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公開番号
2025016972
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119823
出願日
2023-07-24
発明の名称
苗マット取り出しシステム
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250129BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 苗箱から苗マットを簡単に取り出し、自動化しやすくすること。
【解決手段】
苗マット11が収納された苗箱10から苗マット11を取り出す苗マット取り出しシステムであって、平板状の網部71および網部71の下面に並列して取り付けられた複数の刺し込み部72を有する取り込み部70を備え、苗マット11が収納された苗箱10に対して上方から刺し込み部72を下降させて苗マット11の床土11bに突き刺し、その刺さった苗マット11を苗箱10から持ち上げることによって、苗マット11を苗箱10から取り出すことを特徴とする苗マット取り出しシステム。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
苗マットが収納された苗箱から前記苗マットを取り出す苗マット取り出しシステムであって、
平板状の網部および前記網部の下面に並列して取り付けられた複数の刺し込み部を有する取り込み部を備え、
前記苗マットが収納された苗箱に対して上方から前記刺し込み部を下降させて前記苗マットの床土に突き刺し、その刺さった苗マットを前記苗箱から持ち上げることによって、前記苗マットを前記苗箱から取り出すことを特徴とする苗マット取り出しシステム。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記刺し込み部によって刺さって持ち上げられた前記苗マットを前記刺し込み部から抜き取る櫛歯を有する櫛状の抜き取り部を備え、
前記抜き取り部の前記櫛歯が、前記刺し込み部が刺さっている苗マットの前記床土の上面に移動配置され、前記櫛歯により前記苗マットの前記床土の上面が押さえられた状態で、前記刺し込み部が前記抜き取り部に対して相対的に離間することによって、前記苗マットが前記刺し込み部から抜き取られる、請求項1記載の苗マット取り出しシステム。
【請求項3】
前記取り込み部および前記抜き取り部は機械的に移動、駆動可能であって、制御手段によってそれらの移動、駆動が制御されており、
前記抜き取り部が上下動しない状態で、前記刺し込み部が上方へ移動することで、前記苗マットが前記刺し込み部から抜き取られ、自重で下方に配置された案内装置上へ落下し、
前記案内装置は、落下してきた前記苗マットを植付け装置へ案内する、請求項2記載の苗マット取り出しシステム。
【請求項4】
前記刺し込み部は車体の前後方向と上下方向に移動可能であり、
前記抜き取り部は前記車体の左右方向に移動可能であり、
前記刺し込み部が、取り出し位置に位置している前記苗箱の上方に配置され、前記苗マットを取り出した後、後方の前記案内装置の上方へ移動し、
前記刺し込み部が前記案内装置の上方へ移動した後、前記案内装置の側方の待機位置に待機していた前記抜き取り部が前記案内装置の方へ横移動して、前記櫛歯が前記苗マットの前記床土の上面に挿入配置され、
その状態で、前記刺し込み部が上昇して、前記苗マットが前記案内装置の上へ自重落下し、その後前記刺し込み部は前方へ移動して元の前記取り出し位置に戻るとともに、前記抜き取り部は横移動して元の前記待機位置に戻り、前記案内装置は前記苗マットを連結板を介して前記植付け装置へ案内する、請求項3記載の苗マット取り出しシステム。
【請求項5】
前記連結板は、前記案内装置の後方に配置されており、
筐体に、前記取り込み部、前記抜き取り部および、前記案内装置を収納するとともに、前記連結板が前記筐体の後面に取り付けられており、
少なくとも前記取り込み部、前記抜き取り部、前記案内装置、前記連結板および、前記筐体が苗取りユニットを構成している、請求項4記載の苗マット取り出しシステム。
【請求項6】
前記苗取りユニットは前記車体の上方に設けられたレール上に左右方向に移動可能に配置されており、
前記連結板の下端部は前記植付け装置の上端部の上方に位置しており、前記苗マットは前記連結板上から前記植付け装置上へ送り込まれ、
前記筐体の底面の、前記案内装置の下側位置には、前記苗箱が下方へ落下出来るだけの大きさの空箱開口部が設けられ、
前記空箱開口部の下方には空になった苗箱を収納する空箱収納庫が配置され、その空箱収納庫は施肥機とエンジンを上方から覆っている、請求項5記載の苗マット取り出しシステム。
【請求項7】
前記苗取りユニットの前記筐体の前面には、前記苗マットを収納した苗箱が通過できるだけの大きさの補助苗開口部が設けられ、
前記車体の前方には補助苗枠ユニットが配置され、
前記補助苗枠ユニットは、複数列のガイド部材が左右方向に並列した複数列枠ユニットを有し、隣接する一対の前記ガイド部材にはそれぞれ一個の前記苗マットを収納した苗箱が前後方向に摺動可能に載置され、前記複数列枠ユニットは上下方向に移動可能となっており、
前記苗取りユニットの前記筐体の前面の前記補助苗開口部の上側には苗供給アームが前方に向かって前後移動可能に突き出しており、その前端には、前記筐体の前面とほぼ平行な面の苗供給プレートが取り付けられており、
