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公開番号2025034811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141442
出願日2023-08-31
発明の名称自脱型コンバイン
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01D 61/00 20060101AFI20250306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】駆動スプロケットから離間する方向に移動させる際に他の部材に接触しにくく、変形しにくいガイド部材を有する自脱型コンバインが要望されている。
【解決手段】第一板状部材MV1は、第三板状部材FX1と第四板状部材FX2との間に位置し、かつ、遊端側ガイド部材92が使用状態から離間状態S2に切り替えられると、第四板状部材FX2に近づく方向に移動し、移動部材MVまたは固定部材FXのうち少なくとも一方は、離間状態S2において第一板状部材MV1が第四板状部材FX2に当接することを規制する規制部材11を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
刈取穀稈を脱穀する脱穀装置と、
前記脱穀装置の前方に設けられ、複数条の植立穀稈を刈り取って刈取穀稈を合流させて前記脱穀装置に向けて搬送する刈取搬送部と、を備え、
前記刈取搬送部は、複数条の刈取穀稈が合流する合流部よりも搬送方向下流側において、合流した複数条の刈取穀稈を搬送する下流側搬送装置を備え、
前記下流側搬送装置は、搬送経路側の部分が機体外側に位置する無端回動体と、前記無端回動体のうち前記搬送経路側の部分に対向して設けられ、刈取穀稈を案内するガイド部材と、を有し、
前記ガイド部材は、基端側の基端側ガイド部材と、前記基端側ガイド部材とは別体である遊端側の遊端側ガイド部材と、前記基端側ガイド部材と前記遊端側ガイド部材とを連結する連結機構と、を有し、
前記基端側ガイド部材と前記遊端側ガイド部材との連結状態が前記連結機構によって解除されることで、前記遊端側ガイド部材が、使用状態と、前記使用状態よりも前記遊端側ガイド部材が前記無端回動体から離れている離間状態と、に切り替え可能に構成され、
前記基端側ガイド部材は、前記遊端側ガイド部材側の端部に位置する固定部材を備え、
前記遊端側ガイド部材は、前記基端側ガイド部材側の端部に位置し、前記固定部材に対する位置が前記無端回動体に対する近接離間方向に移動可能な移動部材を備え、
前記移動部材は、前記下流側搬送装置の搬送経路に沿って延びる板状の第一板状部材と、前記第一板状部材よりも前記無端回動体から離間する方向に間隔を空けて設けられ、前記第一板状部材と対向する板状の第二板状部材と、前記第一板状部材と前記第二板状部材とを連結する遊端側連結部材と、を備え、
前記固定部材は、前記下流側搬送装置の搬送経路に沿って延びる板状の第三板状部材と、前記第三板状部材よりも前記無端回動体から離間する方向に間隔を空けて設けられ、前記第三板状部材と対向する板状の第四板状部材と、前記第三板状部材と前記第四板状部材とを連結する基端側連結部材と、を備え、
前記第一板状部材は、前記第三板状部材と前記第四板状部材との間に位置し、かつ、前記遊端側ガイド部材が前記使用状態から前記離間状態に切り替えられると、前記第四板状部材に近づく方向に移動し、
前記移動部材または前記固定部材のうち少なくとも一方は、前記離間状態において前記第一板状部材が前記第四板状部材に当接することを規制する規制部材を備える自脱型コンバイン。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記規制部材は、前記固定部材に設けられている請求項1に記載の自脱型コンバイン。
【請求項3】
前記規制部材は、前記下流側搬送装置における刈取穀稈の搬送方向に隙間を空けて設けられ、前記無端回動体に対する近接離間方向に延びる複数の板状部材によって構成されている請求項1に記載の自脱型コンバイン。
【請求項4】
前記規制部材は、前記第四板状部材及び前記基端側連結部材に固定されており、前記第四板状部材と前記基端側連結部材との接続部分から前記第三板状部材側に前記基端側連結部材に沿って延びている請求項3に記載の自脱型コンバイン。
【請求項5】
前記連結機構は、前記移動部材または前記固定部材のうち一方に設けられ前記無端回動体に対する近接離間方向に延びるピンと、前記移動部材または前記固定部材のうち他方に設けられ前記ピンが挿通される孔と、前記孔に挿通されている前記ピンが前記孔から抜けることを防止する抜け止め部材と、で構成されている請求項1に記載の自脱型コンバイン。
【請求項6】
前記規制部材における前記基端側連結部材との接続部分から端部までの距離は、前記第四板状部材おける前記基端側連結部材との接続部分から端部までの距離よりも小さい請求項4に記載の自脱型コンバイン。
【請求項7】
