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公開番号2025022619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023127354
出願日2023-08-03
発明の名称エンジン制御装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類F02D 29/02 20060101AFI20250206BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】急旋回を一定時間以上継続して行った後にエンジンを一時的に停止した場合であっても、その後のエンジン再始動時に排気管から白煙が出ることを防止することが可能なエンジン制御装置を提供する。
【解決手段】HEV-CU80及びECU81は、車幅方向の加速度が所定加速度以上である状態が第1所定時間以上継続した場合には、車幅方向の加速度が所定加速度未満に低下した後、第2所定時間が経過するまで、エンジン10の停止を禁止する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の車幅方向の加速度を検出する横加速度センサと、
前記車両に搭載されたエンジンの駆動を制御するコントロールユニットと、を備え、
前記コントロールユニットは、前記横加速度センサにより検出された車幅方向の加速度が所定加速度以上である状態が第1所定時間以上継続した場合には、車幅方向の加速度が前記所定加速度未満に低下した後、第2所定時間が経過するまで、前記エンジンの停止を禁止することを特徴とするエンジン制御装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記車両は、前記エンジンに加えて、電動モータを駆動源として備えるハイブリッド車であり、
前記コントロールユニットは、前記エンジンに加えて、前記電動モータの駆動を制御し、
前記コントロールユニットは、車幅方向の加速度が前記所定加速度未満に低下した後、前記第2所定時間が経過するまで、前記エンジンを停止して前記電動モータのみで走行するEV走行を禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御装置。
【請求項3】
前記コントロールユニットは、車幅方向の加速度が前記所定加速度未満に低下した後、前記第2所定時間が経過するまで、前記エンジンを自動的に停止するアイドリングストップを禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御装置。
【請求項4】
前記コントロールユニットは、左右いずれか一方向の車幅方向の加速度が前記所定加速度以上である状態が前記第1所定時間以上継続した場合には、車幅方向の加速度が前記所定加速度未満に低下した後、前記第2所定時間が経過するまで、前記エンジンの停止を禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御装置。
【請求項5】
前記エンジンは、クランクケースと吸気系のスロットルバルブ下流側とを連通しブローバイガスを前記吸気系に還流する掃気ライン、前記吸気系のスロットルバルブ上流側と前記クランクケースとを連通し新気を導入する新気ライン、及び、前記掃気ラインに介装され、前記吸気系の圧力に応じてブローバイガスの流量を調節する流量制御弁を含んで構成されるブローバイガス処理装置を有し、
前記コントロールユニットは、車幅方向の加速度が前記所定加速度以上である状態が前記第1所定時間以上継続した場合には、前記ブローバイガス処理装置を構成する掃気ラインから前記吸気系にオイルが噴く可能性があると判断し、車幅方向の加速度が前記所定加速度未満に低下した後、前記第2所定時間が経過するまで、前記エンジンの停止を禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、エンジンと電動モータ(モータ・ジェネレータ)とを併用することで車両の燃料消費率(燃費)を効果的に向上させることができるハイブリッド自動車(HEV)が広く実用化されている。また、ハイブリッド自動車では、エンジンを停止して電動モータのみで走行するEV走行を可能としたものが実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、近年、車両の燃費向上や排気ガス低減の観点から、例えば、交差点で信号待ちをしているときなど(停車時)に、エンジンを自動的に停止するアイドリングストップ機能(アイドリングストップ・システム)を有する車両が広く実用化されている。アイドリングストップ・システムでは、エンジンがアイドリングストップ状態にあるときに、例えば、ブレーキペダルの踏み込みの解除が検知されると、エンジンの再始動要求が出力され、エンジンが再始動される(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-146910号公報
特開2000-329039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、例えば、急旋回(旋回Gが1G程度の旋回)を一定時間継続(連続)して行い、その直後に、エンジンを停止して電動モータによるEV走行を行った場合やアイドリングストップを行った場合、次のエンジン再始動時に排気管から白煙が出ることがある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、急旋回を一定時間以上継続して行った後にエンジンを一時的に停止した場合であっても、その後のエンジン再始動時に排気管から白煙が出ることを防止することが可能なエンジン制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るエンジン制御装置は、車両の車幅方向の加速度を検出する横加速度センサと、車両に搭載されたエンジンの駆動を制御するコントロールユニットとを備え、該コントロールユニットが、横加速度センサにより検出された車幅方向の加速度が所定加速度以上である状態が第1所定時間以上継続した場合には、車幅方向の加速度が所定加速度未満に低下した後、第2所定時間が経過するまで、エンジンの停止を禁止することを特徴とする。
【0008】
本発明の一態様に係るエンジン制御装置によれば、車幅方向の加速度が所定加速度以上である状態が第1所定時間以上継続した場合には、車幅方向の加速度が所定加速度未満に低下した後、第2所定時間が経過するまで、エンジンの停止が禁止される。そのため、急旋回中に吸気系にオイルが噴いたとしても、エンジンの停止が禁止されている間に、そのオイルが徐々に燃焼室に入り順次燃焼されるため、オイルが燃焼室内等に溜ることが防止される。よって、その後(第2所定時間経過後)に、EV走行やアイドリングストップを行ったとしても、その後のエンジン再始動時に多量のオイルが燃焼して排気管から白煙が発生することを防止できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、急旋回を一定時間以上継続して行った後にエンジンを一時的に停止した場合であっても、その後のエンジン再始動時に排気管から白煙が出ることを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るエンジン制御装置、及び、該エンジン制御装置が適用されたハイブリッド自動車の構成を示す図である。
実施形態に係るハイブリッド自動車に搭載されたエンジンの構成を示す図である。
実施形態に係るエンジン制御装置による連続急旋回走行後のエンジン再始動時における白煙発生防止処理の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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