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公開番号
2025021656
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125525
出願日
2023-08-01
発明の名称
防災システム
出願人
ホーチキ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20250206BHJP(信号)
要約
【課題】任意の設置現場の火災検知器又は防災受信盤側に試験装置を接続し、試験装置から火災検知器への電源供給を必要とすることなく、1又は複数の火災検知器の情報を試験装置で収集して確認を可能とする。
【解決手段】防災受信盤10からの信号回線14に監視エリアの火災を検知する複数の火災検知器12(12-1),12(12-2)・・・を並列に接続して火災を監視する。試験装置15は、例えば火災検知器12(12-2)と信号回線14の間に、コネクタを介して着脱自在に接続した状態で、試験装置15に電源回線を介して防災受信盤10からの電源を供給すると共に伝送回線を介して複数の火災検知器12(12-1),12(12-2)・・・と接続し、試験装置15により、指定された任意の火災検知器12で検出された情報を受信して保存する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
防災受信盤からの信号回線に監視エリアの火災を検知する複数の火災検知器を並列に接続して火災を含む異常を監視する防災システムであって、
前記信号回線は、電源回線と伝送回線を含み、
前記火災検知器は、前記信号回線にコネクタを介して着脱自在に接続されており、
前記信号回線と何れかの前記火災検知器との間に、前記コネクタを介して試験装置を着脱自在に接続した状態で、前記試験装置に前記電源回線を介して電源を供給すると共に前記伝送回線を介して前記複数の火災検知器と接続し、
前記試験装置により、指定された前記火災検知器で検出された情報を受信して保存することを特徴とする防災システム。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
請求項1記載の防災システムにおいて、
前記火災検知器は、第1コネクタにより前記信号回線に接続されており、
前記試験装置は、第2コネクタのソケットと前記信号回線と同じ信号回線で引き出された第3コネクタのプラグを備え、
何れかの前記火災検知器から外した前記第1コネクタのプラグを前記試験装置の第2コネクタのソケットに接続すると共に前記試験装置の第3コネクタのプラグを前記火災検知器の前記第1コネクタのソケットに接続することにより、前記信号回線と前記火災検知器の間に前記試験装置を着脱自在に接続することを特徴とする防災システム。
【請求項3】
防災受信盤からの信号回線に監視エリアの火災を検知する複数の火災検知器を並列に接続して火災を含む異常を監視する防災システムであって、
前記信号回線は、電源回線と伝送回線を含み、
前記火災検知器は、前記信号回線にコネクタを介して着脱自在に接続されており、
前記防災受信盤に対する前記信号回線のコネクタ接続部位に、コネクタを介して前記試験装置を着脱自在に接続した状態で、前記試験装置に前記電源回線を介して電源を供給すると共に前記伝送回線を介して前記複数の火災検知器と接続し、
前記試験装置により、指定された前記火災検知器で検出された情報を受信して保存することを特徴とする防災システム。
【請求項4】
請求項3記載の防災システムにおいて、
前記火災検知器は、第1コネクタにより前記信号回線に接続されており、
前記試験装置は、第2コネクタのソケットと前記信号回線と同じ信号回線で引き出された第3コネクタのプラグを備え、
前記防災受信盤は、第4コネクタにより前記信号回線を着脱自在に接続しており、
前記防災受信盤から外した前記第4コネクタのプラグを前記試験装置の第2コネクタのソケットに接続すると共に前記試験装置の第3コネクタのプラグを前記防災受信盤の前記第4コネクタのソケットに接続することにより、前記防災受信盤に対する前記信号回線の接続部位に前記試験装置を着脱自在に接続することを特徴とする防災システム。
【請求項5】
防災受信盤からの信号回線に監視エリアの火災を検知する複数の火災検知器を並列に接続して火災を含む異常を監視する防災システムであって、
前記信号回線は、電源回線と伝送回線を含み、
前記火災検知器は、前記信号回線にコネクタを介して着脱自在に接続されており、
前記防災受信盤は、前記信号回線に含まれる電源回線を前記試験装置に接続すると共に前記火災検知器側からの伝送回線を前記防災受信盤側又は前記試験装置側に切替え接続する回線切替部を備え、
前記回線切替部により前記信号回線を前記試験装置側に切替え接続した状態で、前記試験装置を前記回線切替部にコネクタを介して接続することで、前記試験装置に前記電源回線を介して電源を供給すると共に前記伝送回線を介して前記複数の火災検知器と接続し、
前記試験装置により、指定された前記火災検知器で検出された情報を受信して保存することを特徴とする防災システム。
【請求項6】
請求項5記載の防災システムにおいて、
前記火災検知器は、第1コネクタにより前記信号回線に接続されており、
前記試験装置は、第2コネクタのソケットと前記信号回線と同じ信号回線で引き出された第3コネクタのプラグを備え、
前記防災受信盤は、前記火災検知器側の信号回線を接続する第4コネクタと、前記試験装置側の信号回線を接続する前記回線切替部の第5コネクタのソケットとを備え、
前記防災受信盤の前記回線切替部は、前記第4コネクタからの前記伝送回線を、前記防災受信盤内の伝送部への伝送回線又は前記第5コネクタのソケットへの伝送回線に切替える切替スイッチ回路を備え、
前記試験装置の第3コネクタのプラグを前記回線切替部の前記第5コネクタのソケットに接続することにより、前記防災受信盤の前記回線切替部に前記試験装置を着脱自在に接続し、
