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公開番号
2025025761
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130866
出願日
2023-08-10
発明の名称
車両の衝撃吸収構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F02M
35/04 20060101AFI20250214BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】車両の通常運転時にエアクリーナの振動を低減させつつ、エンジンフードに衝撃が加わったときにエンジンフードの変形を促進させることができ、車両の衝撃吸収性能を向上できる車両の衝撃吸収構造を提供すること。
【解決手段】車両の衝撃吸収構造は、エンジンフードの下方においてエンジンの上部に配置されたエアクリーナ9と、エアクリーナ9の前部をエンジンに取付ける第1の前側取付部12とを備え、第1の前側取付部12は、エアクリーナ9の左側前壁部11aに沿って上下方向に延びるエアクリーナ側接続部12Aと、エアクリーナ側接続部12Aの下端に第1の湾曲部12Bを介して連絡され、エアクリーナ9から車両の前方に延びるエンジン側取付部12Cとを有する。エアクリーナ9は、左側前壁部11aを後方に窪ませた凹部11Eを有し、凹部11Eは、第1の湾曲部12Bの後方に位置している。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンフードの下方においてエンジンの上部に配置されるエアクリーナと、
前記エアクリーナの前部を前記エンジンに取付ける前側取付部とを備える車両の衝撃吸収構造であって、
前記前側取付部は、前記エアクリーナの前壁に沿って上下方向に延びるエアクリーナ側接続部と、前記エアクリーナ側接続部の下端に湾曲部を介して連絡され、前記エアクリーナから車両の前後方向前方に延びるエンジン側取付部とを含み、
前記エアクリーナは、前記前壁を車両の前後方向後方に窪ませた凹部を有し、
前記凹部は、前記湾曲部の車両の前後方向後方に位置することを特徴とする車両の衝撃吸収構造。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記湾曲部を第1の湾曲部とした場合に、
前記凹部は、前記前壁の下端から車両の前後方向後方に湾曲する第2の湾曲部と、第2の湾曲部から車両の前後方向後方に延びる底壁部とを備え、
前記第2の湾曲部が前記第1の湾曲部の車両の前後方向後方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の車両の衝撃吸収構造。
【請求項3】
前記エアクリーナが車両に搭載された状態において、
前記前壁および前記エアクリーナ側接続部は、鉛直方向に対して車両の前後方向後方に傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の衝撃吸収構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の衝撃吸収構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、歩行者がボンネットに衝突した際に、この歩行者に加えられる衝撃を低減化する衝撃吸収構造が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この衝撃吸収構造は、エアクリーナを車両に取付けるための車両取付用ブラケットの補強リブを、一部または全部除去し、エアクリーナに下方へ移動する力が作用した際にブラケットを破断させてエアクリーナを下方に移動させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-230605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の衝撃吸収構造にあっては、車両取付用ブラケットの補強リブを、一部または全部除去することにより、補強リブに切欠き状の脆弱部が設けられているので、補強リブの剛性が過度に低下し、車両の通常運転時にエアクリーナの振動が増加するおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、車両の通常運転時にエアクリーナの振動を低減させつつ、エンジンフードに衝撃が加わったときにエンジンフードの変形を促進させることができ、車両の衝撃吸収性能を向上できる車両の衝撃吸収構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、エンジンフードの下方においてエンジンの上部に配置されるエアクリーナと、 前記エアクリーナの前部を前記エンジンに取付ける前側取付部とを備える車両の衝撃吸収構造であって、前記前側取付部は、前記エアクリーナの前壁に沿って上下方向に延びるエアクリーナ側接続部と、前記エアクリーナ側接続部の下端に湾曲部を介して連絡され、前記エアクリーナから車両の前後方向前方に延びるエンジン側取付部とを含み、前記エアクリーナは、前記前壁を車両の前後方向後方に窪ませた凹部を有し、前記凹部は、前記湾曲部の車両の前後方向後方に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このように上記の本発明によれば、車両の通常運転時にエアクリーナの振動を低減させつつ、エンジンフードに衝撃が加わったときにエンジンフードの変形を促進させることができ、車両の衝撃吸収性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施例に係る車両のエンジンルームの平面図である。
図2は、本発明の一実施例に係るエンジン上部の左側面図である。
図3は、本発明の一実施例に係るエンジン上部の斜視図である。
図4は、本発明の一実施例に係るエンジン上部の正面図である。
図5は、本発明の一実施例に係るエアクリーナのロアケースの底面図である。
図6は、本発明の一実施例に係るエアクリーナの第1の前側取付部の左側面図である。
図7は、本発明の一実施例に係るエアクリーナの第1の前側取付部および第2の取付部の右側面図である。
図8は、本発明の一実施例に係るエアクリーナの第1の前側取付部の変形状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る車両の衝撃吸収構造は、エンジンフードの下方においてエンジンの上部に配置されるエアクリーナと、エアクリーナの前部をエンジンに取付ける前側取付部とを備える車両の衝撃吸収構造であって、前側取付部は、エアクリーナの前壁に沿って上下方向に延びるエアクリーナ側接続部と、エアクリーナ側接続部の下端に湾曲部を介して連絡され、エアクリーナから車両の前後方向前方に延びるエンジン側取付部とを含み、エアクリーナは、前壁を車両の前後方向後方に窪ませた凹部を有し、凹部は、湾曲部の車両の前後方向後方に位置する。
(【0011】以降は省略されています)
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