前記遊端側ガイド部材は、前記離間状態において、前記無端回動体に対する近接離間方向と、前記下流側搬送装置における刈取穀稈の搬送方向と、の両方に直行する方向から視て前記無端回動体と重複しない位置にある請求項1に記載の自脱型コンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自脱型コンバインに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、左株元搬送装置と右株元搬送装置との両搬送装置の終端部である合流部において合流した穀稈を引き継いで後上方に向けて搬送する扱深さ搬送装置を備える自脱型コンバインが開示されている。
【0003】
この扱深さ搬送装置は、駆動スプロケットと、挟持レールと、を備え、挟持レールは、ロッドが逆向きU字状のホルダに支持されて構成され、かつ、ホルダ内に設けられた圧縮コイルスプリングによって、扱深さ搬送チェーンに向けて付勢されている。
【0004】
扱深さ搬送装置に詰まった刈取穀桿を取り除く際などには、挟持レールと共にホルダを取付座から取り外す場合がある。この場合は、作業者は操作レバーをロック位置から上方に向けて解除位置まで回動操作し、駆動スプロケットから離間する方向にホルダをスライド移動させる。これにより、取付座に設けられた係止ピンと、ホルダに設けられたロック孔と、の係合が解除される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-022404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている挟持レールを駆動スプロケットから離間する方向に移動させる際に、挟持レールに連結されたホルダが、駆動スプロケットから離間する方向に位置する他の部材に接触してしまう場合がある。
【0007】
また、挟持レールを駆動スプロケットから離間する方向に移動させる際に、ホルダにおける一対の垂下片のうち、駆動スプロケットに近い位置にある垂下片が、取付座における一対の立ち上がり片のうち、駆動スプロケットから遠い位置にある立ち上がり片に接触する場合がある。このため、ホルダにおける駆動スプロケットに近い位置にある垂下片または取付座における駆動スプロケットから遠い位置にある立ち上がり片が変形してしまう場合がある。
【0008】
上記状況に鑑み、駆動スプロケットから離間する方向に移動させる際に他の部材に接触しにくく、ガイド部材が変形しにくい自脱型コンバインが要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決する手段として、本発明の自脱型コンバインは、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置と、前記脱穀装置の前方に設けられ、複数条の植立穀稈を刈り取って刈取穀稈を合流させて前記脱穀装置に向けて搬送する刈取搬送部と、を備え、前記刈取搬送部は、複数条の刈取穀稈が合流する合流部よりも搬送方向下流側において、合流した複数条の刈取穀稈を搬送する下流側搬送装置を備え、前記下流側搬送装置は、搬送経路側の部分が機体外側に位置する無端回動体と、前記無端回動体のうち前記搬送経路側の部分に対向して設けられ、刈取穀稈を案内するガイド部材と、を有し、前記ガイド部材は、基端側の基端側ガイド部材と、前記基端側ガイド部材とは別体である遊端側の遊端側ガイド部材と、前記基端側ガイド部材と前記遊端側ガイド部材とを連結する連結機構と、を有し、前記基端側ガイド部材と前記遊端側ガイド部材との連結状態が前記連結機構によって解除されることで、前記遊端側ガイド部材が、使用状態と、前記使用状態よりも前記遊端側ガイド部材が前記無端回動体から離れている離間状態と、に切り替え可能に構成され、前記基端側ガイド部材は、前記遊端側ガイド部材側の端部に位置する固定部材を備え、前記遊端側ガイド部材は、前記基端側ガイド部材側の端部に位置し、前記固定部材に対する位置が前記無端回動体に対する近接離間方向に移動可能な移動部材を備え、前記移動部材は、前記下流側搬送装置の搬送経路に沿って延びる板状の第一板状部材と、前記第一板状部材よりも前記無端回動体から離間する方向に間隔を空けて設けられ、前記第一板状部材と対向する板状の第二板状部材と、前記第一板状部材と前記第二板状部材とを連結する遊端側連結部材と、を備え、前記固定部材は、前記下流側搬送装置の搬送経路に沿って延びる板状の第三板状部材と、前記第三板状部材よりも前記無端回動体から離間する方向に間隔を空けて設けられ、前記第三板状部材と対向する板状の第四板状部材と、前記第三板状部材と前記第四板状部材とを連結する基端側連結部材と、を備え、前記第一板状部材は、前記第三板状部材と前記第四板状部材との間に位置し、かつ、前記遊端側ガイド部材が前記使用状態から前記離間状態に切り替えられると、前記第四板状部材に近づく方向に移動し、前記移動部材または前記固定部材のうち少なくとも一方は、前記離間状態において前記第一板状部材が前記第四板状部材に当接することを規制する規制部材を備える。
【0010】
本構成によれば、第一板状部材が第四板状部材に当接する構成と比較して、移動部材が無端回動体から離間する方向に移動する距離が小さくなるので、遊端側ガイド部材が、遊端側ガイド部材に対して無端回動体から離間する方向に位置する別の部材に接触しにくくなる。また、第一板状部材が前記第四板状部材に当接することが規制されるので、第四板状部材が変形しにくくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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