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公開番号2025029791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134618
出願日2023-08-22
発明の名称キャニスタの製造方法
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F02M 25/08 20060101AFI20250228BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】キャニスタにおける圧力損失を低減するための技術を提供する。
【解決手段】キャニスタは、車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着する活性炭成形体と、活性炭成形体を収容する吸着室と、を有する。キャニスタの製造方法は、繊維状活性炭を所定の方向へ押圧又は吸引し、柱状の活性炭成形体を成形することと、活性炭成形体における押圧又は吸引方向が蒸発燃料の流れ方向と垂直になるように、活性炭成形体を吸着室内に配置することと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着する活性炭成形体と、前記活性炭成形体を収容する吸着室と、を有するキャニスタの製造方法であって、
繊維状活性炭を所定の方向へ押圧又は吸引し、柱状の前記活性炭成形体を成形することと、
成形された前記活性炭成形体を、前記活性炭成形体における押圧又は吸引方向が前記蒸発燃料の流れ方向と垂直になるように、前記吸着室内に配置することと、
を備える、キャニスタの製造方法。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載のキャニスタの製造方法であって、
前記繊維状活性炭が分散された分散液が、底壁に複数の貫通孔が形成された成形型に入れられ、前記底壁側へ吸引されることにより、前記活性炭成形体が成形される、キャニスタの製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のキャニスタの製造方法であって、
前記吸着室内に配置された前記活性炭成形体は、前記蒸発燃料の流れ方向と垂直な断面における相当直径が、前記蒸発燃料の流れ方向に沿った長さよりも大きい、キャニスタの製造方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のキャニスタの製造方法であって、
前記吸着室内に配置された前記活性炭成形体における、前記蒸発燃料の流れ方向周りの外周面は、前記吸着室の内面に接触している、キャニスタの製造方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のキャニスタの製造方法であって、
前記吸着室には、大気に開放された大気ポートが接続されている、キャニスタの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、キャニスタの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、活性炭成形体と吸着室とを有するキャニスタが記載されている。活性炭成形体は、吸着室に収容されている。活性炭成形体は、車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/054088号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のように、キャニスタにおける圧力損失は小さいことが好ましい。本開示の一局面は、キャニスタにおける圧力損失を低減するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、車両の燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着する活性炭成形体と、活性炭成形体を収容する吸着室と、を有するキャニスタの製造方法である。キャニスタの製造方法は、繊維状活性炭を所定の方向へ押圧又は吸引し、柱状の活性炭成形体を成形することと、成形された活性炭成形体を、活性炭成形体における押圧又は吸引方向が蒸発燃料の流れ方向と垂直になるように、吸着室内に配置することと、を備える。このような構成によれば、キャニスタにおける圧力損失を低減することができる。
【0006】
本開示の一態様では、繊維状活性炭が分散された分散液が、底壁に複数の貫通孔が形成された成形型に入れられ、底壁側へ吸引されることにより、活性炭成形体が成形されてもよい。このような構成によれば、比較的簡易な装置により、圧力損失が低減されたキャニスタを実現することができる。
【0007】
本開示の一態様では、吸着室内に配置された活性炭成形体は、蒸発燃料の流れ方向と垂直な断面における相当直径が、蒸発燃料の流れ方向に沿った長さよりも大きくてもよい。このような構成によれば、蒸発燃料の流れ方向と垂直な断面における相当直径が、蒸発燃料の流れ方向に沿った長さよりも大きい活性炭成形体を有し、且つ、圧力損失が低減されたキャニスタを実現することができる。
【0008】
本開示の一態様では、吸着室内に配置された活性炭成形体における、蒸発燃料の流れ方向周りの外周面は、吸着室の内面に接触していてもよい。
【0009】
本開示の一態様では、吸着室には、大気に開放された大気ポートが接続されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るキャニスタの断面図である。
図2Aは、第1実施形態に係る成形工程を示す模式図である。図2Bは、第1実施形態に係る成形工程の図2Aの次の状態を示す模式図である。図2Cは、第1実施形態に係る成形工程で成形された第3吸着材を示す模式図である。
第1実施形態に係る配置工程を示す断面図である。
図4Aは、第2実施形態に係る成形工程を示す模式図である。図4Bは、第2実施形態に係る成形工程の図4Aの次の状態を示す模式図である。図4Cは、第2実施形態に係る成形工程で成形された第3吸着材を示す模式図である。
図5Aは、第3実施形態に係る成形工程の成形加工を示す模式図である。図5Bは、第3実施形態に係る成形工程の切断加工を示す模式図である。図5Cは、第3実施形態に係る成形工程で成形された第3吸着材を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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