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公開番号
2025023559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127808
出願日
2023-08-04
発明の名称
車両の情報処理装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G08G
1/01 20060101AFI20250207BHJP(信号)
要約
【課題】サーバへの送信頻度を抑えることにより、負荷が大きくなるのを抑えることができる車両の情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、車両の位置を示す情報を取得する位置情報取得装置と、位置情報取得装置により取得した車両の位置を示す情報を定期的にサーバへ送信する情報送信装置と、を備えている。情報処理装置は、車両の位置を示す情報をサーバへ送信する送信間隔を、車両の速度域に応じて変更する。情報処理装置は、第1速度域よりも車両の速度が高い第2速度域のときの送信間隔を、第1速度域のときの送信間隔よりも大きくする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の位置を示す情報を取得する位置情報取得装置と、
前記位置情報取得装置により取得した前記車両の位置を示す情報を定期的にサーバへ送信する情報送信装置と、を備えた車両の情報処理装置であり、
前記車両の位置を示す情報を前記サーバへ送信する送信間隔を、車両の速度域に応じて変更し、
第1速度域よりも車両の速度が高い第2速度域のときの前記送信間隔を、前記第1速度域のときの前記送信間隔よりも大きくする
車両の情報処理装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
記憶装置を備えており、
前記記憶装置は、高い速度域に対応したモードほど大きな前記送信間隔が設定されている複数のモードを記憶しており、
車両の速度域に応じた前記モードを選択することによって前記送信間隔を変更する
請求項1に記載の車両の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報送信装置は、前記複数のモードのうち最も低い速度域に対応するモードが選択される速度域にある状態が一定時間以上継続しているときに、前記位置情報取得装置により取得した前記車両の位置を示す情報を前記サーバへ送信することを停止する
請求項2に記載の車両の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報送信装置は、前記位置情報取得装置により取得した前記車両の位置を示す情報とともに、選択しているモードに関する情報を前記サーバに送信する
請求項2に記載の車両の情報処理装置。
【請求項5】
目的地までの案内ルートを設定することができるナビゲーション装置を備えており、
前記情報送信装置は、前記ナビゲーション装置により目的地までの案内ルートが設定されている場合には、前記ナビゲーション装置によって高速道路を走行していると認識されているか否かに応じて前記複数のモードのうち最も高い速度域に対応した高速モードを選択するか否かを決定し、
前記ナビゲーション装置によって高速道路を走行していると認識されているときには、高速モードを選択し、
前記ナビゲーション装置によって高速道路を走行していないと認識されているときには、高速モードを選択しない
請求項2に記載の車両の情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は車両の情報処理装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、サーバと、車載情報通信装置と、を備えるシステムが記載されている。車載情報通信装置は、サーバへ、車両の現在位置に関する情報を送信する。車載情報通信装置は、渋滞が発生しているなどの混雑時に位置情報をサーバに送信し、混雑していないときの位置情報の送信を抑える。こうした構成により、車載通信装置は、混雑していないときの通信回数を抑えたうえで混雑時に効率的に車両の位置を通知して道路の混雑状況を知らせることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-143024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の位置情報は混雑状況の把握のみならず、車両の走行履歴の記録や、交通流調査などに活用することができる。車両に搭載されて車両の位置情報をサーバに送信する情報処理装置とサーバとの通信頻度が低すぎると、車両の位置を的確に把握することができない。一方で、情報処理装置とサーバとの通信頻度が高すぎると、情報処理装置の負荷が大きくなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための車両の情報処理装置は、車両の位置を示す情報を取得する位置情報取得装置と、前記位置情報取得装置により取得した前記車両の位置を示す情報を定期的にサーバへ送信する情報送信装置と、を備えている。車両の情報処理装置は、車両の位置を示す情報を前記サーバへ送信する送信間隔を、車両の速度域に応じて変更し、第1速度域よりも車両の速度が高い第2速度域のときの前記送信間隔を、前記第1速度域のときの前記送信間隔よりも大きくする。
【発明の効果】
【0006】
上記車両の情報処理装置は、車速が速くなった場合、サーバへ車両の位置を示す情報を送信する送信間隔を大きくする。例えば、車速が速いときには、走行できる道路が限られているため、サーバは、頻度高く車両の位置を示す情報を受信しなくても、車両の移動経路を相応に予測することができる。そのため、上記車両の情報処理装置は、車速が速いときには、サーバへ車両の位置を示す情報を送信する送信間隔を大きくすることにより、情報処理装置からサーバへの送信頻度を抑えることができる。これにより、情報処理装置の負荷が大きくなるのを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態にかかる車両の情報処理装置を備える情報処理システムの一例を示す図である。
図2は、同実施形態にかかる車両の情報処理装置が実行する処理のフローを示すフローチャートである。
図3は、案内ルートが設定されていないときに、同実施形態にかかる車両の情報処理装置が実行するモード切り替え処理の状態遷移図である。
図4は、案内ルートが設定されているときに、同実施形態にかかる車両の情報処理装置が実行するモード切り替え処理の状態遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両の情報処理装置の実施形態について、図1~図4を参照して説明する。
<車両の情報処理装置10の構成>
車両の情報処理装置10は、車両100に搭載される。情報処理装置10は、サーバ200と通信可能となるように接続する。そして、情報処理装置10は、サーバ200へ車両100の現在位置に関する情報を送信する。情報処理装置10は、サーバ200とともに車両の情報処理システムを構成している。サーバ200は、車両の位置情報に基づいて、例えば道路の混雑状況に関する情報や、車両の走行履歴に関する情報を管理する。これらの情報は、交通流調査などに活用することができる。サーバ200は、たくさんの車両の位置情報のデータを収集して分析する。また、サーバ200は、収集したデータを整理して提供する。
【0009】
図1に示すように、情報処理装置10は、位置情報取得装置20と、情報送信装置30と、ナビゲーション装置40と、記憶装置50と、を備えて構成されている。位置情報取得装置20は、車両100の現在位置を取得する。本実施形態では、位置情報取得装置20は、衛星測位システムの受信機によって受信された衛星からの電波を用いて、車両100の現在位置を取得する。情報送信装置30は、位置情報取得装置20により取得した車両100の位置情報を定期的にサーバ200に送信する。ナビゲーション装置40は、衛星測位システムの受信機と、ディスプレイと、入力部と、地図情報などのデータを記憶した記憶部と、を備えて構成されている。ナビゲーション装置40は、目的地までの案内ルートを設定してルート案内を行う。記憶装置50は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などによって実現される。記憶装置50は、以下に説明する速度域に対応するモード情報などを記憶している。
【0010】
以下、図2を参照して、情報処理装置10において実行される処理の流れを具体的に説明する。
図2は、情報処理装置10が実行する処理のフローを示すフローチャートである。この一連の処理は、車両100が稼働している間、情報処理装置10によって繰り返し実行される。図2に示すように、この一連の処理を開始すると、情報処理装置10は、まずステップS100の処理において、位置情報取得装置20により車両100の位置情報を取得する。具体的には、ナビゲーション装置40は、車両100の走行中に衛星測位システムの受信機によって受信された衛星からの電波を用いて車両100の現在位置を把握する。位置情報取得装置20は、ナビゲーション装置40から車両100の現在位置を取得する。
(【0011】以降は省略されています)
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