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公開番号2025066406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175980
出願日2023-10-11
発明の名称連動設定装置、連動設定プログラムおよび記録媒体
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20250416BHJP(信号)
要約【課題】火災感知器、火災受信機、連動装置を備えた火災連動システムにおける連動は、法規に則って人間が安全に避難できるように連動設定されなければならない。そのため、連動関係の設定は確実に行う必要がある。そして、特に大規模な施設では火災感知に関する連動の設定が多数になるため、設定には時間を要する。
【解決手段】本発明の連動設定装置は、火災の状態に対応するトリガ事象に連動装置を連動させるための連動設定を入力することができる、火災連動システムの連動設定装置であって、前記連動設定の際に、模擬的に前記トリガ事象が生じた状態とすることにより、連動装置が連動動作する状態を表示してシミュレーション表示を行うことが可能である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
火災の状態に対応するトリガ事象に連動装置を連動させるための連動設定を入力することができる、火災連動システムの連動設定装置であって、
前記連動設定の際に、模擬的に前記トリガ事象が生じた状態とすることにより、連動装置が連動動作する状態を表示してシミュレーション表示を行うことが可能である、ことを特徴とする連動設定装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記シミュレーション表示は、遠近法表示である、
ことを特徴とする請求項1に記載された連動設定装置。
【請求項3】
前記連動設定が表示された近傍に再生マーカーが表示され、
連動のシミュレーションを開始すると、前記再生マーカーが移動して前記連動設定における連動装置の連動動作を指定し、指定に従って前記遠近法表示で連動装置の状態が変化する、
ことを特徴とする請求項2に記載された連動設定装置。
【請求項4】
コンピューターに、
入力により、火災の状態に対応するトリガ事象と連動装置の状態を連動させるための、連動設定を記憶する、連動設定工程と、
模擬的に前記トリガ事象が生じた状態とすることによって、前記連動設定により連動装置が連動動作する状態の表示を生成してシミュレーションを行う、シミュレーション表示生成工程と、
を実行させるための連動設定プログラム。
【請求項5】
コンピューターに、
入力により、火災の状態に対応するトリガ事象と連動装置の状態を連動させるための、連動設定を記憶する、連動設定工程と、
模擬的に前記トリガ事象が生じた状態とすることによって、前記連動設定により連動装置が連動動作する状態の表示を生成してシミュレーションを行う、シミュレーション表示生成工程と、
を実行させるための連動設定プログラムを記録した、コンピューターが読み取り可能な記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災連動システムの連動設定を行うための連動設定装置、連動設定プログラムおよび記録媒体に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
火災連動システムでは、火災が生じると火災感知器で感知した後、火災受信機を介して地区ベルや防火戸等が作動して火災による連動が行われる。図1に火災連動システムの構成例を示す。火災受信機Rには、警戒区域L1,L2,L3,・・・毎に火災感知器Sが設けられて接続している。また、火災受信機Rには、連動装置として地区ベルである地区音響B1,B2,・・・、防火戸D1,D2,・・・、非常放送装置Aなどが接続している。非常放送装置Aは複数箇所のスピーカーと接続しており、非常放送線A1’ ,A2’ ,・・・がONになった際には、ONになった非常放送線に対応したスピーカーA1,A2,・・・から非常放送を行う。
【0003】
火災受信機Rは、火災感知器Sによる火災の感知により連動制御を行い、地区音響B1,B2,・・・を鳴動させたり、防火戸D1,D2,・・・を閉じたり、スピーカーA1,A2,・・・から非常放送を行ったりする。このような連動は、火災感知器Sの発報状況等により、連動させる連動装置が設定されている。たとえば、複数階建ての建物において、警戒区域L2に相当する2階の火災感知器Sが火災を感知すると、2階の地区音響B2だけでなく、その直上階である3階の地区音響B3も鳴動させる。このような連動設定は、火災連動システムの設置時にデータベースの連動テーブルを火災受信機Rに記憶させる。
【0004】
特許文献1には、煙感知器等に対応する警戒区域Lに対して、連動制御される地区音響装置等の連動装置を配置した連動テーブルにより連動設定している点が示されている。また、特許文献2には、連動させる表示盤を示す情報を入力するためのテーブルが示されている。
【0005】
図2に、従来の連動設定のための入力画面を示す。煙感知器や熱感知器等の火災感知器Sは、複数の火災感知器Sがコモン線とライン線に接続している。そして、コモン線、ライン線に接続している複数の火災感知器Sが警戒する区域が警戒区域Lとなる。図2の例では4つの警戒区域Lについて、連動装置が連動設定されている。たとえば、図2の一番上の行では、警戒区域L1に地区音響B1と非常放送A1が連動するように連動設定されている。したがって、警戒区域L1の火災感知器Sにより火災を検知すると地区音響B1が鳴動し、スピーカーA1から非常放送がなされる。連動設定を作成する際には、図2に示す各欄に項目を入力して連動テーブルとして記憶する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-351048号公報
特開2022-151908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
火災感知器、火災受信機、連動装置を備えた火災連動システムにおける連動は、法規に則って人間が安全に避難できるように連動設定されなければならない。そのため、連動関係の設定は確実に行う必要がある。そして、特に大規模な施設では火災感知に関する連動の設定が多数になるため、設定には時間を要する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態における連動設定装置は、火災の状態に対応するトリガ事象に連動装置を連動させるための連動設定を入力することができる、火災連動システムの連動設定装置であって、前記連動設定の際に、模擬的に前記トリガ事象が生じた状態とすることにより、連動装置が連動動作する状態を表示してシミュレーション表示を行うことが可能である。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、設定者は分かりやすい態様で、火災連動システムにおける連動関係のチェックを行い、連動関係を確実に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
火災連動システムの構成を示す図。
従来の連動テーブルを示す図。
連動テーブルの作成と火災受信機への書き込みのイメージを示す図。
連動テーブル作成画面を示す図。
連動テーブル作成中の画面を示す図。
連動テーブル作成中の画面を示す図。
連動チェック画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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