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公開番号2025020471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2021205399
出願日2021-12-17
発明の名称担体流動槽及び浄化槽
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類C02F 3/08 20230101AFI20250205BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】担体流動槽における酸素溶解効率を高めつつ、浄化槽をよりコンパクトな構成として処理効率を向上させること。
【解決手段】微生物を担持した状態で被処理水Wと共に流動可能な複数の流動担体400を収容保持する担体流動部40と、担体流動部40に気泡Bを供給する散気管43とを備え、被処理水Wが移流する移流口401が担体流動部40の底面に設けられており、散気管43が移流口401の下方に配置されて移流口401を介して担体流動部40に気泡Bが供給されるように構成されており、担体流動部40の移流口401と散気管43との間に、気泡Bを通過させつつ微細化するろ材充填部41が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
微生物を担持した状態で被処理水と共に流動可能な複数の流動担体を収容保持する担体流動部と、該担体流動部に気泡を供給する散気管とを備え、
被処理水が移流する移流口が前記担体流動部の底面に設けられており、前記散気管が前記移流口の下方に配置されて該移流口を介して前記担体流動部に気泡が供給されるように構成されており、
前記担体流動部の移流口と前記散気管との間に、ろ材充填部が設けられている担体流動槽。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記ろ材充填部が前記移流口の全体を覆うように設けられている請求項1に記載の担体流動槽。
【請求項3】
前記移流口が、前記担体流動部の底面における幅方向の一端部に形成されている請求項1又は2に記載の担体流動槽。
【請求項4】
前記移流口が、前記担体流動部の底面における幅方向の中央部に形成されている請求項1又は2に記載の担体流動槽。
【請求項5】
前記ろ材充填部において、ろ材が複数積層されている請求項1~4のいずれか一項に記載の担体流動槽。
【請求項6】
前記ろ材充填部の下流側に沈殿部を備える請求項1~5のいずれか一項に記載の担体流動槽。
【請求項7】
前記沈殿部は、前記ろ材充填部と同一平面上に配置されている請求項6に記載の担体流動槽。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の担体流動槽を備える浄化槽。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、担体流動槽を備える浄化槽に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
この種の浄化槽として、例えば特許文献1に示される浄化槽がある。特許文献1に示される浄化槽は、担体に気泡供給する散気部を備えて好気処理する担体流動槽と、担体流動槽の下流側に複数の担体を内部に沈降堆積させた状態で堆積ろ過層を形成してあるろ過槽とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-10871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の浄化槽では、散気管から供給される気泡の気泡径の大きさは、散気管の吐出孔の大きさに依存する。そのため、気泡径を小さくて酸素溶解効率を高めようとするには、散気管の吐出孔をより小さなものにしなければならず、その結果、散気管の目詰まりが生じ易くなるという問題がある。
【0005】
また、従来の浄化槽では、担体流動槽の下流側に、汚泥を除去するためのろ過槽を別途設ける必要があり、浄化槽をよりコンパクトな構成として処理効率を向上させるという点において改善する余地が残されている。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、担体流動槽における酸素溶解効率を高めつつ、浄化槽をよりコンパクトな構成として処理効率を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る担体流動槽の特徴は、微生物を担持した状態で被処理水と共に流動可能な複数の流動担体を収容保持する担体流動部と、該担体流動部に気泡を供給する散気管とを備え、
被処理水が移流する移流口が前記担体流動部の底面に設けられており、前記散気管が前記移流口の下方に配置され該移流口を介して前記担体流動部に気泡が供給されるように構成されており、
前記担体流動部の移流口と前記散気管との間に、ろ材充填部が設けられている点にある。
【0008】
本構成によれば、担体流動部の移流口と散気管との間にろ材充填部が設けられているため、気泡がろ材充填部において微細化されることによって気泡径が小さくなり酸素溶解効率が向上する。そのため、散気管の気泡の吐出孔をより小さなものに設計する必要がなく、散気管の目詰まりが生じ難い。さらに、散気管から供給される気泡の量(ブロワ風量)を従来よりも低減させることも可能となり、温室効果ガスの排出削減や運転コストの削減にもつながる。
【0009】
また、被処理水がろ材充填部を通過する際に、被処理水中に含まれる汚泥等がろ材充填部で捕捉されるため、従来の浄化槽のように、汚泥を除去するためのろ過槽を担体流動槽の下流側に別途設ける必要がなく、浄化槽をよりコンパクトな構成として処理効率を向上させることもできる。
【0010】
本発明においては、前記担体流動部の底面に、被処理水の移流口が設けられており、前記ろ材充填部が前記移流口の全体を覆うように設けられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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