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公開番号
2024180048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099472
出願日
2023-06-16
発明の名称
作業車
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F16H
57/021 20120101AFI20241219BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】作業車において、伝動ギヤにより潤滑油が撹拌されることによる潤滑油の撹拌抵抗を抑え、撹拌抵抗による動力ロスを抑える。
【解決手段】ミッションケース3の内部において、第2伝動軸32が第1伝動軸31に対して下側に配置され、第1伝動軸31に取り付けられた第1伝動ギヤ71と、第2伝動軸32の端部に取り付けられた第2伝動ギヤ72とが咬合している。第2伝動ギヤ72における第2伝動軸32が延出された側とは反対側の部分を覆い、且つ、第2伝動軸32の端部を覆う第1カバー部81が備えられている。第1伝動ギヤ71と第2伝動ギヤ72との咬合部分を除いて、第2伝動ギヤ72の外周部に対して第2伝動ギヤ72の径方向の外方側の部分を覆う第2カバー部82が備えられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
動力源と、
走行装置と、
前記動力源の動力を前記走行装置に伝達する第1伝動軸及び第2伝動軸と、
前記第1伝動軸及び前記第2伝動軸を収容し、潤滑油が貯留されたミッションケースとが備えられ、
前記ミッションケースの内部において、前記第2伝動軸が前記第1伝動軸に対して下側に配置され、前記第1伝動軸に取り付けられた第1伝動ギヤと、前記第2伝動軸の端部に取り付けられた第2伝動ギヤとが咬合しており、
前記第2伝動ギヤにおける前記第2伝動軸が延出された側とは反対側の部分を覆い、且つ、前記第2伝動軸の端部を覆う第1カバー部と、
前記第1伝動ギヤと前記第2伝動ギヤとの咬合部分を除いて、前記第2伝動ギヤの外周部に対して前記第2伝動ギヤの径方向の外方側の部分を覆う第2カバー部とが備えられている作業車。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記第2伝動軸を回転可能に支持するベアリングが前記第1カバー部に設けられている請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記第2伝動ギヤにおける前記第2伝動軸が延出される側の部分を覆い、前記第2伝動軸が通る軸通過部を有する第3カバー部が備えられている請求項1に記載の作業車。
【請求項4】
前記第2伝動軸を回転可能に支持するベアリングが前記第3カバー部に設けられている請求項3に記載の作業車。
【請求項5】
前記第1伝動軸を回転可能に支持する支持部材が備えられ、
前記第1カバー部と前記第2カバー部と前記第3カバー部とが、前記支持部材に備えられている請求項3に記載の作業車。
【請求項6】
前及び後の前記走行装置が備えられ、
前の前記走行装置は、右及び左の前輪であり、
後の前記走行装置は、右及び左の後輪、又は、右及び左のクローラ走行装置であり、
前記後輪又は前記クローラ走行装置に動力を伝達する後部デフ装置が備えられ、
前記第1伝動軸は、前後方向に沿って配置され、前記後部デフ装置に動力を伝達するデフ駆動軸であり、
前記第2伝動軸は、前後方向に沿って配置され、前記デフ駆動軸の動力を、前記第1伝動ギヤ及び前記第2伝動ギヤから前記前輪に伝達する前輪伝動軸である請求項1に記載の作業車。
【請求項7】
吸入した前記潤滑油を油圧ポンプに供給する吸入部が、前記ミッションケースの内部において、前記第1カバー部に対して前記第2伝動軸が延出された側とは反対側に設けられている請求項1~6のうちのいずれか一項に記載の作業車。
【請求項8】
前記吸入部が、前記第1カバー部の下端部及び前記第2カバー部の下端部よりも低い位置に設けられている請求項7に記載の作業車。
【請求項9】
前記ミッションケースの底部における前記吸入部の下方の部分に、下方に入り込む凹部が設けられ、
前記吸入部が、前記凹部に設けられている請求項8に記載の作業車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車において、動力源の動力を走行用の車輪等の走行装置に伝達する伝動系の構成に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
作業車の一例であるトラクタでは、特許文献1に開示されているように、走行装置に動力を伝達する伝動系がミッションケースの内部に設けられており、潤滑油がミッションケースの内部に貯留されている。
【0003】
特許文献1では、伝動系の一部である第1伝動軸に対して、伝動系の一部である第2伝動軸が下側に設けられ、第1伝動軸に取り付けられた第1伝動ギヤと、第2伝動軸の端部に取り付けられた第2伝動ギヤとが咬合した構成が備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-95058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
潤滑油が貯留されたミッションケースの内部において、第2伝動軸が第1伝動軸に対して下側に設けられていると、第2伝動軸及び第2伝動ギヤが潤滑油の中に沈んでいることが多い。
第2伝動軸及び第2伝動ギヤが潤滑油の中に沈んだ状態で、第2伝動軸及び第2伝動ギヤが回転駆動されると、第2伝動ギヤにより潤滑油が撹拌されるので、潤滑油の撹拌抵抗が大きくなり、動力ロスが大きくなる可能性がある。
【0006】
本発明は、作業車において、伝動ギヤにより潤滑油が撹拌されることによる潤滑油の撹拌抵抗を抑え、撹拌抵抗による動力ロスを抑えることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の作業車は、動力源と、走行装置と、前記動力源の動力を前記走行装置に伝達する第1伝動軸及び第2伝動軸と、前記第1伝動軸及び前記第2伝動軸を収容し、潤滑油が貯留されたミッションケースとが備えられ、前記ミッションケースの内部において、前記第2伝動軸が前記第1伝動軸に対して下側に配置され、前記第1伝動軸に取り付けられた第1伝動ギヤと、前記第2伝動軸の端部に取り付けられた第2伝動ギヤとが咬合しており、前記第2伝動ギヤにおける前記第2伝動軸が延出された側とは反対側の部分を覆い、且つ、前記第2伝動軸の端部を覆う第1カバー部と、前記第1伝動ギヤと前記第2伝動ギヤとの咬合部分を除いて、前記第2伝動ギヤの外周部に対して前記第2伝動ギヤの径方向の外方側の部分を覆う第2カバー部とが備えられている。
【0008】
ミッションケースの内部において、第2伝動軸が第1伝動軸に対して下側に配置され、第1伝動軸に取り付けられた第1伝動ギヤと、第2伝動軸の端部に取り付けられた第2伝動ギヤとが咬合している場合、第2伝動ギヤの一方の横側面及び第2伝動軸の端部が、潤滑油にさらされている。
【0009】
本発明によると、前述の状態において、第2伝動ギヤの一方の横側面、第2伝動ギヤの外周部(第1伝動ギヤと第2伝動ギヤとの咬合部分を除く)、第2伝動軸の端部が、第1カバー部及び第2カバー部により覆われており、第2伝動ギヤにおいて潤滑油にさらされる部分が小さくなる。
これにより、第2伝動ギヤが回転駆動された場合、第2伝動ギヤによる潤滑油の撹拌がミッションケースの内部の各部に伝播することが抑えられて、潤滑油の撹拌抵抗が抑えられる。潤滑油の撹拌抵抗が抑えられることにより、動力ロスが抑えられて、走行装置への動力の伝動効率を向上させることができる。
【0010】
本発明において、前記第2伝動軸を回転可能に支持するベアリングが前記第1カバー部に設けられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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