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公開番号
2025004599
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104386
出願日
2023-06-26
発明の名称
透過型砂防堰堤の設計方法
出願人
日鉄建材株式会社
,
個人
代理人
個人
主分類
E02B
7/02 20060101AFI20250107BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】堰堤本体と、堰堤本体に取り付けられる緩衝部材と、を備えた透過型砂防堰堤の緩衝部材を適切に選定できる透過型砂防堰堤の設計方法を提供する。
【解決手段】実施形態における透過型砂防堰堤の設計方法は、本体鋼管により構成される堰堤本体と、前記堰堤本体に取り付けられる緩衝部材と、を備えた透過型砂防堰堤を設計する透過型砂防堰堤の設計方法であって、前記本体鋼管の外径Dを設定し、前記堰堤本体に作用する静荷重に基づいて、前記本体鋼管の板厚t1を設定し、前記堰堤本体に作用する礫の衝突エネルギーEに基づいて、前記本体鋼管の板厚t2を設定する本体鋼管設定工程と、数式(1)~(3)に基づいて、前記緩衝部材を構成する緩衝鋼管の外径D´と板厚t´とを設定する緩衝鋼管設定工程と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
本体鋼管により構成される堰堤本体と、前記堰堤本体に取り付けられる緩衝部材と、を備えた透過型砂防堰堤を設計する透過型砂防堰堤の設計方法であって、
前記本体鋼管の外径Dを設定し、
前記堰堤本体に作用する静荷重に基づいて、前記本体鋼管の板厚t1を設定し、
前記堰堤本体に作用する礫の衝突エネルギーEに基づいて、前記本体鋼管の板厚t2を設定する本体鋼管設定工程と、
以下の数式(1)~(3)に基づいて、前記緩衝部材を構成する緩衝鋼管の外径D´と板厚t´とを設定する緩衝鋼管設定工程と、を備えること
を特徴とする透過型砂防堰堤の設計方法。
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続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記本体鋼管設定工程は、設定した前記板厚t1と前記板厚t2とに基づき、前記本体鋼管の製造の可否を判定する製造可否判定工程を有し、
前記緩衝鋼管設定工程は、前記製造可否判定工程において前記本体鋼管が製造不可と判定された場合、前記緩衝鋼管の前記外径D´と前記板厚t´とを設定すること
を特徴とする請求項1記載の透過型砂防堰堤の設計方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、堰堤本体と、堰堤本体に取り付けられる緩衝部材と、を備えた透過型砂防堰堤を設計する透過型砂防堰堤の設計方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
土砂・流木による災害を防止する透過型砂防堰堤に関する技術として、ダム本体に緩衝部材が取り付けられた特許文献1~3の開示技術が開示されている。
【0003】
特許文献1の透過型砂防ダムは、洪水時の巨礫の衝突エネルギーを吸収するための断面形状が閉断面の緩衝手段がダム本体の上流面に、前記ダム本体に対して着脱自在に取り付けられ、前記緩衝手段には、巨礫の衝突による前記緩衝手段の変形を拘束するための変形拘束手段が設けられ、前記変形拘束手段は、前記緩衝手段の両端に設けられていることを特徴とする。
【0004】
特許文献2の透過型砂防ダムは、洪水時の巨礫の衝突エネルギーを吸収するための緩衝手段がダム本体の上流面に、前記ダム本体に対してブラケットを介して着脱自在に取り付けられ、前記ダム本体は、基礎コンクリート上または地盤上に固定された鋼製支柱と、前記支柱間に固定された鋼製梁材とからなり、前記支柱と前記梁材とは、多面体の鋼製箱型結合エレメントを介して互いに結合され、前記柱材および前記梁材の軸芯は、前記鋼製箱型結合エレメント内の一点に集中していることを特徴とする。
【0005】
特許文献3の透過型砂防ダムは、洪水時の巨礫の衝突エネルギーを吸収するための緩衝手段がダム本体の上流面に、前記ダム本体に対してブラケットを介して着脱自在に取り付けられ、前記ブラケットは、前記緩衝手段の下流面側に面して取り付けられ、上流面側には露出しておらず、前記緩衝手段は、縦方向に複数本に分割されていることを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許3270744号公報
特許3289827号公報
特許3946028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1~3の開示技術では、堰堤本体の上流側に緩衝部材を配置して、礫の衝撃を緩衝させる。しかしながら、緩衝部材を構成する緩衝鋼管の外径と板厚を設計する手法は、現在まで確立されていないのが現状である。このため、適切な緩衝部材が選定されず、礫の衝突によって堰堤本体が損傷を受けるおそれがある。したがって、緩衝鋼管を適切に選定できる透過型砂防堰堤の設計方法が求められる。
【0008】
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、堰堤本体と、堰堤本体に取り付けられる緩衝部材と、を備えた透過型砂防堰堤の緩衝部材を適切に選定できる透過型砂防堰堤の設計方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る透過型砂防堰堤の設計方法は、本体鋼管により構成される堰堤本体と、前記堰堤本体に取り付けられる緩衝部材と、を備えた透過型砂防堰堤を設計する透過型砂防堰堤の設計方法であって、前記本体鋼管の外径Dを設定し、前記堰堤本体に作用する静荷重に基づいて、前記本体鋼管の板厚t1を設定し、前記堰堤本体に作用する礫の衝突エネルギーEに基づいて、前記本体鋼管の板厚t2を設定する本体鋼管設定工程と、以下の数式(1)~(3)に基づいて、前記緩衝部材を構成する緩衝鋼管の外径D´と板厚t´とを設定する緩衝鋼管設定工程と、を備えることを特徴とする。
【0010】
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26
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(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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