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公開番号2025109898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2025083441,2021082283
出願日2025-05-19,2021-05-14
発明の名称煙感知器
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G08B 17/107 20060101AFI20250717BHJP(信号)
要約【課題】虫の侵入に起因する非火災報または火災の検知漏れの可能性を低減する。
【解決手段】煙感知器は本体ベース板1を備えている。この本体ベース板1は、検煙空間を形成する筒状壁103と、筒状壁103の外側面に両端が接続され、その外側面との間に受光部収容空間を形成するリブ105とを有する。この本体ベース板1の下には、基板が略平行に配置されている。この基板は、その端部が上記の外側面に当接するとともに、上記の受光部収容空間を覆っている。リブ105は、上記の受光部収容空間への虫の侵入を阻害するように本体ベース板1の下面から上記の基板に向かって延びている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
本体ベース板と、
基板と
を備え、
前記本体ベース板は、
検煙空間を形成する壁部と、
前記基板に向かって突出し、前記壁部の外側面に接続され、前記壁部との間に受光部収容空間又は発光部収容空間を形成するリブと
を有し、
前記基板は、前記壁部に当接または近接するとともに、前記受光部収容空間又は前記発光部収容空間を覆い、
前記リブと前記基板との隙間は、虫の通過を阻害するサイズを有する
ことを特徴とする煙感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、煙感知器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、散乱光式の煙感知器が知られている(例えば、特許文献1参照)。散乱光式の煙感知器は一般に、暗箱と一対の発光素子および受光素子を備えており、暗箱内に流入した煙により発光素子の光が散乱し、散乱した光が受光素子により受光されることで火災を感知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-175501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような煙感知器に、クモなどの虫が侵入する場合がある。煙感知器に虫が侵入し、その暗箱内に入り込むと、侵入した虫により発光素子の光が散乱し、散乱した光が受光素子により受光される可能性がある。もし受光素子により受光されると、実際には火災が発生していないにもかかわらず、火災が感知されてしまう。また別の可能性として、侵入した虫により発光素子による発光または受光素子による受光が妨げられて、実際には火災が発生しているにもかかわらず、火災を感知できない場合が考えられる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、虫の侵入に起因する非火災報または火災の検知漏れの可能性を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明に係る煙感知器は、本体ベース板と、前記本体ベース板の下に前記本体ベース板と略平行に配置された基板とを備え、前記本体ベース板は、前記本体ベース板の下面に設けられ、検煙空間を形成する筒状壁と、前記筒状壁を構成する第1壁部の外側面に両端が接続され、前記第1壁部との間に受光部収容空間を形成する第1リブであって、当該受光部収容空間への虫の侵入を阻害するように前記本体ベース板の下面から前記基板に向かって延びる第1リブとを有し、前記基板は、その端部が前記第1壁部の外側面に当接または近接するとともに、前記受光部収容空間を覆い、前記基板の上面には、前記検煙空間に光を照射する発光部と、前記受光部収容空間に収容され、前記発光部から照射されて煙の粒子に当たって散乱した光を、前記第1壁部に形成された第1光通過孔を介して受光する受光部とが搭載されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、虫の侵入に起因する非火災報または火災の検知漏れの可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
煙感知器100の下面図
煙感知器100の側面図
煙感知器100の平面図
煙感知器100の分解斜視図
図3のA-A線断面図
本体ベース板1の下面図
本体ベース板1の下面斜視図
本体ベース板1の下面斜視図
基板2の下面図
基板2の平面図
基板2の下面斜視図
本体ベース板1に取り付けられた基板2とスピーカ3の下面図
本体ベース板1に取り付けられた基板2とスピーカ3の側面図
図12のB部の拡大図
中板4の下面図
中板4の下面斜視図
中板4の平面図
中板4の平面斜視図
本体ベース板1に取り付けられた中板4の下面図
本体ベース板1に取り付けられた中板4の側面図
図20のC-C線断面図
図21のD部の拡大図
本体カバー5の下面図
本体カバー5の側面図
本体カバー5の平面図
図3のE-E線断面図
本体ベース板1Aの下面図
中板4Aの上面斜視図
煙感知器100Aの縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.実施形態
1-1.煙感知器100の構成
本発明の一実施形態に係る煙感知器100について図1~図5を参照して説明する。この説明において参照する図1~図4は、煙感知器100の下面図、側面図、平面図および分解斜視図である。図5は、図3のA-A線断面図である。
【0010】
これらの図のうち特に図4および図5に示すように、煙感知器100は、円形の本体ベース板1と、本体ベース板1の下に略平行に配置された略L字状の基板2および円形のスピーカ3と、基板2の下に略平行に配置された略円形の中板4と、本体ベース板1、基板2、スピーカ3および中板4を収容しつつ、本体ベース板1に固定された有底円筒状の本体カバー5とにより構成されている。以下、この煙感知器100の各構成要素について順番に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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