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公開番号2025077586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189890
出願日2023-11-07
発明の名称加煙試験器
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/10 20060101AFI20250512BHJP(信号)
要約【課題】種々の設置環境において、煙感知器の周囲における設置面が平面ではなく、部分的に配管等の突起が存在する場合にも、試験煙が漏れてしまうことを抑制し、動作確認試験を迅速かつ高精度に行うことができる構成を備えた加煙試験器を得る。
【解決手段】試験煙を発生させる発煙装置と、発煙装置を支持するベースと、発煙装置の周囲を囲むようにベースに接続される覆い部とを備え、覆い部は、周方向に並列して独立して撓る複数の緩衝部材を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
試験煙を発生させる発煙装置と、
前記発煙装置を支持するベースと、
前記発煙装置の周囲を囲むように前記ベースに接続される覆い部と
を備え、
前記覆い部は、周方向に並列して独立して撓る複数の緩衝部材を有する
加煙試験器。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記複数の緩衝部材は、それぞれ、帯状に形成された可撓性を有する複数のフィルム部材として形成されている
請求項1に記載の加煙試験器。
【請求項3】
前記複数のフィルム部材のそれぞれは、
表面と裏面とを有しており、
前記帯状の長手方向の端部として一端部と他端部とを有しており、
前記一端部の前記裏面と前記他端部の前記裏面とが互いに向かい合う端部となるようにしずく形状として形成され、前記しずく形状の前記端部が前記ベースに接続されている
請求項2に記載の加煙試験器。
【請求項4】
前記複数のフィルム部材のそれぞれは、前記他端部の幅が前記一端部の幅よりも狭くなっており、前記しずく形状の前記端部において、前記一端部が前記他端部よりも前記ベースに近くなるように前記一端部を内側として前記ベースに接続される
請求項3に記載の加煙試験器。
【請求項5】
前記覆い部は、前記複数のフィルム部材として構成された第1層のフィルム部材と、前記複数のフィルム部材として構成された第2層のフィルム部材との2層構造となっており、
前記2層構造となっている前記第1層のフィルム部材と前記第2層のフィルム部材とは、前記第2層のフィルム部材において帯状に形成された互いに隣接するフィルム部材の切れ目部が、前記第1層のフィルム部材において帯状に形成されたフィルム部材によって覆われるように積層されて、前記ベースの外周部に接続されている
請求項2から4のいずれか1項に記載の加煙試験器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、煙感知器の動作確認試験に適用される加煙試験器に関し、特に、発煙装置の周囲を囲むように設けられた覆い部を有する加煙試験器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
火災監視エリアに設置され、煙を感知することで早期に火災を感知する煙感知器がある。煙感知器は、建物内の天井など、高所に設置される場合が多く、煙感知器の動作確認試験を行うための専用の加煙試験器が準備されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された従来の加煙試験器は、先端に発煙体が取り付けられた支持棒を用いることで、高所に設置された煙感知器の動作確認試験を可能としている。この従来の加煙試験器では、発煙体を覆う着脱自在なカバーが設けられている。
【0004】
カバーは、天井材等に設置された煙感知器を覆い、発煙体から放出された擬似煙を内部に充満させる役割を果たし、合成樹脂製材料等により形成されている。また、カバーは、伸縮性を持たせるために、高さ方向における一部分が蛇腹状となっている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
特開2013-254365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
動作確認試験の対象である煙感知器は、設置場所によっては、配線を覆う配管が天井に沿ってむき出しの状態となっている場合がある。このように、煙感知器の周囲に、部分的に配管等が存在する状況で、特許文献1に係る従来の加煙試験器を適用した場合には、蛇腹状となっている部分が収縮することで配管部分の高さを吸収できる。
【0007】
しかしながら、カバーが高さ方向で全体的に収縮するため、配管がない部分では、天井面とカバーとの間に隙間ができてしまい、天井面とカバーを隙間なく埋めることができず、試験煙が漏れてしまうおそれがあった。この結果、煙感知器の動作確認試験を高精度に行うことができなかった。
【0008】
このような試験煙の漏れの問題は、煙感知器が天井等の高所に設置されている場合に限られず、煙感知器の設置面が煙感知器の周囲で平面でない場合に、生じる。
【0009】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、種々の設置環境において、煙感知器の周囲における設置面が平面ではなく、部分的に配管等の突起が存在する場合にも、試験煙が漏れてしまうことを抑制し、動作確認試験を迅速かつ高精度に行うことができる構成を備えた加煙試験器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る加煙試験器は、試験煙を発生させる発煙装置と、発煙装置を支持するベースと、発煙装置の周囲を囲むようにベースに接続される覆い部とを備え、覆い部は、周方向に並列して独立して撓る複数の緩衝部材を有するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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