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公開番号
2025033983
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140080
出願日
2023-08-30
発明の名称
農作業車
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
A01D
41/12 20060101AFI20250306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】駆動が良好に行えなくなる等のおそれの無い状態で、エンジンによる燃料の無駄な消費を抑制して省エネルギ化を促進できるようにする。
【解決手段】エンジンの作動を制御するエンジン制御部101と、通常作業状態及び通常作業状態よりもエンジンの負荷が小さい低負荷作業状態のいずれであるかを検出する作業状態検出部JKと、が備えられ、エンジン制御部101は、作業状態検出部JKにより低負荷作業状態が検出されると、通常作業状態のときよりもエンジンの回転数を低減するエンジン低減制御を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンの作動を制御するエンジン制御部と、通常作業状態及び前記通常作業状態よりも前記エンジンの負荷が小さい低負荷作業状態のいずれであるかを検出する作業状態検出部と、が備えられ、
前記エンジン制御部は、前記作業状態検出部により前記低負荷作業状態が検出されると、前記通常作業状態のときよりも前記エンジンの回転数を低減するエンジン低減制御を実行する農作業車。
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【請求項2】
前記エンジンにより駆動される走行装置と、
前記エンジンの動力を変速して前記走行装置に伝達する変速装置と、
前記変速装置の作動を制御する車速制御部と、が備えられ、
前記車速制御部は、前記エンジン制御部が前記エンジン低減制御を実行するのに伴って、前記エンジン低減制御を実行する前の車速を維持するように前記変速装置の作動を制御する車速維持制御を実行する請求項1に記載の農作業車。
【請求項3】
手動操作式の変速操作具が備えられ、
前記変速装置は、油圧ポンプと油圧モータとを有する静油圧式無段変速装置にて構成され、かつ、前記変速操作具の操作に基づいて前記油圧ポンプの斜板角を変更することにより前記走行装置に伝達する動力を変速するように構成され、
前記車速制御部は、前記車速維持制御において、前記油圧モータの斜板角を変更することにより前記前の車速を維持するように構成されている請求項2に記載の農作業車。
【請求項4】
前記油圧モータは、斜板角を複数段にわたり段階的に切り換え可能に構成されている請求項3に記載の農作業車。
【請求項5】
前記エンジンにより駆動される作業装置と、
前記エンジンから前記作業装置に対する動力伝達を断続する作業クラッチと、が備えられ、
前記作業状態検出部は、前記作業クラッチが入り状態であれば前記通常作業状態であることを検出し、前記作業クラッチが切り状態であれば前記低負荷作業状態であることを検出する請求項1に記載の農作業車。
【請求項6】
車速を検出する車速検出手段が備えられ、
前記エンジン制御部は、
前記車速検出手段にて検出される車速が設定速度以上であれば、前記エンジンの回転数が所定回転数になるように前記エンジンの作動を制御する自動アクセル制御を実行するように構成され、かつ、前記車速が前記設定速度以上であっても、前記作業状態検出部により前記低負荷作業状態が検出されると、前記自動アクセル制御を停止して前記エンジン低減制御を実行する請求項1に記載の農作業車。
【請求項7】
前記エンジン制御部は、手動操作式のモード切換部の指令に基づいて、前記エンジン低減制御を実行する第一モードと、前記エンジン低減制御を実行しない第二モードとに切り換え可能に構成されている請求項1に記載の農作業車。
【請求項8】
車体の運転部に前記エンジンにより消費される燃料の消費状態を表示する燃費状態表示部が備えられている請求項1から7のいずれか1項に記載の農作業車。
【請求項9】
前記エンジン制御部は、所定の牽制条件が成立しているときは、前記作業状態検出部により前記低負荷作業状態が検出されても、前記エンジン低減制御を実行しない請求項1に記載の農作業車。
【請求項10】
前記エンジンにより駆動される走行装置と、
前記エンジンから前記走行装置への伝動系に設けられ、作業用の変速状態と畦越え用の変速状態とに切り換え可能な機械式の副変速装置と、
前記副変速装置の変速状態を検出する副変速状態検出手段と、が備えられ、
前記牽制条件は、前記副変速状態検出手段が前記畦越え用の変速状態を検出していることである請求項9に記載の農作業車。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばコンバイン等の農作業車に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
農作業車の一例であるコンバインにおいて、従来では、圃場において所定速度以上で走行している場合には、作業装置である刈取前処理部や脱穀処理部が作動している状態、あるいは、刈取前処理部や脱穀処理部が作動していない状態のいずれの状態においても、エンジンは定格回転数にて作動するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-90607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来構成では、作物の収穫作業を行っている場合には、大きな駆動負荷が掛かるので、エンジンを定格速度で運転することで良好に作業を行うことができる。しかし、作業装置が作動していない場合であっても、エンジンが定格回転数にて作動するので、燃料が無駄に消費される等の不利があり、この点で改善の余地があった。
【0005】
本発明の目的は、駆動が良好に行えなくなる等のおそれの無い状態で、エンジンによる燃料の無駄な消費を抑制して省エネルギ化を促進できるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る農作業車の特徴構成は、エンジンと、前記エンジンの作動を制御するエンジン制御部と、通常作業状態及び前記通常作業状態よりも前記エンジンの負荷が小さい低負荷作業状態のいずれであるかを検出する作業状態検出部と、が備えられ、前記エンジン制御部は、前記作業状態検出部により前記低負荷作業状態が検出されると、前記通常作業状態のときよりも前記エンジンの回転数を低減するエンジン低減制御を実行する点にある。
【0007】
本発明によれば、エンジンに対する駆動負荷が大である通常作業状態では、負荷を賄うことができるようにエンジン回転数を高めに設定することで作業を能率よく行える。そして、通常作業状態よりもエンジンの負荷が小さい低負荷作業状態では、通常作業状態のときよりもエンジン回転数を低減するので、通常作業状態のときのエンジン回転数で作動するのに比べて、少ない燃料にて対応できる。そのとき、駆動負荷は小さいので、例えば、エンストを起こす等、駆動が良好に行えなくなる等のおそれはない。
【0008】
従って、駆動が良好に行えなくなる等のおそれの無い状態で、エンジンによる燃料の無駄な消費を抑制して省エネルギ化を促進することが可能となった。
【0009】
本発明においては、前記エンジンにより駆動される走行装置と、前記エンジンの動力を変速して前記走行装置に伝達する変速装置と、前記変速装置の作動を制御する車速制御部と、が備えられ、前記車速制御部は、前記エンジン制御部が前記エンジン低減制御を実行するのに伴って、前記エンジン低減制御を実行する前の車速を維持するように前記変速装置の作動を制御する車速維持制御を実行すると好適である。
【0010】
本構成によれば、車体が走行しているときにエンジン低減制御が行われた場合には、車速制御部が車速維持制御を実行することで、そのときの走行速度がエンジン回転数の低減によって大きく減速することが回避され、走行速度をできるだけ低下させずに移動走行を継続することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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