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公開番号2025056569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166123
出願日2023-09-27
発明の名称車両用報知装置
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 21/24 20060101AFI20250401BHJP(信号)
要約【課題】一酸化炭素が車室内に充満する可能性を判定し、車室内の乗員に対して適切な報知を行うことができる車両用報知装置を提供する。
【解決手段】車両用報知装置1は、車両の後部に設けられ、反射波を用いて車両後方の障害物を検知する障害物検知装置10と、前記障害物検知装置10を、シフト位置がPレンジに設定された場合に作動させる検知制御部21と、前記車両が停止して前記車両の内燃機関がアイドリング状態となった場合に、前記検知制御部21によって作動制御された前記障害物検知装置10によって、前記内燃機関の排気管に接続されたマフラーの出口41の近傍に存在する前記障害物が検知されたかを判定する判定部22と、前記判定部22によって前記障害物が検知されたと判定されると、前記車両の乗員に対して報知装置30による報知を行う報知制御部23とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の後部に設けられ、反射波を用いて車両後方の障害物を検知する障害物検知装置と、
前記障害物検知装置を、シフト位置がPレンジに設定された場合に作動させる検知制御部と、
前記車両が停止して前記車両の内燃機関がアイドリング状態となった場合に、前記検知制御部によって作動制御された前記障害物検知装置によって、前記内燃機関の排気管に接続されたマフラーの出口の近傍に存在する前記障害物が検知されたかを判定する判定部と、
前記判定部によって前記障害物が検知されたと判定されると、前記車両の乗員に対して報知装置による報知を行う報知制御部と
を備える、車両用報知装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記内燃機関がアイドリング状態であって、かつパーキングブレーキが作動した状態で、前記検知制御部によって作動制御された前記障害物検知装置によって、前記マフラーの前記出口近傍に前記障害物が検知されたかを判定する、請求項1に記載の車両用報知装置。
【請求項3】
前記判定部は、一定時間ごとに周期的に前記障害物が検知されたかを判定する、請求項1に記載の車両用報知装置。
【請求項4】
前記障害物検知装置は、複数のソナーセンサを有し、各ソナーセンサは、超音波を送受信することによって障害物を検知するように構成され、
前記複数のソナーセンサは、車両幅方向において前記複数のソナーセンサのうちの第1ソナーセンサと第2ソナーセンサとの間に前記マフラーの前記出口が位置するように配置されており、
前記判定部は、前記第1ソナーセンサと前記第2ソナーセンサの検知結果に基づいて、前記障害物が検知されたかを判定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用報知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用報知装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車室内の一酸化炭素濃度が高い場合に警告処理を行う技術が知られている。例えば特許文献1には、運転席付近あるいはエアコン吹出口付近に配置されて車室内の一酸化炭素の濃度を検出する車室内濃度検出手段を設け、濃度検出手段からの検出値が基準値よりも高く、車両の周囲の状況に応じて車両が密閉空間と見なす場所に位置している場合には、排気ガス中の一酸化炭素の濃度が少なくなるようにエンジンの運転状態を制御し、エンジン停止後に警告処理を実行する装置が開示されている。この装置では、例えば車両の後方と左右の側方と上方が全て壁面で囲われた車庫のような空間を、排気ガスが充満すると不具合のある密閉空間と判断し、一酸化炭素が車室内に充満する可能性のある環境であると判断している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-183568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の装置においては、例えば車両の後方と左右の側方と上方が全て壁面で囲われた車庫のような空間を検出することにより、一酸化炭素が車室内に充満する可能性を判断している。しかし、一酸化炭素が車室内に充満する可能性のある環境は、車両が停車する前から存在する壁面のような不動物によって形成される密閉空間には限らない。例えば、車両がアイドリング状態で停車中に、飛来物や屋根からの落雪によってマフラーの出口付近が塞がれるといった、停車した時点では存在しなかった原因によって、一酸化炭素が車室内に充満する可能性のある環境が形成されることもある。このような場合であっても、一酸化炭素の充満の可能性を判定し、車室内の乗員に確実に知らせることが望まれている。
【0005】
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、一酸化炭素が車室内に充満する可能性を判定し、車室内の乗員に対して適切な報知を行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、車両用報知装置は、車両の後部に設けられ、反射波を用いて車両後方の障害物を検知する障害物検知装置と、前記障害物検知装置を、シフト位置がPレンジに設定された場合に作動させる検知制御部と、前記車両が停止して前記車両の内燃機関がアイドリング状態となった場合に、前記検知制御部によって作動制御された前記障害物検知装置によって、前記内燃機関の排気管に接続されたマフラーの出口の近傍に存在する前記障害物が検知されたかを判定する判定部と、前記判定部によって前記障害物が検知されたと判定されると、前記車両の乗員に対して報知装置による報知を行う報知制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一酸化炭素が車室内に充満する可能性を判定し、車室内の乗員に対して適切な報知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施の形態における車両用報知装置の構成を示すブロック図である。
図2は、一実施の形態における車両用報知装置が搭載される車両を模式的に示す平面図である。
図3は、本発明の一実施の形態における車両用報知装置の制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態による車両用報知装置について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態における車両用報知装置の構成を示すブロック図であり、図2は、本実施の形態における車両用報知装置が搭載される車両を模式的に示す平面図である。図2において、車両の前方側を矢印Fで示し、車両の後方側を矢印Bで示している。
【0010】
図1に示すように、本実施の形態における車両用報知装置1は、障害物検知装置10、コントローラ20、および報知装置30等を備えている。また、車両用報知装置1は、任意選択的に、シフト位置センサ11、車輪速センサ12、およびパーキングブレーキ13を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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