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公開番号
2025019388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023122980
出願日
2023-07-28
発明の名称
コンバイン
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人永井国際特許事務所
主分類
A01D
41/02 20060101AFI20250131BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】引起装置の後側に詰まった穀稈を容易に取除くことができるコンバインを提供する。
【解決手段】引起フレーム(40)を、第1伝動筒(15)から下側に向かって延在する上下伝動筒(41)と、上下伝動筒(41)の下部から左右方向に延在する左右伝動筒(42)で形成し、左右伝動筒(42)に内装された第1回転軸(46)の前部に凸部(54A)を形成し、凸部(54A)の前端部を左右伝動筒(42)の左連結部(42L)と右連結部(42R)の前面よりも前側に延出させ、引起装置(17,70)の引起チェン(56)が巻回された駆動スプロケット(50)を支持する第2回転軸(51)の後部に、凸部(54A)と係合する凹部(55A)を形成し、凹部(55A)の後端部を引起装置(17,70)の後壁よりも前側に位置させた。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンを搭載した機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
前記刈取装置(3)の刈取フレーム(10)に、穀稈を分草する分草体(16)と、分草された穀稈を引起こす引起装置(17,70)と、引起こされた穀稈の株元を切断する刈刃装置(18)と、切断された穀稈を挟持して前記脱穀装置(4)に搬送する搬送装置(19)を設け、
前記刈取フレーム(10)の上部に配置されたエンジンの出力回転が伝動される左右方向に延在する第1伝動筒(15)を設け、
前記第1伝動筒(15)の左右方向の中間部に、少なくとも1個以上の引起フレーム(40)を設け、
該引起フレーム(40)を、前記第1伝動筒(15)から下側に向かって延在する上下伝動筒(41)と、該上下伝動筒(41)の下部から左右方向に延在する左右伝動筒(42)で形成し、
該左右伝動筒(42)に内装された第1回転軸(46)の前部に凸部(54A)を形成し、該凸部(54A)の前端部を前記左右伝動筒(42)の左連結部(42L)と右連結部(42R)の前面よりも前側に延出させ、
前記引起装置(17,70)の引起チェン(56)が巻回された駆動スプロケット(50)を支持する第2回転軸(51)の後部に、前記凸部(54A)と係合する凹部(55A)を形成し、該凹部(55A)の後端部を前記引起装置(17,70)の後壁よりも前側に位置させたことを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記凸部(54A)を多角形状に形成して、前記凸部(54A)の前端部の外周部に第1面取部(54B)を形成し、前記凹部(55A)を多角形状に形成して、前記凹部(55A)の後端部の内周部に第2面取部(55B)を形成した請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
前記刈取フレーム(10)から取外された引起装置(17,70)の引起チェン(56)における駆動スプロケット(50)とテンションスプロケット(81)の間の部位に、前記引起チェン(56)の回動を規制するスナップピン(57)を挿通した請求項1又は2記載のコンバイン。
【請求項4】
前記左右伝動筒(42)の両側部に支持部材(49)を設け、該支持部材(49)の下端部に前記引起装置(17,70)で引起こされた穀稈の穂先を案内する穂先ガイド(58B)を設け、前記支持部材(49)における穂先ガイド(58B)の上側に引起こされた穀稈を検出する穀稈センサ(58A)の基部を揺動自在に設け、
背面視において、引起こされた穀稈が検出されない場合には、前記穀稈センサ(58A)の長軸と穂先ガイド(58B)の先端部が直交し、引起こされた穀稈が検出された場合には、前記穀稈センサ(58A)の長軸と穂先ガイド(58B)の先端部が平行となる構成にした請求項1又は2記載のコンバイン。
【請求項5】
前記機体フレーム(1)の前部に、前記第1伝動筒(15)の左部を支持する左支持装置(100L)と、前記第1伝動筒(15)の右部を支持する右支持装置(100R)を設け、
前記右支持装置(100R)の下挟持部(112A)の上側に設けられた上挟持部(112B)を開閉する操作レバー(114)の左側に、前記上挟持部(112B)と下挟持部(112A)の左右方向に延在するピン(116)の係合と係合を解除する解除プレート(117)を設け、
前記操作レバー(114)と解除プレート(117)のグリップ部(117A)を把持した場合に、前記上挟持部(112B)とピン(116)の係合が解除される構成とした請求項1又は2記載のコンバイン。
【請求項6】
前記操縦部(5)を覆うキャビン(9)を設け、
前記第1伝動筒(15)に伝動される出力回転を増減速するギヤボックス(72)を設け、
前記キャビン(9)の左側に、前記ギヤボックス(72)のギヤの噛み合いを切替えるシフタ連結部(72A)を操作する操作レバー(73)を配置し、
該操作レバー(73)の左右方向に延在する第1ロッド(73A)の左部をシフタ連結部(72A)に連結し、該横ロッド(73A)の右部を、前記第1伝動筒(15)の中間部に設けられた支持部材(74)に回転自在に固定し、
正面視において、前記操作レバー(73)の第1ロッド(73A)の右部から上側に延在する第2ロッド(73B)を支持部材(74)よりも左側に設けた請求項1記載のコンバイン。
【請求項7】
前記第2ロッド(73B)は、前記第1ロッド(73A)の右部から上側に延在した後に、キャビン(9)に向かって延在した請求項6記載のコンバイン。
【請求項8】
前記搬送装置(19)の上側を覆うカバー(19A)を設け、
側面視において、前記キャビン(9)と重なる位置に、前記刈取装置(3)と脱穀装置(4)にオイルを注油する注油コントローラ(76)を設け、
前記カバー(19A)の後部と注油コントローラ(76)を連結部材(79)で連結した請求項6又は7記載のコンバイン。
