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公開番号2025007430
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108819
出願日2023-06-30
発明の名称収穫機
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類A01D 67/00 20060101AFI20250109BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】
刈取装置への装着が容易であると共に、軽量でも強度を確保できるカバーを備える収穫機を提供すること。
【解決手段】
走行装置2で走行する機体前側に刈取装置3を設け、刈取装置3で刈り取った穀稈から穀粒を分離する脱穀装置4を設け、刈取装置3の左右側方にサイドカバー50L,50Rを各々設け、左右のサイドカバー50L,50Rは、各々左右の上側刈取カバー53L,53Rと左右の下側刈取カバー54L,54Rで構成し、左右の上側刈取カバー53L,53Rの下部に突出させて形成する連結凸部55L,55Rを、左右の下側刈取カバー54L,54Rの上部を凹ませて構成する連結凹部56L,56Rに差し込んで連結する構成とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
走行装置(2)で走行する機体前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)で刈り取った穀稈から穀粒を分離する脱穀装置(4)を設けた収穫機において、
前記刈取装置(3)の左右側方にサイドカバー(50L,50R)を各々設け、該左右のサイドカバー(50L,50R)は、各々左右の上側刈取カバー(53L,53R)と左右の下側刈取カバー(54L,54R)で構成し、
該左右の上側刈取カバー(53L,53R)の下部に突出させて形成する連結凸部(55L,55R)を、該左右の下側刈取カバー(54L,54R)の上部を凹ませて構成する連結凹部(56L,56R)に差し込んで連結することを特徴とする収穫機。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記連結凸部(55L,55R)は、機体外側の外側壁(55La,55Ra)と、該外側壁(55La,55Ra)の前側に設ける板状の前側壁(55Lb,55Rb)と、後側に設けるL字形状に切り欠かれた後側壁(55Lc,55Rc)と、前記左右の上側刈取カバー(53L,53R)の下部と同じ形状に切り欠かれた下部壁(55Ld,55Rd)とで箱形状に構成し、
前記連結凹部(56L,56R)は、前記左右の下側刈取カバー(54L,54R)の上部の機体内側を前後方向に切り欠き、この切り欠きの前後には前側壁(59Lb,59Rb)と後側壁(59Lc,59Rc)を各々設けると共に、下部には下部壁(59Ld,59Rd)を設けて箱形状に構成し、
前記連結凸部(55L,55R)を前記連結凹部(56L,56R)に差し込んで連結することを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
左側の前記上側刈取カバー(53L)の下部壁(59Ld)には、下側リブ(57L)を前後の所定間隔を空けて設けると共に、該下側リブ(57L)の上部及び前記後側壁(55Lc)の上部には、上側リブ(58L)を各々設け、
左側の前記下側刈取カバー(54L)の前側壁(59Lb)と後側壁(59Rb)の前後間で、且つ下部壁(59Ld)の上面に、上側取付リブ(60L)を前後方向に所定間隔を空けて配置すると共に、前記下部壁(59Ld)の下面には、該上側取付リブ(60L)よりも狭い前後方向の所定間隔を空けて下側保持リブ(61L)を設け、
左側の前記上側刈取カバー(53L)と下側刈取カバー(54L)を連結して左サイドカバー(50L)とするとき、前記上側リブ(58L)と下側リブ(57L)と下側保持リブ(61L)は、各々上下方向に並ぶ前後位置に配置される構成としたことを特徴とする請求項2に記載の収穫機。
【請求項4】
右側の前記上側刈取カバー(53R)の外側壁(55Ra)と下部壁(55Rd)に下側リブ(57R)を前後方向に所定間隔を空けて設け、前記上側刈取カバー(53R)の底部の上面で且つ該下側リブ(57R)の上方には上側リブ(58R)を各々設け、該外側壁(55Ra)のうち下側リブ(57R)が設けられない箇所に第1取付孔(55Rz)を前後間隔を空けて形成し、
右側の前記下側刈取カバー(54R)の下部壁(59Rd)の上面には、該連結凸部(55R)の第1取付孔(55Rz)に対応する位置に第2取付孔(58Rz)を形成した上側取付リブ(60R)を複数設けると共に、該上側取付リブ(60R)の前後間に上側リブ(62)を設け、
該上側取付リブ(60R)及び上側リブ(62)の下方で且つ下部壁(59Rd)の下面に下側保持リブ(61R)を各々設け、
右側の前記上側刈取カバー(53R)と下側刈取カバー(54R)を連結して右サイドカバー(50R)とするとき、前記上側リブ(62)の下部に位置する下側保持リブ(61R)は前記上側刈取カバー(53R)の上側リブ(58R)及び下側リブ(57R)と上下方向に並ぶ前後位置に配置され、
前記第2取付孔(58Rz)を形成した上側取付リブ(60R)は、前記上側刈取カバー(53R)の上側リブ(58R)及び下側リブ(57R)と前後位置が重複しない位置に配置される構成としたことを特徴とする請求項2に記載の収穫機。
【請求項5】