前記試験装置により、指定された前記火災検知器で検出された情報を受信して保存することを特徴とする防災システム。
【請求項7】
防災受信盤からの信号回線に監視エリアの火災を検知する複数の火災検知器を並列に接続して火災を含む異常を監視する防災システムであって、
前記信号回線は、電源回線と伝送回線を含み、
前記火災検知器は、前記信号回線にコネクタを介して着脱自在に接続されており、
前記防災受信盤は、前記信号回線に含まれる電源回線を前記試験装置に接続すると共に前記火災検知器側からの伝送回線を前記防災受信盤側又は前記試験装置側に接続する回線分岐部を備え、
前記回線分岐部を介して前記信号回線を前記試験装置側に接続した状態で、前記試験装置を前記回線分岐部にコネクタを介して接続することで、前記試験装置に前記電源回線を介して電源を供給すると共に前記伝送回線を介して前記複数の火災検知器と接続し、
前記試験装置により、指定された前記火災検知器で検出された情報を受信して保存することを特徴とする防災システム。
【請求項8】
請求項7記載の防災システムにおいて、
前記火災検知器は、第1コネクタにより前記信号回線に接続されており、
前記試験装置は、第2コネクタのソケットと前記信号回線と同じ信号回線で引き出された第3コネクタのプラグを備え、
前記防災受信盤は、前記火災検知器側の信号回線を接続する第4コネクタと、前記試験装置側の信号回線を接続する前記回線分岐部の第6コネクタのソケットとを備え、
前記防災受信盤の前記回線分岐部は、前記防災受信盤内の伝送部から前記第4コネクタへの電源回線及び伝送回線を前記第6コネクタのソケットに分岐接続し、
前記試験装置の第3コネクタのプラグを前記回線分岐部の前記第6コネクタのソケットに接続することにより、前記防災受信盤の前記回線分岐部に前記試験装置を着脱自在に接続し、
前記試験装置により、指定された前記火災検知器で検出された情報を受信して保存することを特徴とする防災システム。
【請求項9】
請求項1,3又は7の何れかに記載の防災システムにおいて、
前記防災受信盤は、前記試験装置が接続された場合に、前記伝送回線を使用した前記火災検知器に対する周期的に呼出信号を送信して応答信号を受信するポーリング処理を停止し、前記伝送回線を前記試験装置による情報の伝送に割り当てることを特徴とする防災システム。
【請求項10】
請求項1,3又は7の何れかに記載の防災システムにおいて、
前記防災受信盤は、前記ポーリング処理の停止中に前記火災検知器で火災が検出された場合に送信される火災割込み信号の受信に基づいて火災を検出して警報することを特徴とする防災システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防災受信盤からの信号回線に監視エリアの火災を検知する火災検知器を接続して火災を監視する防災システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、自動車専用道路等のトンネルには、トンネル内で発生する火災を監視して火災事故から人身及び車両等を守るために、防災システムとして、トンネル内に火災検知器がトンネルの長手方向に沿って設置され、防災受信盤から引き出された信号回線に火災検知器が接続されている。
【0003】
火災検知器は、トンネルの長手方向となる左右両側に検知エリアを持ち、隣に配置される火災検知器との検知エリアが相互補完的に重なるように、例えば25m間隔或いは50m間隔で連続的に配置されている。
【0004】
また、火災検知器は、火災を検知するために、透光性窓を介してトンネル内で発生する火災炎からの放射線エネルギー(光エネルギー)として、例えば赤外線エネルギーを受光素子で受光して観測しており、火災の検知機能を維持するために、受光素子の感度を監視するための感度試験や透光性窓の汚れを監視するための汚れ試験を行っている。
【0005】
受光素子の感度試験では、防災受信盤から定期的に送信される試験信号を受信した場合に、火災炎から発せられる光に相当する試験光を試験光源から受光素子に入射して受光感度(受光値)を検出している。そして、火災検知器は、検出した受光感度に応じて受光素子の故障信号(感度異常信号)を防災受信盤に送信して受光素子の故障警報(感度異常の警報)を出力させている。
【0006】
透光性窓の汚れ試験では、防災受信盤から定期的に送信される試験信号を受信した場合に、試験光を火災検知器の外側に設けられた試験光源から透光性窓を介して受光素子に入射して減光率を求めている。そして、火災検知器は、受光値が所定の汚れ閾値に低下するまでは受光値を補正することで火災の検知機能を維持し、減光率が所定の汚れ閾値を超えた場合に汚れ異常信号を防災受信盤に送信して汚れ警報を出力させている。
【0007】
また、近年にあっては、火災検知器の劣化を監視する方法として、感度試験を行い、受光素子が故障とみなされるよりも前の条件を満たしたときに劣化異常と判定する輻射式火災検知器や(特許文献1)、火災検知器における感度試験の受光感度(受光値)以外の情報(例えば消費電流等)に基づいて火災検知器の劣化を検出するトンネル防災システム(特許文献2)が知られている。
【0008】
また、従来の防災システムにあっては、防災受信盤側に同じ機能を備えた試験装置を設け、防災受信盤に接続されている信号回線を外して試験装置に接続し、火災検知器の劣化予兆情報を、防災受信盤側に設置した試験装置で収集するようにしている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第3240586号公報
特許第6900206号公報
特開2021-163099号公報
【発明の概要】
【0010】
しかしながら、火災検知器の劣化予兆情報を、防災受信盤側に設置した試験装置で収集する従来の防災システム(特許文献3)にあっては、防災受信盤と同等な機能及び電源を有する試験装置を必要とすることから、設備構成が複雑となり、コストが嵩む問題がある。
(【0011】以降は省略されています)
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