TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025022092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126349
出願日
2023-08-02
発明の名称
車両の制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60W
10/18 20120101AFI20250206BHJP(車両一般)
要約
【課題】傾斜地で誤発進抑制制御が作動した場合における運転者のクラッチペダル操作による車両のずり下がりを防止する。
【解決手段】マニュアルトランスミッションを備えた車両の制御装置であって、所定低車速以下で進行方向の所定距離内に障害物が検知されている状態でアクセルペダルが操作された場合にエンジントルクを抑制する誤発進抑制制御を行うものにおいて、誤発進抑制制御の作動時に、所定閾値以上の路面傾斜が検出され、かつ、クラッチペダル操作によるクラッチ解除が検出された場合は、アクチュエータによる制動制御介入を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
マニュアルトランスミッションを備えた車両の制御装置であって、
所定低車速以下で進行方向の所定距離内に障害物が検知されている状態でアクセルペダルが操作された場合にエンジントルクを抑制する誤発進抑制制御を行うものにおいて、
前記誤発進抑制制御の作動時に、所定閾値以上の路面傾斜が検出され、かつ、クラッチペダル操作によるクラッチ解除が検出された場合は、アクチュエータによる制動制御介入を実行することを特徴とする、車両の制御装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記誤発進抑制制御の作動時に、前記所定閾値以上の路面傾斜が検出され、かつ、クラッチペダル操作によるクラッチ解除が検出された前記場合に、前記路面傾斜の下り方向への前記車両の移動が検出された時に、前記制動制御介入を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記制動制御介入は、前記下り方向の所定範囲内に障害物が検知されていない限りにおいて、前記アクチュエータを少なくとも1回の減圧を介して間欠的に作動させることを特徴とする請求項2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記制動制御介入は、前記路面傾斜の検出値が大きいほど、早いタイミングで実行することを特徴とする請求項3に記載の車両の制御装置。
【請求項5】
前記制動制御介入は、運転者によるブレーキ操作によって終了することを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の車両の制御装置。
【請求項6】
前記制動制御介入は、電動パーキングブレーキによって実行されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関し、さらに詳しくは、マニュアルトランスミッション車両の誤発進抑制制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の予防安全技術として、自車両前方に障害物がある状況で運転者がアクセルペダルを大きく踏み込んだ場合に、エンジン出力を制御して急加速を抑制する誤発進抑制制御が公知である。しかし、この機能は、エンジン出力を減少させる制御を行うため、上り坂で誤発進抑制制御が作動した場合、運転者が意図せず自車両が後方にずり下がって後退する可能性がある。そこで、特許文献1には、自車両の後退を検出する後退検出部を備え、後退が検出された場合、エンジン出力の制限を解除することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-118203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、マニュアルトランスミッション車両(MT車両)では、傾斜地で誤発進抑制制御が作動した際に、運転者が焦ってクラッチペダルを踏んでしまうと、前記のようにエンジン出力制限を解除してもクリープトルクが消失し、車両がずり下がる虞がある。
【0005】
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、傾斜地で誤発進抑制制御が作動した場合に、運転者のクラッチペダル操作による車両のずり下がりを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、
マニュアルトランスミッションを備えた車両の制御装置であって、
所定低車速以下で進行方向の所定距離内に障害物が検知されている状態でアクセルペダルが操作された場合にエンジントルクを抑制する誤発進抑制制御を行うものにおいて、
前記誤発進抑制制御の作動時に、所定閾値以上の路面傾斜が検出され、かつ、クラッチペダル操作によるクラッチ解除が検出された場合は、アクチュエータによる制動制御介入を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両の制御装置は、上記のように構成されているので、傾斜地で誤発進抑制制御が作動した際に、運転者が焦ってクラッチペダルを踏んでしまった場合における車両のずり下がりを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明第1実施形態に係る車両の制御システムを示すブロック図である。
本発明第2実施形態に係る車両の制御システムを示すブロック図である。
本発明実施形態に係る誤発進抑制制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両の制御システムを示しており、制御システムは、エンジンの出力を制御するエンジンコントローラ10、ブレーキシステムの制動力を制御するブレーキコントローラ20、誤発進抑制制御を実行するための誤発進抑制コントローラ30、および、制御に使用する状態値を取得するためのセンサ群で構成される。
【0010】
エンジンコントローラ10は、アクセルペダルセンサ11に検出される運転者のアクセルペダル踏込量(トルク要求)に応じて、スロットルアクチュエータによりエンジンのスロットル開度を制御する電子制御スロットルシステムを構成する。エンジンコントローラ10には、アクセルペダルの踏込量以外にも、エンジンの運転状態や車両の走行状態を示す種々の検出値が車載ネットワークを介して取得され、エンジンの運転状態を最適に維持するように構成されている。さらに、エンジンコントローラ10には、誤発進抑制コントローラ30や後述のESCコントローラなど他のコントローラからの制御指令が入力され、アクセルペダル操作とは独立してエンジンの出力を制御可能になっている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
スズキ株式会社
蓄熱装置
10日前
スズキ株式会社
車体後部構造
26日前
スズキ株式会社
燃料電池車両
9日前
スズキ株式会社
燃料電池車両
9日前
スズキ株式会社
立乗り式車両
1日前
スズキ株式会社
車体後部構造
26日前
スズキ株式会社
車両後部構造
26日前
スズキ株式会社
車両側部構造
9日前
スズキ株式会社
車両用シート
26日前
スズキ株式会社
車両前部構造
16日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
1日前
スズキ株式会社
車両のリッド構造
9日前
スズキ株式会社
蒸発燃料処理装置
8日前
スズキ株式会社
車両用シート構造
22日前
スズキ株式会社
車両用シート構造
22日前
スズキ株式会社
蒸発燃料の制御装置
22日前
スズキ株式会社
車両の排気システム
26日前
スズキ株式会社
エンジンの上部構造
16日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気装置
16日前
スズキ株式会社
バイフューエル車両
26日前
スズキ株式会社
車両の走行制御装置
29日前
スズキ株式会社
乗物用テーブル構造
9日前
スズキ株式会社
乗物用テーブル構造
9日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気装置
26日前
スズキ株式会社
車両積載物固定構造
8日前
スズキ株式会社
車両の貸出システム
1日前
スズキ株式会社
車両用バックドア構造
2日前
スズキ株式会社
車両用ライト周辺構造
1日前
スズキ株式会社
車両用センサ固定構造
16日前
スズキ株式会社
車両用電子部品取付構造
26日前
スズキ株式会社
車両用スライドドア構造
16日前
スズキ株式会社
車両用スライドドア構造
16日前
スズキ株式会社
立乗り式車両の収容装置
1日前
スズキ株式会社
車両用スライドドア構造
16日前
スズキ株式会社
空気制御装置の設置構造
16日前
スズキ株式会社
車両用ガラスモール構造
2日前
続きを見る
他の特許を見る