【請求項9】
前記刈取フレーム(10)の下部に配置された左右方向に延在する第2伝動筒(13)から分草体(16)に向かって延在する前後フレーム(22)を左右方向に所定の間隔を隔てて設け、
該前後フレーム(22)の中間部を連結する左右方向に延在するフレーム(23)の中間部に、該フレーム(23)の中間部から上側に向かって延在する少なくとも1個以上のステー(43)と、該ステー(43)の上部から左右方向に延在する左右フレーム(44)を設け、
前記上下伝動筒(41)の上下方向に延在する軸心を、前記左右フレーム(44)と左右伝動筒(42)に着脱自在に固定される左右一対の引起装置(17,70)の左右方向の中心から偏移させた請求項6記載のコンバイン。
【請求項10】
前記上下伝動筒(41)の上部に、前記左右一対の引起装置(17,70)の後壁の上部を当接させる当接部材(41A)を設け、
前記左右伝動筒(42)の左部に、前記左右一対の左部の引起装置(17,70)の後壁を連結する左連結部(42L)を設け、
前記左右伝動筒(42)の右部に、前記左右一対の右部の引起装置(17,70)の後壁を連結する右連結部(42R)を設け、
側面視において、前記当接部材(41A)の前面と、前記左連結部(42L)の前面と、前記右連結部(42R)の前面が平行に形成した請求項9記載のコンバイン。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取装置に複数の引起装置を備えるコンバインに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
刈取装置の伝動筒と、伝動筒の中間部に配置された穀稈を引起す左右一対の引起装置の上部をそれぞれ上下方向に延在するフレームで連結して、引起装置の後側に設けられた搬送装置に穀稈が詰まった場合には、伝動筒の軸心回りにフレームを回転させて引起装置の下部を上方に引上げて搬送装置の前側に作業空間を確保して搬送装置に詰まった穀稈を取除く技術が知られていた。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-37441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術では、伝動筒と引起装置を連結するフレームを伝動筒の軸心回りに回転させて引起装置の下部を上方に引上げる必要があるので作業負担が大きいという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、引起装置の後側に詰まった穀稈を容易に取除くことができるコンバインを提供することにある。
【0006】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、エンジンを搭載した機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
前記刈取装置(3)の刈取フレーム(10)に、穀稈を分草する分草体(16)と、分草された穀稈を引起こす引起装置(17,70)と、引起こされた穀稈の株元を切断する刈刃装置(18)と、切断された穀稈を挟持して前記脱穀装置(4)に搬送する搬送装置(19)を設け、前記刈取フレーム(10)の上部に配置されたエンジンの出力回転が伝動される左右方向に延在する第1伝動筒(15)を設け、前記第1伝動筒(15)の左右方向の中間部に、少なくとも1個以上の引起フレーム(40)を設け、該引起フレーム(40)を、前記第1伝動筒(15)から下側に向かって延在する上下伝動筒(41)と、該上下伝動筒(41)の下部から左右方向に延在する左右伝動筒(42)で形成し、該左右伝動筒(42)に内装された第1回転軸(46)の前部に凸部(54A)を形成し、該凸部(54A)の前端部を前記左右伝動筒(42)の左連結部(42L)と右連結部(42R)の前面よりも前側に延出させ、前記引起装置(17,70)の引起チェン(56)が巻回された駆動スプロケット(50)を支持する第2回転軸(51)の後部に、前記凸部(54A)と係合する凹部(55A)を形成し、該凹部(55A)の後端部を前記引起装置(17,70)の後壁よりも前側に位置させたことを特徴とするコンバインである。
【0007】
請求項2記載の発明は、前記凸部(54A)を多角形状に形成して、前記凸部(54A)の前端部の外周部に第1面取部(54B)を形成し、前記凹部(55A)を多角形状に形成して、前記凹部(55A)の後端部の内周部に第2面取部(55B)を形成した請求項1記載のコンバインである。
【0008】
請求項3記載の発明は、前記刈取フレーム(10)から取外された引起装置(17,70)の引起チェン(56)における駆動スプロケット(50)とテンションスプロケット(81)の間の部位に、前記引起チェン(56)の回動を規制するスナップピン(57)を挿通した請求項1又は2記載のコンバインである。
【0009】
請求項4記載の発明は、前記左右伝動筒(42)の両側部に支持部材(49)を設け、該支持部材(49)の下端部に前記引起装置(17,70)で引起こされた穀稈の穂先を案内する穂先ガイド(58B)を設け、前記支持部材(49)における穂先ガイド(58B)の上側に引起こされた穀稈を検出する穀稈センサ(58A)の基部を揺動自在に設け、背面視において、引起こされた穀稈が検出されない場合には、前記穀稈センサ(58A)の長軸と穂先ガイド(58B)の先端部が直交し、引起こされた穀稈が検出された場合には、前記穀稈センサ(58A)の長軸と穂先ガイド(58B)の先端部が平行となる構成にした請求項1又は2記載のコンバインである。
【0010】
請求項5記載の発明は、前記機体フレーム(1)の前部に、前記第1伝動筒(15)の左部を支持する左支持装置(100L)と、前記第1伝動筒(15)の右部を支持する右支持装置(100R)を設け、前記右支持装置(100R)の下挟持部(112A)の上側に設けられた上挟持部(112B)を開閉する操作レバー(114)の左側に、前記上挟持部(112B)と下挟持部(112A)の左右方向に延在するピン(116)の係合と係合を解除する解除プレート(117)を設け、前記操作レバー(114)と解除プレート(117)のグリップ部(117A)を把持した場合に、前記上挟持部(112B)とピン(116)の係合が解除される構成とした請求項1又は2記載のコンバインである。
(【0011】以降は省略されています)
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