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公開番号
2025009624
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023128881
出願日
2023-07-04
発明の名称
根掛りしないイカ用疑似餌
出願人
個人
代理人
主分類
A01K
85/00 20060101AFI20250109BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】、障害物となるロープや網、海藻類への根掛りを回避しつつ抱き付いたイカのみを選択的に掛けることができるイカ用擬餌針を提供する。
【解決手段】イカ用擬餌針の釣り針部分を反転仮固定できるようにし、引いているときや誘引動作を行っている時に、針先が根掛りの対象物に正対しないようにし、抱き付いたイカの絡みついた触腕の抵抗やアワセの衝撃他、仮固定解放機構で仮固定された傘針が正転方向に転じ、イカに速やかに針先が掛かるようにした。
【選択図】図1-A
特許請求の範囲
【請求項1】
イカ用擬餌針の傘針と呼ばれる部分の一部または全体を反転させ仮固定することを特徴とするイカ用の擬餌針である。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記傘針が反転し接触対象に針先を向けないことを特徴とする、
請求項1に記載のイカ用疑似餌。
【請求項3】
前記傘針の一部、または全体が反転した状態で仮固定された
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のイカ用疑似餌。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣漁具であるイカ用疑似餌に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のイカ用疑似餌(餌木・エギと呼称)は、イカ特有の他魚とは異なる捕食行動、すなわち触腕により捕食対象を捕え、抱き付いて捕食するという生態に合わせ、餌木に付属する釣り針は口吻部ではなく腕や胴体に触れれば掛かるように考慮、設計されており、その代償として水中に存在する障害物に引っかかりやすく俗にいう「根掛り」が多発するものであった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、水中に存在する繋船ロープや養殖イケスの網、海藻類に接触しても根掛りせずにイカを誘引、釣獲せしめるイカ用釣漁具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、多数の針で構成され触れるものすべてに掛るよう設計された従来の餌木の釣針(傘針と呼称される)の一部または全部を反転し仮固定するものとし、抱き付いた対象のみを掛けることに特化し、根掛りの回避と釣獲の両立を果たすことを特徴とする餌木である。
【発明の効果】
【0005】
本発明のエギによれば、従来のイカ用疑似餌では攻略不可能であった、イカが好んで付く繋留ロープや網、捨て網、また産卵時に群れが入る海藻の繁茂地帯に根掛りを恐れることなく投入し、誘引・釣獲することができる。また従来釣獲が困難であった根掛りが多発する場所での釣獲向上のみならず、過去から現在に渡り問題となっている根掛りによるサンゴや海藻類へのダメージを防ぐとともに、漁業従事者が操業時に繋船ロープや漁網に引っ掛かったまま残置されたエギにより思わぬ怪我を負うといった危険も未然に防ぐことに貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施例のイカ用疑似餌(餌木)の傘針の反転設置の例である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1-A・Bは、本発明の一実施例の横からの図である。
図1-Aに示すように、本実施例の餌木は、通常2段から3段で構成される多段傘針の針先を頭部方向とは逆方向に折りたたむように設計されている。
また海藻類の繁茂が薄い場所などでは図1-Bに示すように、2~3段で形成される傘針の使用方向側(餌木頭部方向)の前部傘針だけを反転設置することで同様の効果を生むよう設計するものとする。
~構成・作用効果~
図1-Aは、傘針の構造を従来の円環ではなく円筒の一部に溝を掘る(符号▲1▼・符号▲1▼-2参照)ことにより、胴体シャフト部に折りたたみナイフのごとく、針部を折り返し、針先を使用方向とは逆に向けてセットする構造例であり、これにより針先が障害物に触れぬようにされる。この反転状態はイカが抱きついた状態でアワセる(釣り人が対象魚を針にかけるために竿をあおり急激に引っ張る動作)ことや後述の仮固定解放機構により仮固定がはずれ針先が対象に向くことでイカに掛かる事となる。
図1-Bは、上記図1-Aに解説したものと同様に傘針の構造を円環ではなく円筒部の一部に溝(符号▲1▼・符号▲1▼-2参照)を設け、本体とはワイヤー、モノフラメント等を介し傘針のU字環部(符号3)に接続することで、胴体シャフト部に逆向きにはめ込み固定する構造であり、これにより使用方向に対して針先が逆となり障害物に刺さらぬだけでなく、逆転設置分の傘針が、続く後部の正方向の傘針の針先をカバーする形となり、後部の正方向の傘針に障害物が刺さることを防ぐガードとして機能する。この逆転位置に仮固定された傘針も図1-Aの解説と同じく、釣り人のアワセの衝撃、または後述の固定解放機構により固定から外れ、針先を正方向に向けたフリー状態となることでイカに掛かる事となり、同時に後方の正方向の傘針の針先も対象に向けてオープンとなる。
~具体例・変形例~
図1-Aの傘針を使用方向(餌木頭部側)にむけて針先が向かぬよう折りたたむ構造のほか、傘針を反転設置する形態として、図1-A2のように傘針後部に差し込みピンを設け、胴体尾部の穴に差し込むことで仮固定し同様の効果を生むもの図2や、餌木胴体部のいずれかに傘針を仮固定するクリップ等固定用パーツを設置する、マグネットにより反転状態で固定するなどで同様の効果を生む設計も反転設置の範疇の例として含まれる。
また図1-Bの一部の溝付き傘針をシャフトに反転設置する構造のほか、図1-B▲2▼のように餌木の傘針設置シャフト部をフラットな板状にし、そこに溝を切り、その溝に従い反転・正転する両溝切り傘針を設置するなども同様の効果を生む例として挙げられる。
傘針の仮固定と解放に関しては、傘針の円筒部に施す溝の幅を仮固定するシャフトの太さよりごくわずかに狭める等で開放に軽度の抵抗があるように設計する、磁石を利用し胴体と仮固定するなどし、海藻やロープとの接触では外れず、アワセの衝撃や抱きついたイカとの接触摩擦ではずれるように設計するほか、留め金方式や解放の為のテコとなるパーツを設置することなど様々な機構から逆方向に仮固定された傘針を適切な衝撃・摩擦で開放されるもの採用する。
【符号の説明】
【0008】
1 傘針の円筒部に施された溝
2 傘針設置の為のシャフト
3 一部反転用の傘針の結節用U字環
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