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公開番号2025005913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106344
出願日2023-06-28
発明の名称コンバイン
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01D 69/06 20060101AFI20250109BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】排藁切断装置が脱穀装置の後方に設けられたコンバインにおいて、伝動ベルトの取り外し作業の作業性を向上させる。
【解決手段】無端回動体23によって脱穀装置5の動力を排藁切断装置7に伝達する伝動機構19と、テンション機構31とが備えられる。テンション機構31は、揺動可能なテンションアーム32と、テンションアーム32の一端部に回転可能に支持されたテンションローラ33と、テンションアーム32の他端部に連結されたテンションスプリング34と、テンションアーム32の一端部に設けられたハンドル35とを有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
刈取穀稈を脱穀する脱穀装置と、
前記脱穀装置の後方に設けられ、排藁を切断する排藁切断装置と、
前記脱穀装置における機体左右方向の一側部と前記排藁切断装置における機体左右方向の一側部とに亘って設けられ、無端回動体によって前記脱穀装置の動力を前記排藁切断装置に伝達する伝動機構と、
前記無端回動体にテンションを付与するテンション付与状態と、前記無端回動体にテンションを付与しないテンション解除状態とに切り替え可能なテンション機構と、を備え、
前記テンション機構は、機体左右方向に沿って延びる揺動軸心周りで揺動可能なテンションアームと、前記テンションアームの一端部に回転可能に支持され、前記無端回動体に接触可能なテンションローラと、前記テンションアームの他端部に連結され、前記テンションアームを前記揺動軸心周りで前記テンションローラが前記無端回動体に接触する側に揺動付勢するテンションスプリングと、前記テンションアームの前記一端部に設けられ、前記テンションアームを前記揺動軸心周りで前記テンションローラが前記無端回動体から離間する側に揺動操作するためのハンドルと、を有しているコンバイン。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記ハンドルは、前記テンション機構が前記テンション付与状態であるときに、前記揺動軸心よりも上側に位置している請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記ハンドルは、機体前後方向における前記脱穀装置と前記排藁切断装置との境界よりも後側に配置されている請求項1又は2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記排藁切断装置の前記一側部を機体左右方向の外側から覆うサイドカバーを備え、
前記ハンドルは、前記排藁切断装置の前記一側部と前記サイドカバーとの間に配置されている請求項1又は2に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記ハンドルは、前記テンションアームから機体左右方向の外側に延びている請求項1又は2に記載のコンバイン。
【請求項6】
前記ハンドルは、前記テンションアームの前記一端部に連結され、前記テンションアームに沿って前記揺動軸心とは反対側に延びる第一部分と、前記第一部分の先端部に連結され、前記第一部分の先端部から機体左右方向の外側に延びる第二部分と、を有している請求項5に記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインにおいて、脱穀装置から出てきた排藁を細かく切断する排藁切断装置の構成に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
排藁切断装置が脱穀装置の後方に設けられたコンバインが、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、伝動ベルト(無端回動体に相当)が、脱穀装置の左側部と排藁切断装置の左側部とに亘って設けられており、動力が伝動ベルトを介して排藁切断装置に伝達される。伝動ベルトに対して、揺動可能なテンションアームと、テンションアームの上部に支持されたテンションローラと、テンションアームの下部に連結されたテンションスプリングとが設けられている。
【0003】
排藁切断装置が脱穀装置の後方に設けられたコンバインでは、特許文献2に開示されているように、伝動ベルトが取り外されることにより、排藁切断装置における伝動ベルトと反対側の右側部を支点として、排藁切断装置が脱穀装置から後方に離し操作可能になる。
これにより、作業者は、脱穀装置の内部のメンテナンス作業や、排藁切断装置のメンテナンス作業を行うことができる。
【0004】
特許文献1では、テンションアームの下部が下方に延出されており、テンションアームの延出部分がハンドルとなっている。
これにより、作業者が伝動ベルトを取り外す場合、作業者は、一方の手を下方に延ばしてテンションアームのハンドルを持ち、テンションアームのハンドルをテンションスプリングに抗して上方に操作して、テンションローラを伝動ベルトから離し操作しながら、他方の手で伝動ベルトを取り外す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-40086号公報(図3参照)
特開2008-301773号公報(図3参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、テンションアームにおいて、ハンドルが伝動ベルトに接触するテンションローラに対して反対側に設けられており、ハンドルは伝動ベルトから下方に離れている。これにより、作業者は、一方の手で伝動ベルトから離れたテンションアームのハンドルを持ちながら、他方の手で離れた伝動ベルトを取り外す作業を行うことになるので、作業性に改善の余地がある。
【0007】
本発明は、排藁切断装置が脱穀装置の後方に設けられたコンバインにおいて、伝動ベルトの取り外し作業の作業性を向上させること目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のコンバインは、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置と、前記脱穀装置の後方に設けられ、排藁を切断する排藁切断装置と、前記脱穀装置における機体左右方向の一側部と前記排藁切断装置における機体左右方向の一側部とに亘って設けられ、無端回動体によって前記脱穀装置の動力を前記排藁切断装置に伝達する伝動機構と、前記無端回動体にテンションを付与するテンション付与状態と、前記無端回動体にテンションを付与しないテンション解除状態とに切り替え可能なテンション機構と、を備え、前記テンション機構は、機体左右方向に沿って延びる揺動軸心周りで揺動可能なテンションアームと、前記テンションアームの一端部に回転可能に支持され、前記無端回動体に接触可能なテンションローラと、前記テンションアームの他端部に連結され、前記テンションアームを前記揺動軸心周りで前記テンションローラが前記無端回動体に接触する側に揺動付勢するテンションスプリングと、前記テンションアームの前記一端部に設けられ、前記テンションアームを前記揺動軸心周りで前記テンションローラが前記無端回動体から離間する側に揺動操作するためのハンドルと、を有している。
【0009】
本発明によると、排藁切断装置に動力を伝達する無端回動体に対してテンション機構が設けられ、テンション機構は、揺動可能なテンションアームと、テンションアームの一端部に支持されたテンションローラと、テンションアームの他端部に連結されたテンションスプリングとを有している。ハンドルが無端回動体に接触するテンションローラと同じ側であるテンションアームの一端部に設けられており、ハンドルは無端回動体に接近して設けられる。
【0010】
これにより、作業者は、一方の手をあまり延ばさなくても、一方の手でテンションアームのハンドルを容易に持つことができる。
作業者が、一方の手でテンションアームのハンドルを、テンションローラが無端回動体から離れる側に操作しても、テンションアームのハンドルは無端回動体からあまり離れることがないので、作業者は、一方の手でテンションアームのハンドルを持ちながら、他方の手で伝動ベルトを取り外す作業を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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