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公開番号
2025022171
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126489
出願日
2023-08-02
発明の名称
ホイールハウス構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
B62D
25/16 20060101AFI20250206BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】アーチモールの幅を狭くして意匠デザイン上の自由度を大きくする。
【解決手段】下端部11が上に凸の円弧形状のホイールハウスアウタパネル10と、下部に円弧状部21を備え、ホイールハウスアウタパネル10の車両幅方向外側に重ね合わせて接続されて、車両200の側面を構成するサイドメンバアウタパネル20と、円弧状部21の端部領域23を車両幅方向外側から覆うアーチモール40と、を備えるホイールハウス構造100であって、アーチモール40は、端部領域23にクリップで締結されており、クリップの締結点よりも上方で下端部11と円弧状部21とを水密に接着する接着部60と、接着部60とクリップ50の締結点との間の下端部11と円弧状部21との重ね合わせ境界線に沿ってシーラが塗布されたシール部68と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
下端部が上に凸の円弧形状で、内部に車輪を収容するホイールハウスアウタパネルと、
下部に前記下端部に対応する円弧形状の円弧状部を備え、前記ホイールハウスアウタパネルの車両幅方向外側に重ね合わせて接続されて、車両の側面を構成するサイドメンバアウタパネルと、
前記サイドメンバアウタパネルの前記円弧状部の端部領域を車両幅方向外側から覆うアーチモールと、を備えるホイールハウス構造であって、
前記アーチモールは、前記端部領域にクリップで締結されており、
前記クリップの締結点よりも上方で前記下端部と前記円弧状部とを水密に接着する接着部と、
前記接着部と前記クリップの前記締結点との間の前記下端部と前記円弧状部との重ね合わせ境界線に沿ってシーラが塗布されたシール部と、を備えること、
を特徴とするホイールハウス構造。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のホイールハウス構造であって、
前記サイドメンバアウタパネルの前記端部領域には、前記クリップが締結される複数のクリップ穴が設けられ、
前記ホイールハウスアウタパネルの前記下端部の下縁領域には、下方に向かって開放した複数の切り欠きが設けられ、
前記ホイールハウスアウタパネルの前記下縁領域と前記サイドメンバアウタパネルの前記端部領域とは、前記クリップ穴の周縁に前記切り欠きが位置するように重ね合わされており、
前記シール部は、前記切り欠きと前記端部領域との境界線に沿って車両幅方向内側から前記シーラが塗布される内側塗布部を含むこと、
を特徴とするホイールハウス構造。
【請求項3】
請求項2に記載のホイールハウス構造であって、
前記ホイールハウスアウタパネルの前記下縁領域には、前記クリップが締結される複数の副クリップ穴が設けられ、
前記サイドメンバアウタパネルの前記端部領域には、下方に向かって開放した複数の副切り欠きが設けられ、
各前記副クリップ穴は各前記クリップ穴と異なる位置に配置され、前記副切り欠きは前記副クリップ穴の周縁に位置するように配置されており、
前記シール部は、前記副切り欠きと前記下縁領域との境界線に沿って車両幅方向外側から前記シーラが塗布される外側塗布部を含むこと、
を特徴とするホイールハウス構造。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のホイールハウス構造であって、
前記接着部の少なくとも一部は、前記サイドメンバアウタパネルの意匠面の裏面に配置されていること、
を特徴とするホイールハウス構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アーチモールが取り付けられるホイールハウス構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ホイールハウスを構成するホイールハウスパネルと、ホイールハウスパネルを外側から覆うサイドメンバパネルとを備えるホイールハウス構造において、サイドメンバパネルのホイールアーチを構成する部分とホイールハウスパネルとを接着剤で接着し、サイドメンバパネルのホイールアーチを構成する部分の端部とホイールハウスパネルの端部とにシーラを塗布する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-193585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、サイドメンバパネルのホイールアーチを構成する部分の外側に半円環状のアーチモールを取り付ける車両が用いられている。アーチモールは、サイドメンバパネルとホイールハウスパネルとの接着部と、サイドメンバパネルとホイールハウスパネルの端部のシーラ塗布部を覆うように接着部よりも上側のサイドメンバパネルに取り付けられることが多い。この場合、アーチモールの幅が広くなってしまい、意匠デザイン上の制約となってしまう場合があった。
【0005】
そこで、本開示は、アーチモールの幅を狭くして意匠デザイン上の自由度を大きくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のホイールハウス構造は、下端部が上に凸の円弧形状で、内部に車輪を収容するホイールハウスアウタパネルと、下部に前記下端部に対応する円弧形状の円弧状部を備え、前記ホイールハウスアウタパネルの車両幅方向外側に重ね合わせて接続されて、車両の側面を構成するサイドメンバアウタパネルと、前記サイドメンバアウタパネルの前記円弧状部の端部領域を車両幅方向外側から覆うアーチモールと、を備えるホイールハウス構造であって、前記アーチモールは、前記端部領域にクリップで締結されており、前記クリップの締結点よりも上方で前記下端部と前記円弧状部とを水密に接着する接着部と、前記接着部と前記クリップの前記締結点との間の前記下端部と前記円弧状部との重ね合わせ境界線に沿ってシーラが塗布されたシール部と、を備えること、を特徴とする。
【0007】
このように、アーチモールをサイドメンバアウタに締結するクリップの締結点をサイドメンバアウタパネルの端部領域に配置したので、締結点からホイールハウスアウタパネルの下端の円弧面までの長さ、及び締結点からサイドメンバアウタの下端の円弧面までの長さを短くできる。このため、アーチモールのクリップ取り付け位置からアーチモールの下側のフランジまでの長さを短くすることができる。これにより、アーチモールの幅を小さくすることができる。また、締結点よりも上方に接着部とシール部によって構成される二重水密構造を配置したので締結点の周囲からホイールハウス構造の内部に水が侵入することを抑制して防錆性能を高くすることができる。これにより、防錆性能を高く保持しつつアーチモールの幅を狭くすることができる。また、アーチモールの幅を小さくできるので、意匠デザイン上の自由度を大きくすることができる。
【0008】
本開示のホイールハウス構造において、前記サイドメンバアウタパネルの前記端部領域には、前記クリップが締結される複数のクリップ穴が設けられ、前記ホイールハウスアウタパネルの前記下端部の下縁領域には、下方に向かって開放した複数の切り欠きが設けられ、前記ホイールハウスアウタパネルの前記下縁領域と前記サイドメンバアウタパネルの前記端部領域とは、前記クリップ穴の周縁に前記切り欠きが位置するように重ね合わされており、前記シール部は、前記切り欠きと前記端部領域との境界線に沿って車両幅方向内側から前記シーラが塗布される内側塗布部を含んでもよい。
【0009】
これにより、アーチモールをサイドメンバアウタパネルにクリップで締結する場合でも、ホイールハウスアウタパネルとサイドメンバアウタパネルとの接合部をシールすることができ、ホイールハウス構造の防錆性能を向上させることができる。
【0010】
本開示のホイールハウス構造において、前記ホイールハウスアウタパネルの前記下縁領域には、前記クリップが締結される複数の副クリップ穴が設けられ、前記サイドメンバアウタパネルの前記端部領域には、下方に向かって開放した複数の副切り欠きが設けられ、各前記副クリップ穴は各前記クリップ穴と異なる位置に配置され、前記副切り欠きは前記副クリップ穴の周縁に位置するように配置されており、前記シール部は、前記副切り欠きと前記下縁領域との境界線に沿って車両幅方向外側から前記シーラが塗布される外側塗布部を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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