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公開番号2025023484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127633
出願日2023-08-04
発明の名称連結構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B62D 25/08 20060101AFI20250207BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】第1部材が冷間収縮したときに係止片が第2部材の被係止孔から抜け出ることを防止可能とする連結構造の提供。
【解決手段】第1部材としてのラジエータサポートカバー1と第2部材としてのサイドカバー2とを連結する構造であって、ラジエータサポートカバー1は、可撓性を有する樹脂で形成されており、このラジエータサポートカバー1の裏面には、係止片3が設けられており、この係止片3は、薄板形状とされており、前記裏面に対して垂直方向に突出するように設けられており、サイドカバー2の裏面には、係止片3が差し入れられる被係止孔4が設けられており、係止片3の幅方向に沿う中心線20は、当該係止片3の幅方向の中央位置と、ラジエータサポートカバー1において冷間収縮の中心10とを結ぶ仮想直線30に対して直交するように設定されている。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材と第2部材とを連結する構造であって、
前記第1部材は、可撓性を有する樹脂で形成されており、この第1部材の片面には、係止片が設けられており、この係止片は、薄板形状とされており、前記片面に対して垂直方向に突出するように設けられており、
前記第2部材の片面には、前記係止片が差し入れられる被係止孔が設けられており、
前記係止片の幅方向に沿う中心線は、当該係止片の幅方向の中央位置と、前記第1部材において冷間収縮の中心とを結ぶ仮想直線に対して直交するように設定されていることを特徴とする連結構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの部材の連結構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1の段落0021には、「フロントバンパー本体4を車体に位置決めするプレート部材5の本体部25後面における略中央部には、ロケーターピン40(位置決めピン)が略水平に車体後方側へ向けて突設されている。該ロケーターピン40は、先端側ほど縮径するテーパ状となるように、その軸心部から車体の上下左右方向に向かってそれぞれ略矩形状断面の突出部が形成され、各突出部が車体パネル11の所定部位に形成された位置決め孔41に挿入されることによって、フロントバンパー本体4の車体に対する位置決めが行われるようになっている」ということが記載されている。
【0003】
また、特許文献1の段落0024には、「ロケーターピン40の上部には、その基端と前記垂下面部46に対応する部分との間の略中央部からロケーターピン40の基端側へ向かって、基端側ほど上方に位置するように傾斜した可撓性を有する爪部50が一体形成されている。前記ロケーターピン40は、図2に示すように、フロントバンパー1が車体に対する正規の装着位置にあるときに、爪部50が完全に位置決め孔41よりも車体後方に位置する状態となり、かつ、この状態で該爪部50の先端50a(自由端部)が位置決め孔41の上縁部に近接している。」ということが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3868229号(特開2002-362265号)公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1では、位置決め孔41からロケーターピン40が位置決め孔41の貫通方向に抜け出ることを防止するためにロケーターピン40に爪部50を設けるようにしているので、プレート部材5を脱着する際に位置決め孔41からロケーターピン40を位置決め孔41の貫通方向に取り外すことが困難になることが懸念される。
【0006】
このような事情に鑑み、本発明は、第1部材が冷間収縮したときに係止片が第2部材の被係止孔から抜け出ることを防止可能とする連結構造の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、第1部材と第2部材とを連結する構造であって、前記第1部材は、可撓性を有する樹脂で形成されており、この第1部材の片面には、係止片が設けられており、この係止片は、薄板形状とされており、前記片面に対して垂直方向に突出するように設けられており、前記第2部材の片面には、前記係止片が差し入れられる被係止孔が設けられており、前記係止片の幅方向に沿う中心線は、当該係止片の幅方向の中央位置と、前記第1部材において冷間収縮の中心とを結ぶ仮想直線に対して直交するように設定されていることを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、前記第1部材が冷間収縮したときに、前記第1部材の係止片が前記第2部材の被係止孔内において前記冷間収縮の中心へ向かう引っ張り荷重を受けることになる。
【0009】
これにより、前記係止片の幅方向の一端と他端とが前記被係止孔の内周に押し付けられることになるので、前記係止片が前記被係止孔から抜け出にくくなる。
【0010】
なお、本発明は、サイドカバーにラジエータサポートカバーを取り付ける構造であって、前記ラジエータサポートカバーは、可撓性を有する樹脂で形成されており、このラジエータサポートカバーの裏面には、係止片が設けられており、この係止片は、薄板形状とされており、前記裏面に対して垂直方向に突出するように設けられており、前記サイドカバーの裏面には、前記係止片が差し入れられる被係止孔が設けられており、この被係止孔は、断面が矩形形状とされており、前記係止片は、その幅方向に沿う中心線が前記被係止孔の対角線に沿うような姿勢で前記被係止孔に差し入れられるように設定されており、前記係止片の幅方向に沿う中心線は、当該係止片の幅方向の中央位置と、前記ラジエータサポートカバーにおいて冷間収縮の中心とを結ぶ仮想直線に対して直交するように設定されていることを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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