TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024120283
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023026961
出願日
2023-02-24
発明の名称
電動弁
出願人
株式会社不二工機
代理人
個人
主分類
F16K
31/04 20060101AFI20240829BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】接続部材をプレス部品で構成することを可能とし、電動弁の生産性を向上させ、製造コストを低減する。
【解決手段】流入路15及び流出路16に連通する弁室13を有する弁本体12と、弁座14に対し進退動する弁体17と、弁体を駆動するロータ43及びステータ42を有する電動機41と、内側にロータを収容すると共に外側にステータを配置するキャン40と、キャンと弁本体を接続する接続部材21と、接続部材を取り囲むように延び接続部材の外周面と電動機のハウジング56の内周面とに押圧状態で当接するシール部材30を備えた電動弁で、接続部材は、プレス加工により成形され、筒状部22を有し、筒状部に剛性部品31が嵌挿されており、電動弁の軸線A方向について筒状部と剛性部品とシール部材とが互いに重なり合うように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流入路および流出路に連通する弁室を内部に有する弁本体と、
前記弁室内に形成した弁座に対して進退動する弁体と、
前記弁体を駆動するロータおよびステータを有する電動機と、
内側に前記ロータを収容するとともに外側に前記ステータを配置するキャンと、
前記キャンと前記弁本体を接続する接続部材と、
前記接続部材を取り囲むように延在し、前記接続部材の外周面と前記ステータのハウジングの内周面とに押圧状態で当接する、シール部材と、
を備えた電動弁であって、
前記接続部材は、
プレス加工により成形され、
筒状部を有し、
前記筒状部に剛性部品が嵌挿されており、
当該電動弁の軸線方向について、前記筒状部と、前記剛性部品と、前記シール部材とが互いに重なり合うように配置されている
ことを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記弁本体は、前記接続部材が固定される接続開口を有し、
前記筒状部は、
前記接続開口内に配置される挿入部と、
前記接続開口から電動機側に突出する突出部と、
前記弁本体と間隔を隔てて対向するように前記突出部から外方へ広がる鍔部と、
を有し、
前記シール部材はさらに、前記弁本体と前記鍔部との間に配置され、前記弁本体と前記鍔部とに押圧状態で当接している
請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記鍔部に前記キャンが固定されている
請求項2に記載の電動弁。
【請求項4】
前記接続開口はその内周面に雌ねじを有し、
前記挿入部は、前記雌ねじに螺合する雄ねじを外周面に備えて前記接続開口にねじ込まれることにより前記弁本体に固定され、
前記接続開口は、当該接続開口にねじ込まれて当該接続開口の深さ方向に進行する前記挿入部を突き当てて停止させることが可能なストッパ部を有し、
前記挿入部が前記ストッパ部に突き当てられたときに、前記シール部材が前記弁本体と前記鍔部とに押圧状態で当接する
請求項2に記載の電動弁。
【請求項5】
前記シール部材はその外周面に、前記ハウジングの内周面に当接する凸部を備えている
請求項1から4のいずれか一項に記載の電動弁。
【請求項6】
前記接続部材は、
プレス加工により前記筒状部と一体に成形され、前記弁体を前記弁座に対して進退動可能に支持する、弁体ガイド部
を備えている
請求項1から4のいずれか一項に記載の電動弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に係り、特に、弁本体と電動機を接続する接続部の構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ステッピングモータ等の電動機を使用して弁の開度を制御する電動弁が空気調和機や冷蔵・冷凍装置などの冷媒回路を備えた冷凍サイクル装置に従来から使用されている。
【0003】
図11はこのような電動弁の一例を示すものである。この図に示すように従来の電動弁71は、内部に弁室13を有するとともに弁室13に冷媒を流出入させる流路(流入路15及び流出路16)を有する弁本体12と、流入路15の弁室13への開口部に形成した弁座14と、弁座14に対して進退動(上下動)することにより冷媒の通過量(流量)を変更する弁体17と、弁室13の上面を閉塞するように備えられて弁体17を上下動可能に支持する弁体ガイド部材18と、弁体17を駆動する電動機41と、電動機41の回転を減速する減速機構55と、減速した回転運動を直線運動に変換して弁体17に伝達する伝達機構33と、電動機41と弁本体12を接続する接続部材72と、接続部材72とともに弁本体12の上面に密封空間を形成するキャン(密封容器)40を備えている。
