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公開番号
2025023617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127927
出願日
2023-08-04
発明の名称
車両用吸気装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
B60K
13/02 20060101AFI20250207BHJP(車両一般)
要約
【課題】吸気ダクトを小型車両に適用可能な簡素で小型な構造としつつ、車両の冠水路走行時にエンジンへの水の侵入を防止でき、車両の通常走行時に低温の空気をエンジンに供給できる車両用吸気装置を提供すること。
【解決手段】車体側吸気ダクト31は、車両後方を向いて開口し、かつ、その断面が四角形に形成される空気排出口31Bを有する。エンジン側吸気ダクト41は、車両幅方向の一方を向いて開口する空気取入口42Aと、空気取入口42Aから車両幅方向の他方に延びる上流側通路部42と、を有する。空気排出口31Bを車両正面側から見た場合、空気取入口42Aおよび上流側通路部42は空気排出口31Bの内側に配置され、かつ、空気取入口42Aの側方の側方空間S2および上流側通路部42の上方の上方空間S1が形成されている。車体側吸気ダクト31は、その天井壁31Cから微小高さ下方に突出する突出壁部31Gを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両前部のエンジンルームに配置されるエンジンと、
車両前部に配置され、車両前方から前記エンジンルームに空気を取り入れる車体側吸気ダクトと、
前記エンジンルームの上部かつ前記車体側吸気ダクトの後方に配置され、前記エンジンに空気を供給するエンジン側吸気ダクトと、を備える車両用吸気装置であって、
前記車体側吸気ダクトは、車両後方を向いて開口し、かつ、その断面が四角形に形成される空気排出口を有し、
前記エンジン側吸気ダクトは、車両幅方向の一方を向いて開口する空気取入口と、前記空気取入口から車両幅方向の他方に延びる上流側通路部と、を有し、
前記空気排出口を車両正面側から見た場合、前記空気取入口および前記上流側通路部は前記空気排出口の内側に配置され、かつ、前記空気取入口の側方の側方空間および前記上流側通路部の上方の上方空間が形成され、
前記空気排出口は、その上部に位置する天井壁を有し、前記天井壁から微小高さ下方に突出する突出壁部が配置されることを特徴とする車両用吸気装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記突出壁部は、前記側方空間の領域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用吸気装置。
【請求項3】
前記エンジンは、その上部にシリンダヘッドカバーを有し、
前記車体側吸気ダクトおよび前記上流側通路部は、前記シリンダヘッドカバーの上面から上方に離隔して配置され、
前記上流側通路部は、車両上下方向に長い脚部によって前記シリンダヘッドカバーに支持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用吸気装置。
【請求項4】
前記車体側吸気ダクトは、車両前方を向いて開口し、かつ、その断面が四角形に形成される車体側空気取入口を有し、
前記天井壁は、前記車体側空気取入口の上縁部と前記空気排出口の上縁部とを連絡し、かつ、その前縁部より後縁部の位置が低くなるように後ろ下がりに傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用吸気装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用吸気装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両が水深の深い水溜りを走行する際に、内燃機関に水が吸入されることを防止し、かつ、車両の通常走行時に低温の空気を内燃機関に供給するようにした内燃機関の吸気ダクトが開示されている。特許文献1に記載の内燃機関の吸気ダクトは、車両の前方からエンジンルームに取り入れる下側ダクト部と、下側ダクト部の上部に配置され連通口によって下側ダクト部から空気を取り入れて内燃機関に送る上側ダクト部とを有しており、さらに、下側ダクト部にエンジンルームに空気を排出する上側排出口を設ける一方、エンジンルームから空気を取り入れる下流側空気取入口を上側ダクト部に設け、車両が水深の深い水溜りを走行して下側ダクト部に水が浸入した場合に、エンジンルームと連通する下流側空気取入口から上側ダクト部に空気を供給している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-127695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の従来の技術にあっては、吸気ダクトが下側ダクト部と上側ダクト部とからなる二重構造であるため、吸気ダクトの構造の複雑化およびサイズの大型化を引き起こし、エンジンルームの空間が狭い小型車両には適用できない場合があるため、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、吸気ダクトを小型車両に適用可能な簡素で小型な構造としつつ、車両の冠水路走行時にエンジンへの水の侵入を防止でき、車両の通常走行時に低温の空気をエンジンに供給できる車両用吸気装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両前部のエンジンルームに配置されるエンジンと、車両前部に配置され、車両前方から前記エンジンルームに空気を取り入れる車体側吸気ダクトと、前記エンジンルームの上部かつ前記車体側吸気ダクトの後方に配置され、前記エンジンに空気を供給するエンジン側吸気ダクトと、を備える車両用吸気装置であって、前記車体側吸気ダクトは、車両後方を向いて開口し、かつ、その断面が四角形に形成される空気排出口を有し、前記エンジン側吸気ダクトは、車両幅方向の一方を向いて開口する空気取入口と、前記空気取入口から車両幅方向の他方に延びる上流側通路部と、を有し、前記空気排出口を車両正面側から見た場合、前記空気取入口および前記上流側通路部は前記空気排出口の内側に配置され、かつ、前記空気取入口の側方の側方空間および前記上流側通路部の上方の上方空間が形成され、前記空気排出口は、その上部に位置する天井壁を有し、前記天井壁から微小高さ下方に突出する突出壁部が配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように上記の本発明によれば、吸気ダクトを小型車両に適用可能な簡素で小型な構造としつつ、車両の冠水路走行時にエンジンへの水の侵入を防止でき、車両の通常走行時に低温の空気をエンジンに供給できる車両用吸気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置を備えた車両の前部の平面図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置の斜視図である。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置およびバンパーガーニッシュの正面図である。
図4は、図1に示す車両用吸気装置のIV-IV方向の矢視断面図である。
図5は、図4に示す車両用吸気装置のV-V方向の矢視断面図である。
図6は、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両用吸気装置は、車両前部のエンジンルームに配置されるエンジンと、車両前部に配置され、車両前方からエンジンルームに空気を取り入れる車体側吸気ダクトと、エンジンルームの上部かつ車体側吸気ダクトの後方に配置され、エンジンに空気を供給するエンジン側吸気ダクトと、を備える車両用吸気装置であって、車体側吸気ダクトは、車両後方を向いて開口し、かつ、その断面が四角形に形成される空気排出口を有し、エンジン側吸気ダクトは、車両幅方向の一方を向いて開口する空気取入口と、空気取入口から車両幅方向の他方に延びる上流側通路部と、を有し、空気排出口を車両正面側から見た場合、空気取入口および上流側通路部は空気排出口の内側に配置され、かつ、空気取入口の側方の側方空間および上流側通路部の上方の上方空間が形成され、空気排出口は、その上部に位置する天井壁を有し、天井壁から微小高さ下方に突出する突出壁部が配置されることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用吸気装置は、吸気ダクトを小型車両に適用可能な簡素で小型な構造としつつ、車両の冠水路走行時にエンジンへの水の侵入を防止でき、車両の通常走行時に低温の空気をエンジンに供給できる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置について、図面を用いて説明する。図1から図6は、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置を示す図である。図1から図6において、上下前後左右方向は、車両の前後方向を前後方向、車両の左右方向(車両幅方向)を左右方向、車両の上下方向(車両の高さ方向)を上下方向とする。
(【0011】以降は省略されています)
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