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公開番号
2025110166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003949
出願日
2024-01-15
発明の名称
交通信号制御機用拡張箱
出願人
株式会社京三製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
G08G
1/095 20060101AFI20250718BHJP(信号)
要約
【課題】交通信号制御機に対して、予め設けられている柱体取付用孔を利用して筐体と一体化する交通信号制御機用拡張箱を提供する。
【解決手段】交通信号制御機用拡張箱10は既設の交通信号制御機Sに後付けで取り付け可能であり、第1の箱体11と、この第1の箱体11の角隅部11aから垂下し、第1の箱体11と内部が連通する第2の箱体12と、この第2の箱体12の内側面部と面一であって第1の箱体11の底面部11b及び第2の箱体12の内側面部とに連続する固定用板部13とから構成されている。第1の箱体11の底面11bを交通信号制御機Sの頂面S14に載置した後、交通信号制御機Sの取付孔S12と固定用板部13の貫通孔13aとをボルトによって固定する。第1の箱体11内の内設機器は、第2の箱体12に挿通する通信ケーブルを介して、交通信号制御機S内の伝送部と接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
横長の長方形状の第1の箱体と、
該第1の箱体の角隅部から垂下し、前記第1の箱体と内部が連通する縦長の長方形状の第2の箱体と、
該第2の箱体の内側面部と面一であり、前記第1の箱体の底面部と前記内側面部と連続する矩形状の固定用板部とから構成され、交通信号制御機と一体になるように取り付けることが可能な交通信号制御機用拡張箱であって、
前記固定用板部には、前記交通信号制御機の左右の側面に設けられた柱体取付用の取付孔と連通可能な貫通孔が設けられていることを特徴とする交通信号制御機用拡張箱。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記第1の箱体は、前記交通信号制御機の頂面に載置可能であり、内部には前記交通信号制御機と接続する内設機器が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の交通信号制御機用拡張箱。
【請求項3】
前記内設機器は無線通信部であることを特徴とする請求項2に記載の交通信号制御機用拡張箱。
【請求項4】
前記無線通信部にはGPS用アンテナ、BLE用アンテナ、及び携帯通信用アンテナのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の交通信号制御機用拡張箱。
【請求項5】
前記第2の箱体には、前記内設機器と接続したケーブルが挿通されており、前記第2の箱体の下端から延在する前記ケーブルは、前記交通信号制御機の伝送部に接続されていることを特徴とする請求項2~4の何れか1項に記載の交通信号制御機用拡張箱。
【請求項6】
前記第1の箱体の前記底面部の前記長手方向に沿う一対の側面には、それぞれ開閉扉が設けられていることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の交通信号制御機用拡張箱。
【請求項7】
少なくとも前記第1の箱体は、電波を遮蔽し難い素材によって作製されていることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の交通信号制御機用拡張箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、交差点の柱体等に設置されている既設の交通信号制御機に後付けで取り付け可能とする交通信号制御機用拡張箱に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、信号制御システムにおいて信号灯器等の信号機を制御する交通信号制御機と、この交通信号制御機に接続される無線装置とを備える信号制御システムが開示されている。この無線装置は交通信号制御機が設置された柱体の上方に、ケーブルを介して設置されている。
【0003】
既存の交通信号制御機内には、各種機器が既に配置されているため、筐体に内部に無線機器等を設置するだけの十分なスペースを備えていない場合もあり、且つ筐体内は金属で密閉されているので、アンテナ等を内設できたとしても十分な強度を有する電波を受信することができない。
【0004】
そこで、交通信号制御機に後付けで無線機能を備えるためには、特許文献1の信号制御システムのように別体から成る無線装置を交通信号機と離れた位置に設置することがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-67255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の信号制御システムに示すように、別体から成る無線装置を交通信号制御機から離れた位置に設置する場合には、電源、通信ケーブルを柱体に沿って配線する必要があり、これらのケーブルは保護材等で保護しても経年劣化等により破損することがある。そして、破損により断線、漏電した場合には、無線による通信機能が使用できなくなる等の問題が発生する。
【0007】
また、柱体に既に他の装置が設置されている場合には、無線装置を取り付けるスペースが確保できない場合や、既設の他の装置が無線装置へのケーブルの敷設の妨げとなる場合がある。
【0008】
本発明の目的は、上述の課題を解消し、交通信号制御機に対して、予め設けられている柱体取付用の取付孔を利用して筐体と一体化する交通信号制御機用拡張箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る交通信号制御機用拡張箱は、横長の長方形状の第1の箱体と、該第1の箱体の角隅部から垂下し、前記第1の箱体と内部が連通する縦長の長方形状の第2の箱体と、該第2の箱体の内側面部と面一であり、前記第1の箱体の底面部と前記内側面部と連続する矩形状の固定用板部とから構成され、交通信号制御機と一体になるように取り付けることが可能な交通信号制御機用拡張箱であって、前記固定用板部には、前記交通信号制御機の左右の側面に設けられた柱体取付用の取付孔と連通可能な貫通孔が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る交通信号制御機用拡張箱によれば、既存の交通信号制御機に設けられている柱体用の左右の取付孔に対して、使用しない側の取付孔を利用して、筐体と一体になるように取り付けることで、交通信号制御機から延在するケーブル類を内設して保護することが可能となり、ケーブル類が破損し難くなる。
(【0011】以降は省略されています)
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