前記左上側刈取カバー(53L)と右上側刈取カバー(53R)、ならびに前記左下側刈取カバー(54L)と右下側刈取カバー(54R)は、各々異なる形状としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の収穫機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収穫機の刈取装置の側方を被覆するカバーに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の収穫機において、刈取装置の左右側方を上下方向に亘って被覆する刈取カバーを、刈取フレームから機体前側に偏倚させ、刈取カバーと刈取フレームの間に滞留する藁屑の排出口を形成するコンバインに関する技術が知られている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-226097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術では、左右のサイドカバーが上下方向に長いので撓みが生じやすく、装着時に一部を刈取フレームに取り付ける際の反力で他の部分が離間する方向に移動し、装着作業に余分な時間が必要になる問題がある。
【0005】
また、最初に刈取フレームに装着する位置にズレがあると、他の取付位置にもズレが生じるので、装着作業により時間を要する問題がある。
【0006】
本願発明は、上記の問題を解消すべく、刈取装置への装着が容易であると共に、軽量でも強度を確保できるカバーを備える収穫機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
請求項1の発明は、走行装置(2)で走行する機体前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)で刈り取った穀稈から穀粒を分離する脱穀装置(4)を設けた収穫機において、前記刈取装置(3)の左右側方にサイドカバー(50L,50R)を各々設け、該左右のサイドカバー(50L,50R)は、各々左右の上側刈取カバー(53L,53R)と左右の下側刈取カバー(54L,54R)で構成し、該左右の上側刈取カバー(53L,53R)の下部に突出させて形成する連結凸部(55L,55R)を、該左右の下側刈取カバー(54L,54R)の上部を凹ませて構成する連結凹部(56L,56R)に差し込んで連結することを特徴とする収穫機である。
【0008】
請求項2の発明は、前記連結凸部(55L,55R)は、機体外側の外側壁(55La,55Ra)と、該外側壁(55La,55Ra)の前側に設ける板状の前側壁(55Lb,55Rb)と、後側に設けるL字形状に切り欠かれた後側壁(55Lc,55Rc)と、前記左右の上側刈取カバー(53L,53R)の下部と同じ形状に切り欠かれた下部壁(55Ld,55Rd)とで箱形状に構成し、前記連結凹部(56L,56R)は、前記左右の下側刈取カバー(54L,54R)の上部の機体内側を前後方向に切り欠き、この切り欠きの前後には前側壁(59Lb,59Rb)と後側壁(59Lc,59Rc)を各々設けると共に、下部には下部壁(59Ld,59Rd)を設けて箱形状に構成し、前記連結凸部(55L,55R)を前記連結凹部(56L,56R)に差し込んで連結することを特徴とする請求項1に記載の収穫機である。
【0009】
請求項3の発明は、左側の前記上側刈取カバー(53L)の下部壁(59Ld)には、下側リブ(57L)を前後の所定間隔を空けて設けると共に、該下側リブ(57L)の上部及び前記後側壁(55Lc)の上部には、上側リブ(58L)を各々設け、左側の前記下側刈取カバー(54L)の前側壁(59Lb)と後側壁(59Rb)の前後間で、且つ下部壁(59Ld)の上面に、上側取付リブ(60L)を前後方向に所定間隔を空けて配置すると共に、前記下部壁(59Ld)の下面には、該上側取付リブ(60L)よりも狭い前後方向の所定間隔を空けて下側保持リブ(61L)を設け、左側の前記上側刈取カバー(53L)と下側刈取カバー(54L)を連結して左サイドカバー(50L)とするとき、前記上側リブ(58L)と下側リブ(57L)と下側保持リブ(61L)は、各々上下方向に並ぶ前後位置に配置される構成としたことを特徴とする請求項2に記載の収穫機である。
【0010】
請求項4の発明は、右側の前記上側刈取カバー(53R)の外側壁(55Ra)と下部壁(55Rd)に下側リブ(57R)を前後方向に所定間隔を空けて設け、前記上側刈取カバー(53R)の底部の上面で且つ該下側リブ(57R)の上方には上側リブ(58R)を各々設け、該外側壁(55Ra)のうち下側リブ(57R)が設けられない箇所に第1取付孔(55Rz)を前後間隔を空けて形成し、右側の前記下側刈取カバー(54R)の下部壁(59Rd)の上面には、該連結凸部(55R)の第1取付孔(55Rz)に対応する位置に第2取付孔(58Rz)を形成した上側取付リブ(60R)を複数設けると共に、該上側取付リブ(60R)の前後間に上側リブ(62)を設け、該上側取付リブ(60R)及び上側リブ(62)の下方で且つ下部壁(59Rd)の下面に下側保持リブ(61R)を各々設け、右側の前記上側刈取カバー(53R)と下側刈取カバー(54R)を連結して右サイドカバー(50R)とするとき、前記上側リブ(62)の下部に位置する下側保持リブ(61R)は前記上側刈取カバー(53R)の上側リブ(58R)及び下側リブ(57R)と上下方向に並ぶ前後位置に配置され、前記第2取付孔(58Rz)を形成した上側取付リブ(60R)は、前記上側刈取カバー(53R)の上側リブ(58R)及び下側リブ(57R)と前後位置が重複しない位置に配置される構成としたことを特徴とする請求項2に記載の収穫機である。
(【0011】以降は省略されています)

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