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公開番号
2025016175
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119280
出願日
2023-07-21
発明の名称
断熱ホース
出願人
エバック株式会社
代理人
個人
主分類
F16L
59/153 20060101AFI20250124BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 本発明は、断熱性及び湾曲性に優れているのは勿論、ホースを湾曲させた際の内部を流通する流体の圧力損失を低減させることができる断熱ホースを提供する。
【解決手段】 本発明の断熱ホースAは、軟質樹脂を含む内管1と、上記内管1上に、所定幅を有する第1隙間部Cを存して配され且つ一定のピッチでもって螺旋状に巻着された2条の補強線材2、2を含む補強線条体3と、発泡樹脂を含む帯状断熱材4aをその対向する側端面間に第2隙間部Dを存しながら、且つ、内層部に上記補強線条体3を構成している2条の補強線材2、2を没入させた状態で螺旋巻きすることによって形成された断熱層4と、上記断熱層4を被覆している軟質樹脂を含む外管5とを有することを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軟質樹脂を含む内管と、
上記内管上に、所定幅を有する第1隙間部を存して配され且つ一定のピッチでもって螺旋状に巻装された2条の補強線材を含む補強線条体と、
発泡樹脂を含む帯状断熱材をその対向する側端面間に第2隙間部を存しながら、且つ、内層部に上記補強線条体を構成している2条の補強線材を没入させた状態で螺旋巻きすることによって形成された断熱層と、
上記断熱層を被覆している軟質樹脂を含む外管とを有することを特徴とする断熱ホース。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
上記外管は、上記断熱層の第2隙間部において上記内管側に没入していることを特徴とする請求項1に記載の断熱ホース。
【請求項3】
上記断熱ホースの湾曲時における凹円弧状に湾曲する内側周壁部において、上記補強線条体の補強線材間の上記内管部分が湾曲して上記補強線材同士がその先部同士を近接させる方向に変位させていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱ホース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、住宅やビルなどの空調設備の通気用ダクトホースなどとしての使用に適した断熱ホースに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から空調設備の通気用ダクトとして使用される断熱ホースとしては、例えば、特許文献1に記載されているように、軟質塩化ビニル樹脂からなる薄肉の内管と、この内管上に一定のピッチでもって螺旋状に巻着している硬質塩化ビニル樹脂からなる補強芯線と、内管上に発泡ポリエチレン樹脂からなる断面四角形状の帯状断熱材を互いにその対向する側端面同士を接合させながら巻きするようによって形成され、内層部に上記補強芯線を埋設させている一定厚みを有する断熱層と、この断熱層を被覆している軟質塩化ビニル樹脂からなる薄肉の外管とからなる構造の断熱ホースが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-3745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の断熱ホースによれば、内管と外管との間の空間部を断熱層によって隙間なく充満させているため、断熱ホースを湾曲させる際に曲げ抵抗が大きくなって曲げ難くなると共に、断熱ホースを湾曲させた際に、凹円弧状に湾曲するホースの内側周壁部においては長さ方向に圧縮力を受けて、隣接する補強芯線間が狭まり、補強芯線間の内管の管壁部分がホースの内径方向に断面U字状に弛んで、この弛み変形により圧力損失、即ち、送風能力の低下(風損)が発生するといった問題点があった。
【0005】
したがって、特許文献1に記載の断熱ホースにおいては、湾曲させても所定の風量を得ることができる断熱ホースにするには内外径を大きくする必要があり、例えば、このような断熱ホースを加湿ホースとして使用すると、この加湿ホースを空調機の室内機と室外機を結ぶ冷媒導管やドレンを排出するためのドレンホースと共に室内機から建物の壁に設けている孔を通じて室外機に接続するための配管内に束ねた状態で収納する作業や配管の施工作業に支障をきたすといった問題点がある。
【0006】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは断熱性及び湾曲性に優れているのは勿論、ホースを湾曲させた際の内部を流通する流体の圧力損失を低減させることができる断熱ホースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の断熱ホースは、
軟質樹脂を含む内管と、
上記内管上に、所定幅を有する第1隙間部を存して配され且つ一定のピッチでもって螺旋状に巻装された2条の補強線材を含む補強線条体と、
発泡樹脂を含む帯状断熱材をその対向する側端面間に第2隙間部を存しながら、且つ、内層部に上記補強線条体を構成している2条の補強線材を没入させた状態で螺旋巻きすることによって形成された断熱層と、
上記断熱層を被覆している軟質樹脂を含む外管とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の断熱ホースは、発泡樹脂を含む帯状断熱材の側端面間に第2隙間部を形成しているので、断熱ホースの湾曲時に、互いに隣接する帯状断熱材同士が押し合って圧縮反発力が生じることを防止して曲げ抵抗が生じることを防止しており、断熱ホースは優れた湾曲性を有する。
【0009】
断熱ホースの湾曲時における凹円弧状に湾曲する内側周壁部(以下、単に「内側周壁部」ということがある)の内周面において、帯状断熱材間に形成された第2隙間部を跨ぐ内管部分は、長さ方向の圧縮力を受けて弛みながら第2隙間部に没入し、内側(流体の流通路側)に突出した状態とはならず、断熱ホース内を流動する流体に対する管内抵抗を少なくして圧力損失を低減させることができ、内外径を小径に形成しても所望の風量を得ることができる断熱ホースを提供することができる。
【0010】
断熱ホースにおける補強線条体の2条の補強線材間には第1隙間部が形成されており、この第1隙間部を跨ぐ内管部分が、断熱ホースの湾曲時において円滑に湾曲し、断熱ホースに優れた湾曲性を付与している。
(【0011】以降は省略されています)
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