【0004】
接続部材72は、上下方向(軸線A方向)に貫通する中心孔を有する筒状部材で、弁室13と連通するように弁本体12の上面に穿設された接続開口19にねじ込むことにより弁本体12に固定される。接続部材72の外周面と弁本体12との間には冷媒の漏出を防ぐシール部材(Oリング)73が備えられる。なお、当該シール材73を本願では「第1シール部材」と称し、第1シール部材73が有する機能を「第1封止機能」と称する。
【0005】
接続部材72の上部外周面には、リング状のベース部材75を介してキャン40が溶接により接合される。さらに、接続部材72の中心孔上部には、ねじ軸受31が嵌挿され、ねじ軸受31の内部には、上記伝達機構として送りねじ機構33が備えられる。
【0006】
一方、電動機41は、例えばステッピングモータにより構成され、当該ステッピングモータ41は、キャン40の外側に配置したステータ42と、キャン40の内側に回転自在に配置したロータ43と、樹脂モールドカバー56とを含む。樹脂モールドカバー56はその下端部に、接続部材72を取り囲む円筒状の脚部56aを有し、電動機41内への水分の浸入を防ぐため、当該円筒状脚部56aの内周面と接続部材72の外周面との間に介在されるようにシール部材(Oリング)74が備えられる。なお、当該シール材74を本願では「第2シール部材」と称し、第2シール部材74の有する機能を「第2封止機能」と称する。
【0007】
また、図12は従来の電動弁の別の一例を示すものである。この図に示す電動弁81は、前記電動弁71(図11)と同様に電動機(ステッピングモータ)41によって弁体17aを上下動させて冷媒の流量を調整するものであるが、前記電動弁71と異なり、電動弁81の中心軸線Aに沿ってロータ43の内部から弁室13まで上下方向に延びる棒状の弁軸63を有し、弁軸63の下端に弁体17aを一体に備えている。また、ロータ43は、キャン40の内側に回転可能で且つ上下方向へ移動可能に備えられ、弁軸63とロータ43が一体となって上下動することにより弁の開度が調整される。
【0008】
またこの電動弁81では、弁本体が、内部に弁室13を有し接続部材72がねじ込まれて固定される本体部12aと、流入路と流出路を内部に備えて本体部12aがねじ込まれて固定される流路ブロック(図示せず)とからなるが、電動機41と弁本体(本体部12a)との接続構造、すなわち、接続部材72や第1シール部材73および第2シール部材74については前記電動弁71と同様の構造を有する。
【0009】
また、電動弁を開示する文献として下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2021-110409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
回転機構
6か月前
個人
保持機
28日前
個人
回転伝達機構
4か月前
個人
免震留具
1日前
株式会社フジキン
配管
2か月前
丸一株式会社
配管構造
5か月前
個人
振り子式免震装置
1か月前
藤井電工株式会社
フック
28日前
個人
ネジの緩み防止装置
1か月前
個人
弁装置
4か月前
個人
ネジの緩み止め装置
6か月前
個人
ロックナット
3か月前
個人
リンクプレート
4か月前
個人
緩み防止ナット
1か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
4か月前
株式会社ニフコ
留め具
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
株式会社キッツ
管継手
4か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
2か月前
スズキ株式会社
防振装置
3か月前
日動電工株式会社
保持具
28日前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
日本精工株式会社
直動案内装置
4か月前
北村精工株式会社
固定具
3か月前
株式会社フジキン
バルブ
1か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
2か月前
個人
配管用エルボカバー
1か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
1か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
20日前
株式会社不二工機
電磁弁
5か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
4か月前
株式会社NejiLaw
雌ねじ体
5か月前
続きを見る
他の特許を見る