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公開番号2024137601
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023125991
出願日2023-08-02
発明の名称緩み防止ナット
出願人個人
代理人個人
主分類F16B 39/18 20060101AFI20240927BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】安定的で信頼性のある緩み防止ナットを提供する。
【解決手段】各々ねじ穴3が螺設され、ボルト7と螺合する第1ナット1及び第2ナット2と、第1ナット1の下面に形成された傾斜歯4と、第2ナット2の上面に形成され、第1ナット1の傾斜歯4と歯合することで第1ナット1がボルト7から脱落することを防止する傾斜歯4と、第2ナット2の上面のねじ穴3の縁部に設けられ、上端が内側に傾斜する傾斜爪5と、第1ナット1の下面に形成され、第1ナット1と第2ナット2が近接した際に傾斜爪5をボルト7に押し付け、傾斜爪5がボルト7を把持するようにする爪押し溝6とを備える緩み防止ナット。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
各々ねじ穴が螺設され、ボルトと螺合する第1ナット及び第2ナットと、
前記第1ナットの下面に形成された傾斜歯と、
前記第2ナットの上面に形成され、前記第1ナットの傾斜歯と歯合することで前記第1ナットが前記ボルトから脱落することを防止する傾斜歯と、
前記第2ナットの上面のねじ穴の縁部に設けられ、上端が内側に傾斜する傾斜爪と、
前記第1ナットの下面に形成され、該第1ナットと前記第2ナットが近接した際に前記傾斜爪を前記ボルトに押し付け、前記傾斜爪が前記ボルトを把持するようにする爪押し溝とを備えることを特徴とする緩み防止ナット。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記第2ナットと前記傾斜爪は一体に形成され、前記第1ナットと前記爪押し溝が一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載の緩み防止ナット。
【請求項3】
前記傾斜爪と前記爪押し溝はしまりばめであることを特徴とする請求項1又は2に記載の緩み防止ナット。
【請求項4】
前記傾斜爪の内側面は刃面であり、前記爪押し溝が前記傾斜爪を前記ボルトに押圧した際に、該刃面が前記ボルトのねじ部に切り込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の緩み防止ナット。
【請求項5】
前記傾斜爪は前記ボルトから抜け出す方向に回転する側面が斜面に形成され、該斜面は前記第2ナットが前記ボルトから緩んで抜け出す際に、前記ボルトのねじ部に切り込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の緩み防止ナット。
【請求項6】
前記傾斜爪は前記第2ナットとは別体として形成され、前記第2ナットの上面から下面に貫通する溝部、又は前記第2ナットの上面から下面に貫通しない凹部に収容されることを特徴とする請求項1又は2に記載の緩み防止ナット。
【請求項7】
前記傾斜爪の内側にはねじ部が形成されることを特徴とする請求項6に記載の緩み防止ナット。
【請求項8】
前記傾斜爪の底部は前記溝部又は凹部に挿入固定されることを特徴とする請求項6に記載の緩み防止ナット。
【請求項9】
前記溝部又は凹部は各々2つ、3つ又は4つ形成されることを特徴とする請求項6に記載の緩み防止ナット。
【請求項10】
前記第2ナットはフランジナットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の緩み防止ナット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、締結手段の技術分野に属し、特に緩み防止ナットに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ナットはねじ付きの締結部品で、その主な利点は取り外しと再利用が可能であることである。通常、ナットはボルトの外側のねじ部に締めて部品を締結するために使用する。しかし、現実的な利用状況では、部品の振動や外力の影響で、ナットがボルトのねじを自ら緩めてしまうことが頻繁に生じ、これによって締結された部品が緩んだり脱落する。
【0003】
新エネルギー自動車、電車、鉄道、橋の鉄骨、石油掘削プラットフォーム等は、安全性能が高く、安定した信頼性のある締結部品が必要である。そのためには、緩みを防止することのできるナットとボルト等が必要であり、安定的で信頼性のある緩み防止ナット等が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、既存のナットが緩みやすいという問題を解決するためになされたものであり、安定的で信頼性のある緩み防止ナットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明は、緩み防止ナットであって、各々ねじ穴が螺設され、ボルトと螺合する第1ナット及び第2ナットと、前記第1ナットの下面に形成された傾斜歯と、前記第2ナットの上面に形成され、前記第1ナットの傾斜歯と歯合することで前記第1ナットが前記ボルトから脱落することを防止する傾斜歯と、前記第2ナットの上面のねじ穴の縁部に設けられ、上端が内側に傾斜する傾斜爪と、前記第1ナットの下面に形成され、該第1ナットと前記第2ナットが近接した際に前記傾斜爪を前記ボルトに押し付け、前記傾斜爪が前記ボルトを把持するようにする爪押し溝とを備えることを特徴とする。
【0006】
前記緩み防止ナットにおいて、前記第2ナットと前記傾斜爪を一体に形成し、前記第1ナットと前記爪押し溝を一体に形成することができる。
【0007】
また、前記傾斜爪と前記爪押し溝をしまりばめとすることができる。
【0008】
前記傾斜爪の内側面を刃面とし、前記爪押し溝が前記傾斜爪を前記ボルトに押圧した際に、該刃面が前記ボルトのねじ部に切り込むようにしてもよい。
【0009】
また、前記傾斜爪の前記ボルトから抜け出す方向に回転する側面を斜面とし、該斜面は前記第2ナットが前記ボルトから緩んで抜け出す際に、前記ボルトのねじ部に切り込むようにしてもよい。
【0010】
前記傾斜爪を前記第2ナットとは別体として形成し、前記第2ナットの上面から下面に貫通する溝部、又は前記第2ナットの上面から下面に貫通しない凹部に収容してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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