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公開番号2025060864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024229757,2020173940
出願日2024-12-26,2020-10-15
発明の名称火災検出装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 17/107 20060101AFI20250403BHJP(信号)
要約【課題】煙感知器において、高利得増幅による煙の受光信号の補正を必要とすることなく、煙の拡散に応じて、より迅速な火災検出を可能とする火災検出装置、防災設備及び火災検出方法を提供する。
【解決手段】防災設備は、検出手段となる煙検出部16により監視領域の煙によって生ずる所定の物理量となる煙濃度を検出し、火災判断手段となる火災判断部20により煙検出部16で検出した煙濃度が所定の火災判断条件を充足した場合に、火災と判断する。増加率検出部18は、煙検出部16で検出した煙濃度の増加率を検出し、煙濃度の増加率が所定の閾値以上の場合、火災を判断しやすくするように火災判断条件を変更し、煙の拡散が速く、規模の大きくなる可能性の高い火災に対し、迅速に火災と判断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
監視領域の火災を検出する火災検出装置であって、
煙によって生ずる所定の物理量を検出して煙検出値を出力する煙検出手段と、
前記煙検出値が所定の火災判断条件を充足した場合に火災と判断する火災判断手段と、
前記煙検出値の増加率を検出する増加率検出手段と、
を備え、
前記増加率検出手段で検出した前記煙検出値の増加率が所定の閾値以上の場合は、前記火災判断条件を変更前よりも火災と判断しやすくするように変更し、
前記閾値は、火災要因の中で最も低い燻焼火災が発生した場合の増加率と非火災要因が発生した場合の増加率との間に設定されたことを特徴とする火災検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災による煙を検出して火災を判断する煙感知器等の火災検出装置、防災設備及び火災検出方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、感知器等の火災検出装置は、例えば、火災による煙濃度が所定の火災判断条件を充足したときに火災と判断し、例えば受信機で火災警報動作を行わせている。
【0003】
一方、近年にあっては、火災による煙濃度を検出する煙センサの出力の上昇率に応じて、煙センサの出力を補正し、進行スピードの早い火災、即ち、煙の拡散速度(上昇速度)が早く規模の大きくなる可能性の高い火災を、より早く検出するようにした煙感知器が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-220113号公報
特開2001-67557号公報
特開平5-166076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の煙感知器にあっては、煙センサの出力の上昇率に応じて、受光増幅器の増幅率を変えてセンサ出力を補正しているが、フォトダイオードなどの受光素子の受光出力はマイクロアンペアオーダーと微弱であり、増幅利得の大きな受光増幅器を使用していることからノイズの影響を受けやすく、センサ出力を補正するために受光増幅器の増幅利得を変えた場合に動作が安定せず、また、回路構成が複雑となってコストが増加する問題がある。
【0006】
本発明は、高利得増幅による煙の受光信号の補正を必要とすることなく、煙の拡散に応じて、より迅速な火災検出を可能とする火災検出装置及び火災検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(火災検出装置)
本発明は、監視領域の火災を検出する火災検出装置であって、
煙によって生ずる所定の物理量を検出して煙検出値を出力する煙検出手段と、
煙検出値が所定の火災判断条件を充足した場合に火災と判断する火災判断手段と、
煙検出値の増加率を検出する増加率検出手段と、
を備え、
増加率検出手段で検出した煙検出値の増加率に基づいて、火災判断条件を変更する、
ことを特徴とする。
【0008】
(火災判断条件変更1:増加率を単一の閾値で判別して行う変更)
煙検出値の増加率が所定の閾値以上の場合は、火災判断条件を変更前よりも火災と判断しやすくするように変更する。
【0009】
(火災閾値及び又は蓄積時間を変更する火災判断条件変更1)
火災判断手段は、
煙検出値が所定の火災閾値以上の場合、又は、
煙検出値が所定の火災閾値以上となる状態が所定の蓄積時間以上続いた場合に、
火災と判断し、
煙検出値の増加率が閾値以上の場合は、煙検出値の増加率が閾値を下回る場合と比較して、
火災閾値を低くする及び又は蓄積時間を短くする。
【0010】
(火災判断条件変更2:増加率を第1及び第2閾値で判別して行う変更)
煙検出値の増加率が所定の第1閾値以上の場合は、火災判断条件を変更前よりも火災と判断しやすくするように変更し、
煙検出値の増加率が第1閾値より小さい所定の第2閾値以下の場合は、火災判断条件を変更前よりも火災と判断しにくくするように変更する。
(【0011】以降は省略されています)

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