TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025054952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164209
出願日2023-09-27
発明の名称発信機
出願人能美防災株式会社
代理人個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20250401BHJP(信号)
要約【課題】点検の際に保護板を取り外すことなく動作確認することができ、かつ、トンネル内環境においても安定して動作する発信機を提供する。
【解決手段】本発明に係る発信機1は、スイッチ5を押し下げ操作する保護板7と、保護板7を囲うように設けられた筒状の筒部材9と、を備え、保護板7は、スイッチ5の前面に配置された操作面部11と、筒部材9と協働して押し下げ操作をガイドするガイド部13とを有し、ガイド部13は、対向する一対の面にそれぞれ形成されたガイド足19と、対向する他の一対の面にそれぞれ形成されたガイド壁21と、ガイド壁21の一方に形成され、保護板7の押し下げ状態を保持するストッパー33と係止可能な係止部23とを有し、保護板7を押し下げる過程及び押し下げて保持した状態において、ガイド足19及びガイド壁21の外面が筒部材9の内面に接触することで保護板7の撓みを抑制することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
スイッチを押し下げ操作する保護板と、該保護板を囲うように設けられた筒状の筒部材と、を備えた発信機であって、
前記保護板は、前記スイッチの前面に配置された操作面部と、該操作面部の外周部に設けられて前記押し下げ操作方向に延びると共に前記筒部材と協働して前記押し下げ操作をガイドするガイド部とを有し、
該ガイド部は、対向する一対の面にそれぞれ形成されたガイド足と、対向する他の一対の面にそれぞれ形成されたガイド壁と、該ガイド壁の一方に形成され、前記保護板の押し下げ状態を保持するストッパーと係止可能な係止部とを有し、
前記保護板を押し下げる過程及び押し下げて保持した状態において、前記ガイド足及び前記ガイド壁の外面が前記筒部材の内面に接触することで前記保護板の撓みを抑制することを特徴とする発信機。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記ガイド足及び前記ガイド壁の外面には、前記保護板の押し下げ操作方向に延びる線状凸部が設けられ、該線状凸部が前記筒部材の内面に接触することを特徴とする請求項1に記載の発信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車道路等のトンネル内に設けられる発信機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車道路等のトンネルの側壁には、特許文献1、2に開示されるような発信機が、トンネル軸方向所定の間隔で多数設置されている。
【0003】
トンネル内に設置される発信機は、特許文献1、2のように、スイッチの手前に有機ガラス製の保護板が設けられており、トンネル内の粉塵や、トンネル清掃車による散水からスイッチを保護している。
発信機の操作時においては、この保護板を強く押し込んで取付枠から脱落させる、又は保護板を圧壊してスイッチを押し操作することで、発信機から火災信号が発信されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-60580号公報
特開2016-18219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発信機を含むトンネル内の非常用設備は定期的に点検が行われている。点検では、実際に発信機のスイッチを押し操作して動作確認を行っているが、その際に保護板を押圧してスイッチを押すと保護板が破損したり紛失したりする恐れがある。したがって従来の点検では、保護板を取り外してから発信機のスイッチを押していた。
【0006】
しかし、トンネル内には発信機が多数設けられているので、上記のように部品を取り外して動作確認を行うのは手間と時間がかかる。また、取り外した部品を落として破損や紛失させるリスクもあった。特に高速道路等の場所では、道路上に物を落としてしまった場合、交通規制をしてこれを回収しなくてはならず、大きな問題となる。
【0007】
ところで、ビル等の建物内に設置される発信機は、上述したトンネル用の発信機とは異なり、点検時に保護板を取り外す必要がない構成となっている。ビル用として一般的に用いられる発信機は、樹脂製の保護板と、保護板を初期位置に復帰させる復帰バネを有しており、復帰バネの付勢力に抗して保護板を押し込むことでスイッチを押し操作する。その後、保護板への押し込み力を解除すると、復帰バネの付勢力により保護板が元の位置に復帰する。
【0008】
このようなビル用の発信機には、スイッチオン位置で保護板を保持するためのストッパーが設けられる場合がある。ストッパーが設けられた発信機では、保護板を押下すると、押下状態で保護板がストッパーに係止するので、保護板を押下する指を離してもスイッチオン状態が保持され、火災信号を発信し続ける。その後、ストッパーを解除すると、復帰バネの付勢力により保護板が初期位置に復帰する。
【0009】
上述したビル用の発信機は、点検時の動作確認の際に保護板を取り外す必要がないので、この構成を採用すれば、前述したトンネル用発信機の問題を解消できると考えられる。しかし、ビル用の発信機は建物内での使用を前提にしたものであるため、これをトンネル内で使用すると下記のような問題が生じる。
【0010】
まず、トンネル内では清掃車からの散水等により保護板に押圧力がかかる場合があるので、これによって発信機のスイッチがオンにならないよう、復帰バネの付勢力を強く設定する必要がある。しかし、復帰バネの付勢力を強くすると、保護板を指で押圧したときに復帰バネの反力を受けて保護板が傾きやすい。保護板が傾くと、保護板に設けられた係止部がストッパーに係止されにくくなる場合がある。
また、保護板がストッパーに係止された状態においても、係止部分から離れた部位は復帰バネの反力を受けて押し上げられるので、保護板が傾きやすい。保護板が傾くと、スイッチを保持位置まで押し下げることができず、スイッチオン状態を保持できない恐れがある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

能美防災株式会社
発信機
5日前
能美防災株式会社
加煙試験器
4日前
能美防災株式会社
火災受信機
16日前
能美防災株式会社
監視システム及びそのための端末装置
9日前
個人
安全運転車両
5日前
個人
黄色点滅式信号機
1か月前
個人
自動車ケアフル灯
2日前
個人
空飛ぶ自動車の空路
1か月前
個人
出会い頭事故防止装置
23日前
個人
忘れ物検出装置
26日前
能美防災株式会社
発信機
5日前
日本信号株式会社
情報管理システム
23日前
株式会社島津製作所
警報装置
1か月前
日本信号株式会社
運行管理システム
1か月前
ホーチキ株式会社
監視システム
11日前
株式会社JVCケンウッド
通知システム
9日前
株式会社SUBARU
車速制御システム
26日前
株式会社SUBARU
危険報知システム
1か月前
合同会社ORIC-LAB
太陽光発電管理装置
1か月前
タック株式会社
安全監視システム
9日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
5日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
5日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
5日前
株式会社アジラ
注目行動呼びかけシステム
4日前
日本信号株式会社
路側装置及びセンサ装置
12日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
5日前
本田技研工業株式会社
路面評価装置
1か月前
本田技研工業株式会社
路面評価装置
1か月前
河村電器産業株式会社
警報装置
25日前
株式会社デンソー
運転支援装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
方法
16日前
株式会社 ミックウェア
情報処理装置、情報処理方法
23日前
トヨタ自動車株式会社
車両
4日前
株式会社知財事業研究所
運行計画作成システム
1か月前
矢崎総業株式会社
路面監視装置
3日前
愛知時計電機株式会社
生活データ集計装置
3日前
続きを見る