TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025023089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024207378,2021117177
出願日2024-11-28,2021-07-15
発明の名称トラクタ
出願人株式会社クボタ
代理人安田岡本弁理士法人
主分類B60K 15/063 20060101AFI20250206BHJP(車両一般)
要約【課題】キャビンを有する作業機において、化石燃料による内燃機関に代わりに、燃料電池による駆動を達成するとともに、燃料供給用の水素タンクを転倒等から保護し、かつ、高温化を抑制できるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明のトラクタは、車体と、駆動モータと、前記駆動モータから動力伝達されて回転するPTO軸と、前記車体の前部に配置された燃料電池であって、前記駆動モータに電力を供給する燃料電池と、前記燃料電池の後方に配置された操縦席と、前記操縦席の上方に配置された複数の水素タンクと、を備え、前記複数の水素タンクは、操縦席の前側から後ろ側に向けて並んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
駆動モータと、
前記駆動モータから動力伝達されて回転するPTO軸と、
前記車体の前部に配置された燃料電池であって、前記駆動モータに電力を供給する燃料電池と、
前記燃料電池の後方に配置された操縦席と、
前記操縦席の上方に配置された複数の水素タンクと、を備え、
前記複数の水素タンクは、操縦席の前側から後ろ側に向けて並んでいるトラクタ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記操縦席の前方に配置された操縦装置を備え、
前記複数の水素タンクのうちの少なくとも1つの水素タンクは、前記操縦装置の上方に配置されている請求項1に記載のトラクタ。
【請求項3】
前記燃料電池は、前記操縦席及び前記操縦装置の前方に配置されている請求項2に記載のトラクタ。
【請求項4】
前記複数の水素タンクと前記操縦席との間に位置する天井壁を備えている請求項1~3のいずれか1項に記載のトラクタ。
【請求項5】
前記複数の水素タンクのそれぞれは、口金を有し、
前記複数の水素タンクのそれぞれは、前記口金を前後方向と直交する方向に向けて配置されている請求項1~4のいずれか1項に記載のトラクタ。
【請求項6】
前記複数の水素タンクのそれぞれは、円筒状にそれぞれ形成され、前記前後方向と直交する方向に延びている請求項1~5のいずれか1項に記載のトラクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタ等の農業機械又は建設機械のような作業機に関し、特に操縦席を収容するキャビンを備えたトラクタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般にキャビンを備えた従来のトラクタは、車体の前部にボンネットが設けられ、このボンネット内に、エンジン、ラジエター、燃料タンク及びバッテリー等を収納し、車体の後部にキャビンが設けられ、このキャビン内に操縦席及び操縦装置等を収容している。燃料タンクは、駆動源であるエンジンとともにボンネット内に収容されることにより、トラクタ全体及び燃料供給経路をコンパクトにしている。エンジン及びキャビンを備えたトラクタを開示した文献として特許文献1がある。
【0003】
ところで、昨今の自動車業界では、地球温暖化防止による地球環境の保護の観点から、化石燃料を用いた内燃機関の代わりに、水素ガス等の気体燃料を用いることにより、二酸化炭素等の有害物を排出しない燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)が開発されている。この燃料電池自動車では、たとえば前部座席の下に燃料電池を搭載し、後部座席の後側又は下側に水素タンクを収納し、駆動輪の近くに駆動モータを配置している(特許文献2)。水素タンクとしては、圧力70MPaの高圧に耐えられるように、炭素繊維強化樹脂(CFRP:Carbon Fiber refrain Plastic)で強化された高圧水素タンクが多く用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-00899号公報
特開2010-23550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
燃料電池自動車の高圧水素タンクは、炭素繊維強化樹脂の強度上の問題から85℃以下に保つように法規制されている。また、高圧水素タンク内に水素ガスを高圧急速充填すると、高圧水素タンク内の充填水素ガス温度が急上昇することが知られている。
【0006】
作業機の例として農業用のトラクタに燃料電池を搭載する場合、ボンネット内に燃料電池等の発熱部材とともに高圧水素タンクを配置することが考えられるが、一般的に農業用のトラクタでは、外気温度が高い状況下で長時間連続作業を行うことが多く、ボンネット内温度が60℃近くになるため、連続作業後すぐに水素ガス充填を行うと、高圧水素タンク内の温度が85℃以上になる可能性がある。
【0007】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、トラクタ等の作業機において、地球温暖化防止に役立てることは勿論のこと、作業機の振動及び転倒等から水素タンクを保護し、かつ、水素タンクの高温化を抑制できるトラクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るトラクタは、車体と、駆動モータと、前記駆動モータから動力伝達されて回転するPTO軸と、前記車体の前部に配置された燃料電池であって、前記駆動モータに電力を供給する燃料電池と、前記燃料電池の後方に配置された操縦席と、前記操
縦席の上方に配置された複数の水素タンクと、を備え、前記複数の水素タンクは、操縦席の前側から後ろ側に向けて並んでいる。
【0009】
また、トラクタは、前記操縦席の前方に配置された操縦装置を備え、前記複数の水素タンクのうちの少なくとも1つの水素タンクは、前記操縦装置の上方に配置されてもよい。
【0010】
また、前記燃料電池は、前記操縦席及び前記操縦装置の前方に配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社クボタ
作業車両
1日前
株式会社クボタ
作業車両
1日前
株式会社クボタ
作業車両
1日前
株式会社クボタ
担体流動槽及び浄化槽
2日前
株式会社クボタ
自律農業車両の旋回制御
1日前
株式会社クボタ
自律農業車両の旋回制御
1日前
株式会社クボタ
トラクタ
1日前
株式会社クボタ
トラクタ
1日前
個人
車両
3か月前
個人
授乳用車両
29日前
個人
眼科手術車
1か月前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
日本精機株式会社
表示装置
15日前
個人
キャンピングトレーラー
2か月前
個人
台車用車輪止め具
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
4か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
マツダ株式会社
車両
22日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
1か月前
日本精機株式会社
車両用照明装置
2日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
続きを見る