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公開番号2025080694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023194017
出願日2023-11-14
発明の名称温度センサシステムおよびプログラム
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人瑛彩知的財産事務所
主分類G08B 17/12 20060101AFI20250519BHJP(信号)
要約【課題】コンベア上を流れる高温物体の外観形状を特定する。
【解決手段】本発明に係る温度センサシステムは、コンベア上の火災を検知するための温度センサシステムであって、コンベア上を監視対象とし、第1の設定温度以上の物体を検出するための第1の温度センサと、コンベア上を監視対象とし、第1の温度センサよりも下流に設置される可視光カメラと、第1の温度センサにより第1の設定温度以上の物体が検出されると、可視光カメラにより撮像された当該物体の画像を記録する制御装置とを備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
コンベア上の火災を検知するための温度センサシステムであって、
前記コンベア上を監視対象とし、第1の設定温度以上の物体を検出するための第1の温度センサと、
前記コンベア上を監視対象とし、前記第1の温度センサよりも下流に設置される可視光カメラと、
前記第1の温度センサにより前記第1の設定温度以上の物体が検出されると、前記可視光カメラにより撮像された当該物体の画像を記録する制御装置と
を備える温度センサシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記コンベア上を監視対象とし、前記第1の設定温度よりも低い第2の設定温度以上の物体を検出するための第2の温度センサであって、前記第1の温度センサよりも上流に設置される第2の温度センサをさらに備え、
前記制御装置は、前記第1の温度センサにより前記第1の設定温度以上の物体が検出されると、アラームを出力し、前記第2の温度センサにより前記第2の設定温度以上の物体が検出されると、プレアラームを出力する
ことを特徴とする、請求項1に記載の温度センサシステム。
【請求項3】
前記コンベア上を監視対象とし、前記第1の設定温度以上の物体を検出するための第2の温度センサであって、前記第1の温度センサよりも上流に設置される第2の温度センサをさらに備え、
前記制御装置は、前記第1の温度センサと前記第2の温度センサの両方により前記第1の設定温度以上の物体が検出されると、アラームを出力する
ことを特徴とする、請求項1に記載の温度センサシステム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記第1の温度センサにより前記第1の設定温度以上の物体が検出されると、前記コンベアの移送速度を低下させることを特徴とする、請求項1に記載の温度センサシステム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記第1の温度センサにより前記第1の設定温度以上の物体が検出されると、前記第1の温度センサよりも下流に設置される排除装置を制御して、前記検出された物体を前記コンベア上から排除することを特徴とする、請求項1に記載の温度センサシステム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記第1の温度センサにより前記第1の設定温度以上の物体が検出されると、前記第1の温度センサよりも下流に設置される冷却装置を制御して、前記検出された物体を冷却することを特徴とする、請求項1に記載の温度センサシステム。
【請求項7】
コンベア上の火災を検知するためのプログラムであって、
前記コンベア上を監視対象とし、第1の設定温度以上の物体を検出するための第1の温度センサと、
前記コンベア上を監視対象とし、前記第1の温度センサよりも下流に設置される可視光カメラと
に通信接続されるコンピュータに、
前記第1の温度センサにより前記第1の設定温度以上の物体が検出されると、前記可視光カメラにより撮像された当該物体の画像を記録するステップを実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温度センサシステムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンベア上の火災を検知するための装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の検知装置では、温度検知用光ファイバをコンベアに敷設し、光ファイバ上の温度分布を温度計測器で計測する。また、定点計測用の温度センサをコンベアに設置し、それらの感知温度を温度計測器で計測する。そして、火災判定器にて、コンベア停止中か否か判定し、停止中には温度計測器の計測結果から火災発生の有無の判定と火源位置の特定をする。一方、稼働中には温度計測器の計測結果から火災発生の有無を判定し、火災発生の場合は、コンベアを停止させ、温度計測器の計測結果から火源位置を特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-99264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の検知装置では、火災発生の有無の判定と火源位置の特定を行うことができる。しかし、どのような物体が高温となっているのか、外観形状の特定を行うことはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、コンベア上を流れる高温物体の外観形状を特定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明に係る温度センサシステムは、コンベア上の火災を検知するための温度センサシステムであって、前記コンベア上を監視対象とし、第1の設定温度以上の物体を検出するための第1の温度センサと、前記コンベア上を監視対象とし、前記第1の温度センサよりも下流に設置される可視光カメラと、前記第1の温度センサにより前記第1の設定温度以上の物体が検出されると、前記可視光カメラにより撮像された当該物体の画像を記録する制御装置とを備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、コンベア上を流れる高温物体の外観形状を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、温度センサシステムの一例を示す。
図2は、温度センサ101の構成例を示す。
図3は、PC103の構成例を示す。
図4は、温度算出処理の一例を示す。
図5は、異常温度検出処理の一例を示す。
図6は、監視処理の一例を示す。
図7は、ディスプレイに表示された監視画面の一例を示す。
図8は、温度センサシステムの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1.実施例
本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【0009】
1-1.概要
まず、本実施例の概要について説明する。
近年、リサイクル施設におけるコンベア上の出火が多発しており、その原因は、誤って回収された廃棄物の発火、発熱によるものとされる。例えば、以下のような発火、発熱の事例がある。
・リチウムイオン電池の短絡による火花や発熱
・スプレー缶やライターの発火
・金属(釘や鉄片)の発熱(破砕時に圧力が加わり発熱する)
【0010】
このような発火、発熱を検出するための装置として、上記の特許文献1に記載の検知装置が考えられる。しかし、上記の検知装置では、どのような物体が高温となっているのか、外観形状の特定を行うことができない。加えて、上記の検知装置には、高温となる前の若干発熱した物体を検出してプレアラームを発するような機能がない。
(【0011】以降は省略されています)

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