すなわち、図1に示す構造が周方向に繰り返し設けられている。図示していないが、ロータ10の周囲には、ステータが配置されている。ロータ10とステータによって電気モータが構成されている。シャフト20は、その中心軸AXの周りに回転可能に支持されている。ロータコア30は、筒形状を有している。ロータコア30の中心孔内にシャフト20が挿通されている。ロータコア30は、シャフト20に固定されている。磁石40は、ロータコア30に固定されている。
【0010】
磁石40は、第1磁石41と第2磁石42を有している。第1磁石41は、矩形の断面形状を有している。第1磁石41の内周側表面41aは、平面であり、ロータコア30に接している。第1磁石41の外周側表面41bは、平面である。内周側表面41aと外周側表面41bは、第1磁石41の中心位置においてロータ10の半径方向Rに対して垂直である。第2磁石42は、第1磁石41に対して外周側から接している。第2磁石42の残留磁束密度は、第1磁石41の残留磁束密度よりも低い。第2磁石42の内周側表面42aは、平面であり、第1磁石41の外周側表面41bに接している。第2磁石42の外周側表面42bは、外周側に凸となる曲面形状を有している。より詳細には、外周側表面42bは、中心軸AXを中心とする円弧に沿って伸びる円柱面である。
(【0011】以降は省略されています)

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