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公開番号2025004561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104325
出願日2023-06-26
発明の名称水流方向切替装置
出願人株式会社ジェック
代理人個人
主分類E02B 7/40 20060101AFI20250107BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】流雪溝の底面に存する凸部や異物に影響されることなく制御板がスムーズに動作する水流方向切替装置を提供することを目的とする。
【解決手段】作動することで前記流水の流れ方向を制御する制御板1を備え、この制御板1は、垂直板に構成されて鉛直軸2に支持され、駆動装置3の作動により回動し前記分岐点61における所定の流雪溝60の流入口を閉塞するように構成され、さらに、前記制御板1の下部には、この制御板1の下縁に沿って変形部4が下方に突設され、この変形部4は、前記流雪溝60の底面60a上に存する凸部や異物30と接触した場合、変形若しくは退避移動して前記凸部や前記異物30を回避通過若しくは乗り越え通過可能な柔軟性を有するものである水流方向切替装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流雪溝の分岐点に設けられ該分岐点における流水の流れ方向を制御する水流方向切替装置であって、作動することで前記流水の流れ方向を制御する制御板を備え、この制御板は、垂直板に構成されて鉛直軸に支持され、駆動装置の作動により回動し前記分岐点における所定の流雪溝の流入口を閉塞するように構成され、さらに、前記制御板の下部には、この制御板の下縁に沿って変形部が下方に突設され、この変形部は、前記流雪溝の底面上に存する凸部や異物と接触した場合、変形若しくは退避移動して前記凸部や前記異物を回避通過若しくは乗り越え通過可能な柔軟性を有するものであることを特徴とする水流方向切替装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1記載の水流方向切替装置において、前記変形部は、可撓性部材若しくは弾性部材で構成されていることを特徴とする水流方向切替装置。
【請求項3】
請求項2記載の水流方向切替装置において、前記変形部は、ブラシで構成されていることを特徴とする水流方向切替装置。
【請求項4】
請求項1~3いずれか1項に記載の水流方向切替装置において、前記制御板は、前記変形部が前記流雪溝の底面を摺接しながら移動するように構成されていることを特徴とする水流方向切替装置。
【請求項5】
請求項1~3いずれか1項に記載の水流方向切替装置において、前記変形部は、前記制御板の板面に沿って上下移動自在に設けられていることを特徴とする水流方向切替装置。
【請求項6】
請求項4記載の水流方向切替装置において、前記変形部は、前記制御板の板面に沿って上下移動自在に設けられていることを特徴とする水流方向切替装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流雪溝の分岐点に設けられ該分岐点における流水の流れ方向を制御する水流方向切替装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
降雪量が多い地域では、消雪パイプだけでは降り積もった雪を消雪することが困難なため、消雪しきれない雪を除去するための「流雪溝」と称する排雪施設が整備されている。
【0003】
この流雪溝は、河川等を水源とする流水を利用したものであり、降り積もった雪を投入するだけで、流水により雪を下流側の河川等に運搬し排雪する仕組みになっている。
【0004】
このような流雪溝は、多くの分岐点を介して地域内に縦横無尽に設けられ、地域内の人々が誰でも利用できるようになっているが、大きな雪の塊を運搬するにはそれなりの流水量が必要となるため、流雪溝の利用に際しては、流雪溝の各分岐点において、流水の流れを制御する制御板(止水板)を用いて一方の流雪溝への流水の流れを堰止め、他方の流雪溝に全ての流水が流れるように制御し、流水の流れを一本化する(一筋の流れとする)ことで流水量を確保し、また、時間により制御板の位置を変えて通水区間を変更し、地域全体が流雪溝を利用できるように運用されている。
【0005】
しかしながら、上述した流水の流れを制御するための制御板の位置変え作業は、重い止水板を上下方向に抜き差ししなければならず、非常に労力を要する厄介な作業であり、また、冬の早朝、平日の日中に長い時間を作業に費やすため、作業者への負担も大きいものとなっていた。
【0006】
従来、このような厄介な作業を軽減することを目的とし、特許文献1,2に示すような制御板(特許文献1では扉体、特許文献2では堰止板)の位置変え、すなわち、通水区間の切り替えを容易にする装置(以下、「従来例」という。)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-309664号公報
実開昭63-104480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記従来例は、制御板を鉛直軸に軸着し回動操作により位置変えを行うことで、制御板の切り替え作業を簡易にするものである。
【0009】
この従来例のように、制御板が鉛直軸に軸着され回動移動する構成においては、制御板は流雪溝の底面に沿って移動することになるが、流雪溝の底面は必ずしも平坦ではないため、制御板の移動範囲に凸部が存在すると、制御板の下端が凸部に引っかかり、所定位置まで移動することができなかったり、制御板に負荷がかかり破損が生じたりするおそれがあることから、従来は、制御板が凸部に引っかからないように、制御板を流雪溝の底面に対して適宜な間隔をおいて設ける必要がある。
【0010】
しかしながら、図7(a)に示すように、制御板20と流雪溝の底面21との間に隙間22を設けた場合、図7(b)に示すように、この隙間22に流雪溝内を移動してきた小石などの異物23が挟まり、この異物23がドアストッパのごとく作用して制御板20の移動が阻害される不具合が生じてしまうことがある。
(【0011】以降は省略されています)

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