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公開番号2025016058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119073
出願日2023-07-21
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類A01C 11/02 20060101AFI20250124BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】従来の野菜移植機のような作業車両については、苗載せ台の姿勢が作業内容に応じて柔軟に変更可能であるとは言難いことに本発明者は気付いた。
【解決手段】サイド苗載せ台50をセンター苗載せ台40へ連結するための略U字形状の連結プレート部材70が、設けられており、連結プレート部材70の一方の端部は、サイド苗載せ台50側に位置する、センター苗載せ台40の外端部へ回動可能に連結されており、連結プレート部材70の他方の端部は、センター苗載せ台40側に位置する、サイド苗載せ台50の内端部へ固定されており、サイド苗載せ台50が上方へ向かって回動されるとき、サイド苗載せ台50の内端部の最端縁とセンター苗載せ台40との間のギャップが発生しないように、ギャップ塞ぎプレート部材51がサイド苗載せ台50の内端部の最端縁へ下向きに立設されている野菜移植機である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
左右方向における中央へ取付けられたセンター苗載せ台と、
前後方向の苗載せ台回動軸の周りに回動可能である、前記センター苗載せ台の左右両側へそれぞれ取付けられた左右のサイド苗載せ台と、
を備えており、
前記サイド苗載せ台を前記センター苗載せ台へ連結するための略Ｕ字形状の連結プレート部材が、設けられており、
前記連結プレート部材の一方の端部は、前記サイド苗載せ台側に位置する、前記センター苗載せ台の外端部へ回動可能に連結されており、
前記連結プレート部材の他方の端部は、前記センター苗載せ台側に位置する、前記サイド苗載せ台の内端部へ固定されており、
前記サイド苗載せ台が上方へ向かって回動されるとき、前記サイド苗載せ台の前記内端部の最端縁と前記センター苗載せ台との間のギャップが発生しないように、ギャップ塞ぎプレート部材が前記サイド苗載せ台の前記内端部の前記最端縁へ下向きに立設されていることを特徴とする作業車両。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記サイド苗載せ台の回動角度を選択するためのピンが挿入可能である複数個のピン孔が、前記苗載せ台回動軸の近傍の位置で、前記連結プレート部材へ形成されており、
前記ピン孔へ挿入された前記ピンが前記センター苗載せ台の下面のピン当接位置へ当接することにより、前記サイド苗載せ台の下方への回動は禁止され、
前記ピン当接位置は、前記左右方向における前記苗載せ台回動軸の内側の位置であることを特徴とする請求項１に記載の作業車両。
【請求項３】
前記連結プレート部材の凸部が前記センター苗載せ台の下面の凸部当接位置へ当接することにより、前記サイド苗載せ台の上方への回動は禁止され、
前記凸部当接位置は、前記左右方向における前記苗載せ台回動軸の外側の位置であることを特徴とする請求項２に記載の作業車両。
【請求項４】
前記左右方向のシューター回動軸の周りに回動可能である、前記センター苗載せ台の後側へ取付けられたシューターを備えており、
苗載せ台フランジが、前記サイド苗載せ台の前側および後側ならびに前記左右方向における外側の端縁から立上がるように立設されており、
シューターフランジが、前記シューターの後側ならびに左側および右側の端縁から立上がるように立設されており、
前記サイド苗載せ台および前記シューターが上方へ向かって回動されるとき、前記サイド苗載せ台と前記シューターとの間の干渉が発生しないように、前記後側の前記端縁から立上がる前記苗載せ台フランジと前記左側および前記右側の前記端縁から立上がる前記シューターフランジとの間のスペースが形成されており、
前記サイド苗載せ台および前記シューターが上方へ向かって回動されていないとき、前記スペースが隠されるように、スペース隠しプレート部材が前記センター苗載せ台の後側の端縁へ上向きに立設されていることを特徴とする請求項３に記載の作業車両。
【請求項５】
車体の前側のバンパー部材へ立設された二本のフレーム部材が、二つのフレーム部材上端部で前記センター苗載せ台を下方から支持しており、
架橋補強板が、前記二本のフレーム部材の間へ取付けられていることを特徴とする請求項４に記載の作業車両。
【請求項６】
前記車体の後側の高さを調節する車高調節機構を備えており、
前記車体の前記後側の前記高さが最大になるように調節されたとき、前記架橋補強板の傾き状態は水平状態になることを特徴とする請求項５に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、野菜移植機のような作業車両に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
走行車体に苗を供給する苗供給装置と、苗供給装置から苗を受けて圃場に植え付ける植付装置と、植付装置が苗を植え付ける間隔を変更する株間切替機構と、株間切替機構を操作する株間切替部材を備える移植機において、株間切替機構は、大きく株間を増減させる第１切替機構と、小さく株間を増減させる第２切替機構で構成し、第１切替機構と第２切替機構のうち、苗供給装置及び植付装置に伝動する植付出力機構に伝動する側が機体上側に配置される構成とした移植機のような作業車両が、知られている（たとえば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－２０８４１４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、本発明者は、作業車両ユーザーのさまざまなニーズを考慮し、便利な機能が野菜移植機のような作業車両へつぎつぎと実装される趨勢はますます加速すると考えている。
【０００５】
しかしながら、従来の作業車両については、便利な機能を利用するときの使い勝手が必ずしもよくないことに本発明者は気付いた。
【０００６】
より具体的には、従来の野菜移植機のような作業車両については、苗載せ台の姿勢が作業内容に応じて柔軟に変更可能であるとは言難いことに本発明者は気付いた。
【０００７】
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、使い勝手を向上することができる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
第１の本発明は、左右方向における中央へ取付けられたセンター苗載せ台と、
前後方向の苗載せ台回動軸の周りに回動可能である、前記センター苗載せ台の左右両側へそれぞれ取付けられた左右のサイド苗載せ台と、
を備えており、
前記サイド苗載せ台を前記センター苗載せ台へ連結するための略Ｕ字形状の連結プレート部材が、設けられており、
前記連結プレート部材の一方の端部は、前記サイド苗載せ台側に位置する、前記センター苗載せ台の外端部へ回動可能に連結されており、
前記連結プレート部材の他方の端部は、前記センター苗載せ台側に位置する、前記サイド苗載せ台の内端部へ固定されており、
前記サイド苗載せ台が上方へ向かって回動されるとき、前記サイド苗載せ台の前記内端部の最端縁と前記センター苗載せ台との間のギャップが発生しないように、ギャップ塞ぎプレート部材が前記サイド苗載せ台の前記内端部の前記最端縁へ下向きに立設されていることを特徴とする作業車両である。
【０００９】
第２の本発明は、前記サイド苗載せ台の回動角度を選択するためのピンが挿入可能である複数個のピン孔が、前記苗載せ台回動軸の近傍の位置で、前記連結プレート部材へ形成されており、
前記ピン孔へ挿入された前記ピンが前記センター苗載せ台の下面のピン当接位置へ当接することにより、前記サイド苗載せ台の下方への回動は禁止され、
前記ピン当接位置は、前記左右方向における前記苗載せ台回動軸の内側の位置であることを特徴とする第１の本発明の作業車両である。
【００１０】
第３の本発明は、前記連結プレート部材の凸部が前記センター苗載せ台の下面の凸部当接位置へ当接することにより、前記サイド苗載せ台の上方への回動は禁止され、
前記凸部当接位置は、前記左右方向における前記苗載せ台回動軸の外側の位置であることを特徴とする第２の本発明の作業車両である。
（【００１１】以降は省略されています）

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