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公開番号2025010749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112918
出願日2023-07-10
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60L 58/14 20190101AFI20250116BHJP(車両一般)
要約【課題】エネルギーの消費を効率良く行うことを目的とする。
【解決手段】エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部27と、エネルギーの供給を受けて動力を発生する原動機29と、動力により動作する走行装置と、作業を行う作業装置に供給される動力を出力する作業動力出力部(37,38)と、動力を原動機29から走行装置に伝達する走行伝達系と、動力を原動機29から作業動力出力部(37,38)に伝達する作業伝達系と、エネルギー蓄積部27に蓄積されたエネルギーの残量を検出する残量検出部62と、走行伝達系および作業伝達系の伝達状態を制御する伝達制御部64とを備え、伝達制御部64は、残量が所定の基準残量以下であることを残量検出部62が検出すると、作業動力出力部(37,38)からの動力の出力を停止させる節約制御を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、
前記エネルギーの供給を受けて動力を発生する原動機と、
前記動力により動作する走行装置と、
作業を行う作業装置に供給される前記動力を出力する作業動力出力部と、
前記動力を前記原動機から前記走行装置に伝達する走行伝達系と、
前記動力を前記原動機から前記作業動力出力部に伝達する作業伝達系と、
前記エネルギー蓄積部に蓄積された前記エネルギーの残量を検出する残量検出部と、
前記走行伝達系および前記作業伝達系の伝達状態を制御する伝達制御部とを備え、
前記伝達制御部は、前記残量が所定の基準残量以下であることを前記残量検出部が検出すると、前記作業動力出力部からの前記動力の出力を停止させる節約制御を行う作業車。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記伝達制御部は、前記作業伝達系による前記動力の伝達を停止させることにより、前記作業動力出力部からの前記動力の出力を停止させる請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、
前記エネルギーの供給を受けて動力を発生する原動機と、
前記動力により動作する走行装置と、
作業を行う作業装置に供給される前記動力を出力する作業動力出力部と、
前記動力を前記原動機から前記走行装置に伝達する走行伝達系と、
前記動力を前記原動機から前記作業動力出力部に伝達する作業伝達系と、
前記エネルギー蓄積部に蓄積された前記エネルギーの残量を検出する残量検出部と、
前記走行伝達系および前記作業伝達系の伝達状態を制御する伝達制御部とを備え、
前記走行伝達系は、油圧ポンプに入力された前記動力を変速して油圧モータから出力する無段変速装置を含み、
前記伝達制御部は、前記残量が所定の基準残量以下であることを前記残量検出部が検出すると、前記油圧ポンプに入力される前記動力を低減させる節約制御を行う作業車。
【請求項4】
前記動力は推進軸の回転動力として前記油圧ポンプに伝達され、
前記推進軸は変速装置を有し、
前記伝達制御部は、前記変速装置により前記推進軸の回転数を低減させることで、前記油圧ポンプに入力される前記動力を低減させる請求項3に記載の作業車。
【請求項5】
所定の報知を行う報知部をさらに備え、
前記伝達制御部は、前記節約制御を行う際に、前記報知部に前記節約制御を行う旨の前記報知を行わせる請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車。
【請求項6】
前記節約制御の実行の要否を受け付ける節約操作具をさらに備え、
前記伝達制御部は、前記節約制御を行う旨の前記報知を行った後に、前記節約操作具に対する前記節約制御の実行を要求する操作を受け付けることにより、前記節約制御を実行する請求項5に記載の作業車。
【請求項7】
前記原動機はモータであり、前記エネルギーは電力であり、前記エネルギー蓄積部はバッテリである請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車。
【請求項8】
前記原動機はエンジンであり、前記エネルギーは燃料である請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
エネルギーの供給を受けて動力を発生する原動機を備え、原動機で発生される動力により、走行装置および作業装置が駆動される作業車に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、作業機(作業車 電動作業車)は、バッテリユニット(バッテリ)と、バッテリユニットに蓄電された電力により駆動する電動モータ(モータ)とを備える。また、作業機は、機体を走行させる走行装置を備え、所定の作業を行う作業装置を着脱可能である。走行装置および作業装置は、電動モータで発生される電力を動力として駆動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-099086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、バッテリに蓄積できる電力には限りがあり、効率的に作業走行を行うために、電力(エネルギー)の消費を抑制する必要がある。
【0005】
本発明は、エネルギーの消費を効率良く行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る作業車は、エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、前記エネルギーの供給を受けて動力を発生する原動機と、前記動力により動作する走行装置と、作業を行う作業装置に供給される前記動力を出力する作業動力出力部と、前記動力を前記原動機から前記走行装置に伝達する走行伝達系と、前記動力を前記原動機から前記作業動力出力部に伝達する作業伝達系と、前記エネルギー蓄積部に蓄積された前記エネルギーの残量を検出する残量検出部と、前記走行伝達系および前記作業伝達系の伝達状態を制御する伝達制御部とを備え、前記伝達制御部は、前記残量が所定の基準残量以下であることを前記残量検出部が検出すると、前記作業動力出力部からの前記動力の出力を停止させる節約制御を行う。
【0007】
蓄積されたエネルギーが無くなると、作業機は、作業はおろか走行すら行うことができない。一般的にエネルギーの補給は所定の場所で行われるが、作業走行中にエネルギーが無くなると、エネルギーの補給を行うために補給場所に移動することができない。
【0008】
上記構成によると、蓄積されたエネルギーの残量が少なくなると、走行ができなくなる前に作業動力出力部からの動力の出力が停止される。そのため、作業装置に動力が供給されなくなり、作業が行うことができなくなる。この場合でも、走行装置に動力が供給されるため、補給場所に移動してエネルギーの補給を受けることができる。また、作業装置に動力が供給されないため、動力の全てが走行装置に供給され、原動機が効率良く動作する。その結果、原動機が効率的に動作してエネルギーの消費を効率化することができる。
【0009】
また、前記伝達制御部は、前記作業伝達系による前記動力の伝達を停止させることにより、前記作業動力出力部からの前記動力の出力を停止させてもよい。
【0010】
このような構成により、動力が作業装置に伝達されないため、原動機にかかる負荷が低減されて原動機がより効率的に動作することができ、原動機のエネルギー消費を効率化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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