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公開番号2025042966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023150198
出願日2023-09-15
発明の名称固定方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F16B 19/02 20060101AFI20250321BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】第1の部材と第2の部材とをピンで固定する際に第1の部材や第2の部材の損傷を抑制可能な固定方法を実現する。
【解決手段】本開示の一形態に係る固定方法は、第1の部材(1)に形成された複数の孔(1a)と、第2の部材(2)に形成された複数の孔(2a)と、を位置合わせする位置合わせ工程と、位置合わせした第1の部材(1)の孔(1a)と第2の部材(2)の孔(2a)とから成る複数組の孔組(4)に夫々、拡張可能な拡張ピン(5)を挿入する挿入工程と、拡張ピン(5)を拡張させて、第1の部材(1)の孔(1a)と第2の部材(2)の孔(2a)との位置ズレを修正し、第1の部材(1)と第2の部材(2)との配置関係を維持する修正工程と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1の部材と第2の部材とをピンを用いて固定する方法であって、
前記第1の部材に形成された複数の孔と、前記第2の部材に形成された複数の孔と、を位置合わせする位置合わせ工程と、
位置合わせした前記第1の部材の孔と前記第2の部材の孔とから成る複数組の孔組に夫々、拡張可能な拡張ピンを挿入する第1の挿入工程と、
前記拡張ピンを拡張させて、前記第1の部材の孔と前記第2の部材の孔との位置ズレを修正し、前記第1の部材と前記第2の部材との配置関係を維持する修正工程と、
を備える、固定方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第1の部材と前記第2の部材が3個以上の複数の孔を持つ場合に、前記拡張ピンを収縮させて前記孔組から抜去し、固定ピンを前記孔組に挿入する第2の挿入工程を、他の複数の孔組に前記拡張ピン又は前記固定ピンが挿入された状態で繰り返す固定工程を備える、請求項1に記載の固定方法。
【請求項3】
前記修正工程は、各々の前記孔組に挿入された拡張ピンを同時に拡張させ、前記第1の部材の孔と前記第2の部材の孔との位置ズレが修正された孔組に挿入された拡張ピンから順に前記拡張ピンの拡張を停止させる、請求項1又は2に記載の固定方法。
【請求項4】
前記拡張ピンは、拡径可能である、請求項1又は2に記載の固定方法。
【請求項5】
前記拡張ピンが収縮した状態での最も径が大きい部分の外径は、前記第1の部材の孔の直径及び前記第2の部材の孔の直径に対して小さく、
前記拡張ピンが拡張した状態での最も径が大きい部分の外径は、前記第1の部材の孔の直径及び前記第2の部材の孔の直径以上である、請求項1又は2に記載の固定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、第1の部材と第2の部材とをピンで固定する方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
第1の部材の孔と第2の部材の孔とにピンを挿入して、第1の部材と第2の部材とをピンで固定する場合がある。例えば、特許文献1の仮止め機構は、ハウジングに形成された孔に挿入されたピンの先端を所定の回転位置に配置されたカムプレートの穴に挿入することで、ハウジングとカムプレートとを固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-151011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人は、以下の課題を見出した。一般的に第1の部材と第2の部材とをピンで固定する場合、第1の部材の孔が第2の部材の孔に対してズレた位置に配置されることが多い。このような場合、例えば、ハンマーなどを用いてピンを強引に第1の部材の孔と第2の部材の孔とに挿入している。そのため、第1の部材や第2の部材が損傷する虞があった。
【0005】
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、第1の部材と第2の部材とをピンで固定する際に第1の部材や第2の部材の損傷を抑制可能な固定方法を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る固定方法は、第1の部材と第2の部材とをピンを用いて固定する方法であって、
前記第1の部材に形成された複数の孔と、前記第2の部材に形成された複数の孔と、を位置合わせする位置合わせ工程と、
位置合わせした前記第1の部材の孔と前記第2の部材の孔とから成る複数組の孔組に夫々、拡張可能な拡張ピンを挿入する第1の挿入工程と、
前記拡張ピンを拡張させて、前記第1の部材の孔と前記第2の部材の孔との位置ズレを修正し、前記第1の部材と前記第2の部材との配置関係を維持する修正工程と、
を備える。
【0007】
上述の固定方法は、前記第1の部材と前記第2の部材が3個以上の複数の孔を持つ場合に、前記拡張ピンを収縮させて前記孔組から抜去し、固定ピンを前記孔組に挿入する第2の挿入工程を、他の複数の孔組に前記拡張ピン又は前記固定ピンが挿入された状態で繰り返す固定工程を備えることが好ましい。
【0008】
上述の固定方法において、前記修正工程は、各々の前記孔組に挿入された拡張ピンを同時に拡張させ、前記第1の部材の孔と前記第2の部材の孔との位置ズレが修正された孔組に挿入された拡張ピンから順に前記拡張ピンの拡張を停止させることが好ましい。
【0009】
上述の固定方法において、前記拡張ピンは、拡径可能であることが好ましい。
【0010】
上述の固定方法において、前記拡張ピンが収縮した状態での最も径が大きい部分の外径は、前記第1の部材の孔の直径及び前記第2の部材の孔の直径に対して小さく、
前記拡張ピンが拡張した状態での最も径が大きい部分の外径は、前記第1の部材の孔の直径及び前記第2の部材の孔の直径以上であることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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