特許ウォッチ

公開番号2025024532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128705
出願日2023-08-07
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F02D 41/08 20060101AFI20250213BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料ポンプの過熱を抑制する。
【解決手段】内燃機関と、内燃機関に用いられる燃料を貯留可能な第1、第2貯留部と第1貯留部と、第2貯留部とを接続し上げ底となるように湾曲した底部を含む鞍部と、を有する鞍型形状の燃料タンクと、第1貯留部に配置された第1燃料ポンプと、第2貯留部に配置された第2燃料ポンプと、を備え、内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置と、を備える内燃機関装置に用いられ、内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、内燃機関装置が水平方向に対して傾斜しているときには、内燃機関をアイドル運転する際の回転数であるアイドル回転数を、内燃機関装置が水平方向に対して傾斜していないときに比して、低くする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
内燃機関と、
前記内燃機関に用いられる燃料を貯留可能な第１、第２貯留部と前記第１貯留部と、前記第２貯留部とを接続し上げ底となるように湾曲した底部を含む鞍部と、を有する鞍型形状の燃料タンクと、前記第１貯留部に配置された第１燃料ポンプと、前記第２貯留部に配置された第２燃料ポンプと、を備え、前記内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置と、
を備える内燃機関装置に用いられ、前記内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関装置が水平方向に対して傾斜しているときには、前記内燃機関をアイドル運転する際の回転数であるアイドル回転数を、前記内燃機関装置が前記水平方向に対して傾斜していないときに比して、低くする
内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、この種の内燃機関の制御装置としては、内燃機関と、燃料タンクと、を備える内燃機関装置に用いられ、内燃機関を制御するものが提案されている（例えば、特許文献１参照）。燃料タンクは、全体として卵型の形状に形成され、内部に内燃機関の供給するための燃料が貯留されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１ー６７２３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、近年、燃料タンクを、内燃機関に用いられる燃料を貯留可能な第１、第２貯留部と、第１貯留部と前記第２貯留部とを接続し上げ底となるように湾曲した鞍部と、を有する鞍型形状とし、第１貯留部に配置された第１燃料ポンプと、第２貯留部に配置された第２燃料ポンプと、を備えるものが提案されている。この内燃機関装置では、水平方向に対して傾斜すると、燃料が第１貯留部および第２貯留部のうちの一方の貯留部に偏って貯留されることがある。この場合、他方の貯留部に貯留されている燃料が少ないため、燃料ポンプが空転して過熱してしまう。
【０００５】
本開示の内燃機関の制御装置は、燃料ポンプの過熱を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の内燃機関の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【０００７】
本開示の内燃機関の制御装置は、
内燃機関と、
前記内燃機関に用いられる燃料を貯留可能な第１、第２貯留部と前記第１貯留部と、前記第２貯留部とを接続し上げ底となるように湾曲した底部を含む鞍部と、を有する鞍型形状の燃料タンクと、前記第１貯留部に配置された第１燃料ポンプと、前記第２貯留部に配置された第２燃料ポンプと、を備え、前記内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置と、を備える内燃機関装置に用いられ、前記内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関装置が水平方向に対して傾斜しているときには、前記内燃機関をアイドル運転する際の回転数であるアイドル回転数を、前記内燃機関装置が前記水平方向に対して傾斜していないときに比して、低くする
ことを要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本実施形態のハイブリッド車２０の構成の概略を示す構成図。
燃料供給装置２３の構成の概略を示す構成図。
設定ルーチンの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図１は、本実施形態の内燃機関の制御装置を搭載するハイブリッド車２０の構成の概略を示す構成図である。実施形態例のハイブリッド車２０は、エンジン（内燃機関）２２と、燃料供給装置２３と、エンジン用電子制御ユニット（以下、「エンジンＥＣＵ」という）２４と、プラネタリギヤ３０と、モータＭＧ１、ＭＧ２と、モータ用電子制御ユニット（以下、「モータＥＣＵ」という）４０と、バッテリ５０と、バッテリ用電子制御ユニット（以下、「バッテリＥＣＵ」という）５２と、ハイブリッド用電子制御ユニット（以下、「ＨＶＥＣＵ」という）７０と、を備える。
【００１０】
エンジン２２は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。エンジン２２は、エンジンＥＣＵ２４により運転制御される。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許