TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025018648
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122542
出願日
2023-07-27
発明の名称
ロータ
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
1/278 20220101AFI20250130BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 磁石に加わる衝撃を低減する。
【解決手段】 ロータであって、ロータコアと、前記ロータコアの外周面に接している磁石と、前記ロータコアの外周側から前記磁石と前記ロータコアとを囲繞することで前記磁石を前記ロータコアに固定している囲繞部材、を有する。前記ロータコアが、前記ロータコアの前記外周面に沿って伸びるスリットと、前記スリットよりも前記ロータコアの中心軸側に位置する主要部と、前記スリットよりも前記ロータコアの外周側に位置する外周部と、前記主要部と前記外周部とを接続する接続部、を有する。前記スリットが、前記ロータコアの半径方向に沿って見たときに前記磁石と重なる位置に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータコアと、
前記ロータコアの外周面に接している磁石と、
前記ロータコアの外周側から前記磁石と前記ロータコアとを囲繞することで前記磁石を前記ロータコアに固定している囲繞部材、
を有し、
前記ロータコアが、
前記ロータコアの前記外周面に沿って伸びるスリットと、
前記スリットよりも前記ロータコアの中心軸側に位置する主要部と、
前記スリットよりも前記ロータコアの外周側に位置する外周部と、
前記主要部と前記外周部とを接続する接続部、
を有し、
前記スリットが、前記ロータコアの半径方向に沿って見たときに前記磁石と重なる位置に配置されている、ロータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、ロータに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
特許文献1に開示のロータは、ロータコアと、磁石と、囲繞部材を有する。囲繞部材は、磁石とロータコアとを囲繞することで磁石をロータコアに固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-205725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のロータが高速で回転したときに、磁石に高い遠心力が加わる。すると、磁石に押されることによって囲繞部材が外周側に変形する。他方、ロータコアの剛性が高いため、ロータコアではほとんど変形が生じない。このため、磁石とロータコアの間に隙間が生じる。磁石とロータコアの間に隙間が生じると、その後に遠心力が低下したときに磁石がロータコアに衝突し、磁石に衝撃が加わる。本明細書では、磁石に加わる衝撃を低減する技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するロータは、ロータコアと、前記ロータコアの外周面に接している磁石と、前記ロータコアの外周側から前記磁石と前記ロータコアとを囲繞することで前記磁石を前記ロータコアに固定している囲繞部材、を有する。前記ロータコアが、前記ロータコアの前記外周面に沿って伸びるスリットと、前記スリットよりも前記ロータコアの中心軸側に位置する主要部と、前記スリットよりも前記ロータコアの外周側に位置する外周部と、前記主要部と前記外周部とを接続する接続部、を有する。前記スリットが、前記ロータコアの半径方向に沿って見たときに前記磁石と重なる位置に配置されている。
【0006】
このロータでは、外周部の一部が、スリットを介して主要部に対して対向している梁部を構成している。磁石に高い遠心力が加わると、磁石が外周側に変位するのに追随して梁部が外周側に変形する。したがって、磁石と梁部(すなわち、ロータコア)の間に隙間が生じることが抑制される。したがって、遠心力が低下したときに磁石に衝撃が加わり難い。このため、このロータの構造によれば、磁石の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のロータの断面図。
変形例のロータの断面図。
変形例のロータの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、実施形態のロータ10を示している。なお、図1の破線は、ロータ10の磁極範囲の境界を示している。図示していないが、ロータ10の周囲には、ステータが配置されている。ロータ10とステータによって電気モータが構成されている。
【0009】
ロータ10は、シャフト20、ロータコア30、複数の磁石40、及び、囲繞部材50を有している。シャフト20は、その中心軸AXの周りに回転可能に支持されている。ロータコア30は、筒形状を有している。ロータコア30の中心孔内にシャフト20が挿通されている。ロータコア30は、シャフト20に固定されている。1つの磁極範囲内において、ロータコア30の外周面32は平面である。したがって、ロータコア30の外周面32は、全体として多角形の断面形状を有している。複数の磁石40は、ロータコア30の外周面32上に配置されている。各磁極範囲に1つの磁石40が配置されている。各磁石40は、ロータコア30の外周面32に接している。囲繞部材50は、円筒形状を有している。囲繞部材50は、複数の磁石40とロータコア30を外周側から囲繞している。各磁石40は、囲繞部材50の内周面52とロータコア30の外周面32によって挟まれている。これによって、各磁石40はロータコア30に固定されている。
【0010】
ロータコア30には、複数のスリット30cが設けられている。各スリット30cは、各磁極範囲に設けられている。スリット30cは、磁極範囲の両端部から磁極範囲の中心に向かって外周面32に沿って伸びている。各スリット30cは、ロータコア30の半径方向に沿って見たときに磁石40と重なる位置に設けられている。磁極範囲の中心部には、スリット30cが設けられていない。以下では、ロータコア30のうち、スリット30cが設けられていない部分(すなわち、2つのスリット30cの間の部分)を接続部30dという。また、以下では、スリット30cよりも中心側(すなわち、中心軸AXに近い側)の部分を主要部30aという。また、以下では、ロータコア30のうち、スリット30cよりも外周側の部分を外周部30bという。外周部30bは、外周面32を含んでいる。外周部30bは、接続部30dによって主要部30aと接続されている。外周部30bは、接続部30dから外周面32に沿って周方向に伸びる梁部34を有している。梁部34は、スリット30cを介して主要部30aと対向している。梁部34の厚さが薄いので、梁部34は可撓性を有している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社東光高岳
開閉装置
12日前
竹内工業株式会社
配線ダクト
13日前
住友ベークライト株式会社
ロータ
6日前
日産自動車株式会社
ロータ
13日前
富士電機株式会社
電源装置
6日前
スワン電器株式会社
電源装置
6日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
6日前
富士電機株式会社
電力変換装置
6日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
6日前
東洋電装株式会社
駆動制御装置
6日前
富士電機株式会社
電力変換装置
13日前
株式会社デンソートリム
モータ制御装置
7日前
株式会社日立製作所
回転電機
7日前
株式会社ミツバ
電動モータ
13日前
株式会社アイシン
車載充電装置
6日前
株式会社アイシン
車載充電装置
6日前
株式会社浅羽製作所
管路内ケーブル剥離工具
13日前
ニチコン株式会社
スイッチングレギュレータ
12日前
トヨタホーム株式会社
電力融通システム
6日前
株式会社 東京ウエルズ
駆動装置
13日前
日産自動車株式会社
回転電機用ステータ
7日前
オムロン株式会社
ドライバ
12日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のステータ
6日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のステータ
6日前
安克創新科技股フン有限公司
充電器
14日前
大阪瓦斯株式会社
電力供給システム
12日前
本田技研工業株式会社
回転電機用ステータ
6日前
株式会社ダイヘン
充電装置および充電設備
13日前
株式会社ダイヘン
充電装置および充電設備
13日前
株式会社ダイヘン
給電システム及び受電装置
12日前
河村電器産業株式会社
電気機器収納箱
13日前
ローム株式会社
モータドライバ
13日前
株式会社デンソー
モータ駆動装置
13日前
矢崎総業株式会社
給電装置
13日前
株式会社デンソー
駆動装置
13日前
ホシデン株式会社
車載用非接触給電装置
13日前
続きを見る
他の特許を見る