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公開番号
2025023584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127862
出願日
2023-08-04
発明の名称
ガス収集システム、ガス収集装置、及びガス収集方法
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
G08G
5/00 20250101AFI20250207BHJP(信号)
要約
【課題】呼気ガスの収集における反芻動物のストレスを軽減し、収集した呼気ガスから二酸化炭素を生じさせない。
【解決手段】
ガス収集システムは、反芻動物に装着され、前記反芻動物が反芻を行っている反芻状態であることを検出する検出装置と、前記反芻動物の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得装置と、前記検出装置によって前記反芻動物が前記反芻状態であることが検出された場合に、前記位置情報取得装置によって取得された前記位置情報に基づいて前記反芻動物の位置に移動し、前記反芻動物から放出される呼気ガスを収集するガス収集装置と、を備え、前記ガス収集装置は、前記呼気ガスを吸引する吸引部と、前記吸引部によって吸引された前記呼気ガスを収容する収容部と、前記ガス収集装置の少なくとも一部の移動を可能とするための移動部と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
反芻動物に装着され、前記反芻動物が反芻を行っている反芻状態であることを検出する検出装置と、
前記反芻動物の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得装置と、
前記検出装置によって前記反芻動物が前記反芻状態であることが検出された場合に、前記位置情報取得装置によって取得された前記位置情報に基づいて前記反芻動物の位置に移動し、前記反芻動物から放出される呼気ガスを収集するガス収集装置と、
を備え、
前記ガス収集装置は、
前記呼気ガスを吸引する吸引部と、
前記吸引部によって吸引された前記呼気ガスを収容する収容部と、
前記ガス収集装置の少なくとも一部の移動を可能とするための移動部と、
を含む、
ガス収集システム。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記検出装置は、前記反芻動物から放出されるメタンを検出するメタンセンサである、
請求項1に記載のガス収集システム。
【請求項3】
前記検出装置は、前記反芻動物の動作に基づいて前記反芻状態を検出する、
請求項1に記載のガス収集システム。
【請求項4】
前記移動部は、前記ガス収集装置を推進させるための推進部である、
請求項1に記載のガス収集システム。
【請求項5】
前記ガス収集装置は、飛翔体であり、
前記推進部は、前記ガス収集装置の飛翔を可能とするためのプロペラを含む、
請求項4に記載のガス収集システム。
【請求項6】
前記吸引部は、前記ガス収集装置の側方に延び、前記反芻動物から放出される前記呼気ガスを吸引する吸引管を含む、
請求項5に記載のガス収集システム。
【請求項7】
前記ガス収集装置は、前記反芻動物の上方において、前記呼気ガスを収集する、
請求項5に記載のガス収集システム。
【請求項8】
前記ガス収集装置は、車両であり、
前記推進部は、前記ガス収集装置の走行を可能とするための車輪を含む、
請求項4に記載のガス収集システム。
【請求項9】
前記吸引部は、前記ガス収集装置の上方に延び、前記反芻動物から放出される前記呼気ガスを吸引する吸引管を含む、
請求項8に記載のガス収集システム。
【請求項10】
前記ガス収集システムは、前記ガス収集装置の運行を管理する管理装置をさらに備え、
前記管理装置は、
前記検出装置による検出結果及び前記位置情報取得装置によって取得された前記位置情報のそれぞれを受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記検出結果及び前記位置情報に基づいて、前記反芻状態である前記反芻動物の位置へ前記ガス収集装置が移動するための移動指令を送信する送信部と、
を含み、
前記ガス収集装置は、前記管理装置から送信された前記移動指令に基づいて、前記反芻状態である前記反芻動物の位置へ移動する、
請求項1に記載のガス収集システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ガス収集システム、ガス収集装置、及びガス収集方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
牛、羊、山羊等の反芻動物は、メタンを含むげっぷを放出する。メタンは二酸化炭素の約28倍の温室効果を有する温室効果ガスである。脱炭素化のために、反芻動物から放出されたメタンを含むガスを収集することが重要である。
【0003】
特許文献1及び2には、牛の頭部に装着したヘッドハーネスによって牛の呼気ガスを吸引し、牛の背中に装着したカプセル内に呼気ガスを収集する装置が開示されている。特許文献3には、牛の鼻孔内に装着され、呼気中のメタンを酸化させる装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第8071342号明細書
米国特許第8945915号明細書
米国特許第9199193号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、反芻動物の頭部、鼻腔内、又は背中に装着する装置では、反芻動物にストレスを与えたり、反芻動物の動きによって装置が破損したりするおそれがある。メタンを酸化させる装置では、酸化によって生じる二酸化炭素も温室効果ガスであるため、温室効果ガスの大気放出を抑制するためには、生成された二酸化炭素を処理する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るガス収集システムは、反芻動物に装着され、前記反芻動物が反芻を行っている反芻状態であることを検出する検出装置と、前記反芻動物の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得装置と、前記検出装置によって前記反芻動物が前記反芻状態であることが検出された場合に、前記位置情報取得装置によって取得された前記位置情報に基づいて前記反芻動物の位置に移動し、前記反芻動物から放出される呼気ガスを収集するガス収集装置と、を備え、前記ガス収集装置は、前記呼気ガスを吸引する吸引部と、前記吸引部によって吸引された前記呼気ガスを収容する収容部と、前記ガス収集装置の少なくとも一部の移動を可能とするための移動部と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、呼気ガスを収集するための装置を反芻動物に装着する必要がなく、また、二酸化炭素を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るガス収集システムの全体構成の一例を示す図である。
図2Aは、実施形態に係るガス収集装置の構成の第1例を示す平面図である。
図2Bは、実施形態に係るガス収集装置の構成の第1例を示す側面図である。
図3Aは、実施形態に係るガス収集装置の構成の第2例を示す平面図である。
図3Bは、実施形態に係るガス収集装置の構成の第3例を示す平面図である。
図4は、制御部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態に係る処理設備及び充電設備の構成の一例を示す図である。
図6は、実施形態に係るタグのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図7は、実施形態に係る管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8は、実施形態に係る管理装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
図9は、実施形態に係るガス収集システム10の動作の一例を示すシーケンス図である。
図10は、実施形態に係るガス収集装置の第1変形例を示す図である。
図11は、実施形態に係るガス収集装置の第2変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
【0010】
(1) 本実施形態に係るガス収集システムは、反芻動物に装着され、前記反芻動物が反芻を行っている反芻状態であることを検出する検出装置と、前記反芻動物の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得装置と、前記検出装置によって前記反芻動物が前記反芻状態であることが検出された場合に、前記位置情報取得装置によって取得された前記位置情報に基づいて前記反芻動物の位置に移動し、前記反芻動物から放出される呼気ガスを収集するガス収集装置と、を備え、前記ガス収集装置は、前記呼気ガスを吸引する吸引部と、前記吸引部によって吸引された前記呼気ガスを収容する収容部と、前記ガス収集装置の少なくとも一部の移動を可能とするための移動部と、を含む。これにより、反芻動物の呼気ガスを収集するための装置を反芻動物に装着する必要がなく、反芻動物のストレスを抑制することができる。さらに、ガス収集装置によって呼気ガスを収集するため、収集した呼気ガスを、二酸化炭素を生成しない、又は二酸化炭素の生成を抑制した処理に供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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