前記筐体の内側に突き出ている前記苗供給アームの後端は前記取り込み部に固定されており、前記取り込み部の前記刺し込み部が後方の前記案内装置の上方へ移動することによって、前記苗供給アームも後方へ移動し、それに伴って前記苗供給プレートも後方へ移動して前記ガイド部材上に載置されている補助の前記苗箱が前記補助苗開口部を通過して、前記取り出し位置に配置される、請求項6記載の苗マット取り出しシステム。
【請求項8】
補助の前記苗箱が前記取り出し位置に移動してくると同時に、前記補助の前記苗箱の移動によって、それまで前記取り出し位置に存在した空になっている前記苗箱は後方へ押し出され移動して前記空箱開口部へ押し込まれ自重落下する、請求項7記載の苗マット取り出しシステム。
【請求項9】
前記刺し込み部は、2枚の長板を断面十字状に組合せ、前記長板に複数の返し部が設けられている、請求項8記載の苗マット取り出しシステム。
【請求項10】
前記複数の刺し込み部の前後方向の間隔は、前記苗マットの一回の苗取り量の長さに一致し、前記複数の刺し込み部の左右方向の間隔は前記苗マットの一回の横送り量の長さに一致する、請求項9記載の苗マット取り出しシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、苗マットを収納した苗箱から苗マットを取り出すことの出来る、田植機などに適用される苗マット取り出しシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、苗箱から苗マットを取り出す際、作業者が苗マットの端の方の葉をつかんでマットを少しめくり、そこから苗取り板を差し込んで掬い取っていた(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-5546公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、そのような作業者による苗マットの取り出し作業は面倒なものであった。また、近年の田植機の自動化の障害になるものであった。
【0005】
本発明では、そのような従来の苗マットの取り出し作業の課題を考慮し、作業者の手によらず機械化が実現できる、苗マットの取り出しシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の本発明は、
苗マットが収納された苗箱から前記苗マットを取り出す苗マット取り出しシステムであって、
平板状の網部および前記網部の下面に並列して取り付けられた複数の刺し込み部を有する取り込み部を備え、
前記苗マットが収納された苗箱に対して上方から前記刺し込み部を下降させて前記苗マットの床土に突き刺し、その刺さった苗マットを前記苗箱から持ち上げることによって、前記苗マットを前記苗箱から取り出すことを特徴とする苗マット取り出しシステムである。
【0007】
第2の本発明は、
前記刺し込み部によって刺さって持ち上げられた前記苗マットを前記刺し込み部から抜き取る櫛歯を有する櫛状の抜き取り部を備え、
前記抜き取り部の前記櫛歯が、前記刺し込み部が刺さっている苗マットの前記床土の上面に移動配置され、前記櫛歯により前記苗マットの前記床土の上面が押さえられた状態で、前記刺し込み部が前記抜き取り部に対して相対的に離間することによって、前記苗マットが前記刺し込み部から抜き取られる、請求項1記載の苗マット取り出しシステムである。
【0008】
第3の本発明は、
前記取り込み部および前記抜き取り部は機械的に移動、駆動可能であって、制御手段によってそれらの移動、駆動が制御されており、
前記抜き取り部が上下動しない状態で、前記刺し込み部が上方へ移動することで、前記苗マットが前記刺し込み部から抜き取られ、自重で下方に配置された案内装置上へ落下し、
前記案内装置は、落下してきた前記苗マットを植付け装置へ案内する、請求項2記載の苗マット取り出しシステムである。
【0009】
第4の本発明は、
前記刺し込み部は車体の前後方向と上下方向に移動可能であり、
前記抜き取り部は前記車体の左右方向に移動可能であり、
前記刺し込み部が、取り出し位置に位置している前記苗箱の上方に配置され、前記苗マットを取り出した後、後方の前記案内装置の上方へ移動し、
前記刺し込み部が前記案内装置の上方へ移動した後、前記案内装置の側方の待機位置に待機していた前記抜き取り部が前記案内装置の方へ横移動して、前記櫛歯が前記苗マットの前記床土の上面に挿入配置され、
その状態で、前記刺し込み部が上昇して、前記苗マットが前記案内装置の上へ自重落下し、その後前記刺し込み部は前方へ移動して元の前記取り出し位置に戻るとともに、前記抜き取り部は横移動して元の前記待機位置に戻り、前記案内装置は前記苗マットを連結板を介して前記植付け装置へ案内する、請求項3記載の苗マット取り出しシステムである。
【0010】
第5の本発明は、
前記連結板は、前記案内装置の後方に配置されており、
筐体に、前記取り込み部、前記抜き取り部および、前記案内装置を収納するとともに、前記連結板が前記筐体の後面に取り付けられており、
少なくとも前記取り込み部、前記抜き取り部、前記案内装置、前記連結板および、前記筐体が苗取りユニットを構成している、請求項4記載の苗マット取り出しシステムである。
(【0011】以降は省略されています)
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