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公開番号
2025099159
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215597
出願日
2023-12-21
発明の名称
炎検出装置
出願人
能美防災株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08B
17/12 20060101AFI20250626BHJP(信号)
要約
【課題】誤検出を抑制した上で炎の発生を高精度に検出することのできる炎検出装置を得る。
【解決手段】感度レベルに従って炎の発生有無の判別処理を実行する炎発生判別処理部を備えた炎検出装置であって、炎発生判別処理部は、初期感度レベルと低い低感度レベルとの間で設定切替可能であり、1段階目として初期感度レベルに従って判別処理を実行することで炎が発生したと判別した場合には初期感度レベルから低感度レベルに切り替え、2段階目として低感度レベルに従って判別処理を実行することで1段階目と同様に炎が発生したと判別した場合には火災信号を出力し、1段階目とは異なり炎が発生していないと判別した場合には警告信号を出力し、2段階の判別処理結果に応じて火災信号を出力すべき状態と警告信号を出力すべき状態とを識別して報知する識別報知機能を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
火災監視エリアにおいて炎が発生したことを判断するために設定された感度レベルに従って炎の発生有無の判別処理を実行する炎発生判別処理部を備えた炎検出装置であって、
前記炎発生判別処理部は、
前記感度レベルを、初期設定された初期感度レベルと、前記初期感度レベルよりも炎が発生したと判断する感度が低い低感度レベルとの間で設定切替可能であり、
1段階目として前記初期感度レベルに従って前記判別処理を実行することで炎が発生したと判別した場合には、前記初期感度レベルから前記低感度レベルに切り替え、
2段階目として前記低感度レベルに従って前記判別処理を実行することで、前記1段階目と同様に炎が発生したと判別した場合には、火災信号を出力し、
前記2段階目として前記低感度レベルに従って前記判別処理を実行することで、前記1段階目とは異なり炎が発生していないと判別した場合には、警告信号を出力し、
前記初期感度レベルを用いた前記1段階目の判別処理と前記低感度レベルを用いた前記2段階目の判別処理による2段階の判別処理結果に応じて、前記火災信号を出力すべき状態と前記警告信号を出力すべき状態とを識別して報知する識別報知機能を有する
炎検出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
高感度で炎の発生有無の判別処理を実行する高感度エリアと、誤検出を抑制するために低感度で炎の発生有無の判別処理を実行する低感度エリアとに区分された監視区画を有する前記火災監視エリアにおいて、それぞれの監視区画に対して設置されており、
前記高感度エリアに設置されているか低感度エリアに設置されているかを設定可能な感度エリア設定部をさらに備え、
前記炎発生判別処理部は、
前記感度エリア設定部による設定状態から前記低感度エリアに該当する監視区画に設置されていると判別した場合には、前記識別報知機能を実行し、
前記感度エリア設定部による設定状態から前記高感度エリアに該当する監視区画に設置されていると判別した場合には、前記識別報知機能を実行せず、前記初期感度レベルに従って前記判別処理を実行することで炎が発生したか否かを判別する
請求項1に記載の炎検出装置。
【請求項3】
前記識別報知機能を実施するか否かを規定する識別報知フラグを外部から受信する受信部をさらに備え、
前記炎発生判別処理部は、
前記受信部により受信した前記識別報知フラグが1にセットされている場合には、前記識別報知機能を実行し、
前記受信部により受信した前記識別報知フラグが0にセットされている場合には、前記識別報知機能を実行せず、前記初期感度レベルに従って前記判別処理を実行することで炎が発生したか否かを判別する
請求項1に記載の炎検出装置。
【請求項4】
前記低感度エリアは、溶接作業を実施するエリアであり、
前記低感度エリアを撮像するカメラから撮像画像を取得し、前記撮像画像に対して画像処理を施すことで、前記低感度エリアにおいて前記溶接作業を実施中であるか否かを判別する画像処理部をさらに備え、
前記炎発生判別処理部は、
前記画像処理部により前記溶接作業を実施中であると判別された場合には、前記低感度エリアにおいて前記識別報知機能を実行し、
前記画像処理部により前記溶接作業を実施中でないと判別された場合には、前記低感度エリアにおいて前記識別報知機能を実行せず、前記初期感度レベルに従って前記判別処理を実行することで炎が発生したか否かを判別する
請求項2に記載の炎検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、炎の発生有無の判別処理を多段階の感度レベルにより実行できる炎検出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
火災を検出し、報知するための防災機器として、種々のタイプの炎検出装置がある。炎検出装置の具体的なタイプとしては、赤外線式スポット型感知器および紫外線式スポット型感知器が挙げられる。
【0003】
また、誤報源を排除するとともに、ノイズを除去して高精度に炎を検出することが可能な炎検出装置がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る炎検出装置は、異なる波長の光の検出結果に基づいて、高精度に炎を検出している。
【0004】
一般に使用されている熱感知器および煙感知器は、設置された場所に熱あるいは煙が到達して初めて感知する。このため、常時外気の流通する場所、高天井などに、熱感知器、煙感知器を設置した場合には、熱、煙が希薄される、熱、煙が感知器に到達するのに時間がかかるなど、火災の感知に時間を要することが想定される。
【0005】
これに対して、特許文献1に係る炎検出装置は、物が燃焼するときに発する、炎からの放射エネルギー(CO2共鳴放射)を捉えることにより、火災を感知している。この結果、特許文献1に係る炎検出装置は、炎が発する放射エネルギーをダイレクトに受けて火災感知を行うことで、炎を伴う火災に対して時間の遅れもなく、より確実に火災を感知することができ、高天井を有するアトリウムなどに特に有効な炎検出装置となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-217047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
設置環境によっては、火災監視エリアにおいて種々の誤報源が存在する。例えば、工場において、溶接作業を実施する区画が含まれている場合には、溶接作業に起因して火災が発生するおそれがあるため、高精度に炎を検出することが望まれる一方で、溶接作業自体の炎を火災と誤検出してしまうことを抑制することが重要となる。
【0008】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、誤検出を抑制した上で炎の発生を高精度に検出することのできる炎検出装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る炎検出装置は、火災監視エリアにおいて炎が発生したことを判断するために設定された感度レベルに従って炎の発生有無の判別処理を実行する炎発生判別処理部を備えた炎検出装置であって、炎発生判別処理部は、感度レベルを、初期設定された初期感度レベルと、初期感度レベルよりも炎が発生したと判断する感度が低い低感度レベルとの間で設定切替可能であり、1段階目として初期感度レベルに従って判別処理を実行することで炎が発生したと判別した場合には、初期感度レベルから低感度レベルに切り替え、2段階目として低感度レベルに従って判別処理を実行することで、1段階目と同様に炎が発生したと判別した場合には、火災信号を出力し、2段階目として低感度レベルに従って判別処理を実行することで、1段階目とは異なり炎が発生していないと判別した場合には、警告信号を出力し、初期感度レベルを用いた1段階目の判別処理と低感度レベルを用いた2段階目の判別処理による2段階の判別処理結果に応じて、火災信号を出力すべき状態と警告信号を出力すべき状態とを識別して報知する識別報知機能を有するものである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、誤検出を抑制した上で炎の発生を高精度に検出することのできる炎検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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