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公開番号2025097361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213510
出願日2023-12-19
発明の名称火災感知器および火災報知システム
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/107 20060101AFI20250624BHJP(信号)
要約【課題】外観点検に関する作業負荷の軽減を図ることができる火災感知器を得る。
【解決手段】本開示に係る火災感知器は、火災感知器の外観点検対象部に関する経年変化を推定するために用いられる光量データを取得する光学手段と、外観異常が発生していない初期状態において光学手段によりあらかじめ取得された光量データを基準光量データとして記憶しておき、実運用時において光学手段により取得された光量データを比較光量データとして記憶し、基準光量データに対する比較光量データの変化量に基づいて外観点検対象部に外観異常が発生したおそれがあるか否かを推定し、外観異常が発生したおそれがあると推定した場合には光学的外観異常信号を生成する外観異常推定部とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
火災感知器の外観点検対象部に関する経年変化を推定するために用いられる光量データを取得する光学手段と、
外観異常が発生していない初期状態において前記光学手段によりあらかじめ取得された前記光量データを基準光量データとして記憶しておき、実運用時において前記光学手段により取得された前記光量データを比較光量データとして記憶し、前記基準光量データに対する前記比較光量データの変化量に基づいて前記外観点検対象部に前記外観異常が発生したおそれがあるか否かを推定し、前記外観異常が発生したおそれがあると推定した場合には光学的外観異常信号を生成する外観異常推定部と
を備える火災感知器。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記光学手段は、
火災感知器の本体の外部に取り付けられた発光体および受光体によって構成され、
前記発光体から前記外観点検対象部に向けて出射された光の反射光が前記受光体により取得される受光量を前記光量データとする
請求項1に記載の火災感知器。
【請求項3】
感知器本体の外観点検対象部に関する経年変化を推定するために用いられる光量データを取得する光学手段と、外観異常が発生していない初期状態において前記光学手段によりあらかじめ取得された前記光量データを基準光量データとして記憶しておき、実運用時において前記光学手段により取得された前記光量データを比較光量データとして記憶し、前記基準光量データに対する前記比較光量データの変化量に基づいて前記外観点検対象部に前記外観異常が発生したおそれがあるか否かを推定し、前記外観異常が発生したおそれがあると推定した場合には光学的外観異常信号を生成し、前記光学的外観異常信号と、あらかじめ割り付けられた固有の識別情報である感知器IDとを関連付けた光学的外観推定情報を出力する推定部とを有する火災感知器と、
前記火災感知器から出力された前記光学的外観推定情報を受信した場合には、送信先としてあらかじめ登録されている送信先に対して前記光学的外観推定情報を通知する上位装置と
を備える火災報知システム。
【請求項4】
前記光学手段は、
火災感知器の本体の外部に取り付けられた発光体および受光体によって構成され、
前記発光体から前記外観点検対象部に向けて出射された光の反射光が前記受光体により取得される受光量を前記光量データとする
請求項3に記載の火災報知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、火災監視エリアに設置された状態で、外観点検の推定結果を出力する機能を備えた火災感知器および火災報知システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
火災報知システムにおいては、火災を検出するために、種々のタイプの火災感知器が用いられている。火災感知器としては、煙感知器、炎感知器、熱感知器などが挙げられる。
【0003】
火災感知器は、定期的な点検が必要である。点検作業としては、正しく作動するかをチェックする作動点検と、外観上、「変形、損傷、脱落、著しい汚れや腐食等がないこと」をチェックする外観点検とに大別される。
【0004】
前者の作動点検に関しては、点検時における加煙や加熱による作動試験を省略することができる自動試験機能付きの製品が実用化されている。さらに、前者の作動点検に関しては、作動試験の結果を上位装置に送信する機能を有し、作動試験の履歴管理を可能とすることで、故障の予兆を見逃すことをなくす火災検知器もある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許5791469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
既設の火災感知器あるいは火災報知システムが実運用されている建物において点検作業を行うためには、建物の使用状況に合わせた点検工程をとることとなり、結果として、建物の使用時間が少ない休日・夜間に点検作業が集中してしまうのが実情である。少子高齢化が進む中、このような実情に対応して点検作業を実施するためには、人員確保が課題となっている。
【0007】
作動点検と外観点検に大別される点検作業のうち、作動点検に関しては、上述したように、自動試験機能付きの製品が実用化されており、点検作業の省人化を図ることができる。しかしながら、外観点検に関しては、6か月に1回実施する必要があり、実際には、点検員がすべての火災感知器について目視による点検作業を実施しているのが実情である。
【0008】
外観点検を完全に自動化できない場合であっても、「変形、損傷、脱落、著しい汚れや腐食等がないこと」の少なくともいずれかの項目に関する異常を推定することができれば、外観点検に関する作業負荷の軽減を図ることが期待できる。
【0009】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、外観点検に関する作業負荷の軽減を図る機能を備えた火災感知器および火災報知システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る火災感知器は、火災感知器の外観点検対象部に関する経年変化を推定するために用いられる光量データを取得する光学手段と、外観異常が発生していない初期状態において光学手段によりあらかじめ取得された光量データを基準光量データとして記憶しておき、実運用時において光学手段により取得された光量データを比較光量データとして記憶し、基準光量データに対する比較光量データの変化量に基づいて外観点検対象部に外観異常が発生したおそれがあるか否かを推定し、外観異常が発生したおそれがあると推定した場合には光学的外観異常信号を生成する外観異常推定部とを備えるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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