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公開番号
2025058424
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168343
出願日
2023-09-28
発明の名称
移動体
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人東京国際特許事務所
主分類
B62K
5/01 20130101AFI20250402BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】乗り降りしやすい移動体を提供する。
【解決手段】移動体Mは、本体部1、本体支持部2および制御部101を備え、本体部は、乗員が着座可能なシート11aを備え、本体支持部は、本体部を挟むように左右に並べて配置された左側および右側リム部2L、2Rを備える。リム部のそれぞれは、リム本体部21と、股関節部HJf、HJrを介してリム本体部に夫々連結された脚部22f、22rを有する。制御部は、脚部の動作により、移動体が移動する移動時と、乗員がシートに座りまたはシートから離れる乗降時と、のそれぞれにおける移動体の姿勢を制御する。移動時には、移動体を移動モードの姿勢に設定して、シートの向きを水平に維持する一方、乗降時には、移動体をシートの位置が移動時よりも低く、シートが傾斜して、シートの座面が前後方向の外方に向く乗降モードの姿勢に設定する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部と、
移動時に地面または床面上で前記本体部を支持する本体支持部と、
制御部と、を備え、
前記本体部は、乗員が着座可能なシートを備え、
前記本体支持部は、
第1リム部と、
前記第1リム部との間に前記本体部を挟むように、前記第1リム部に対して左右方向に並べて配置され、前記第1リム部に対し、左右方向に延びる軸に沿って設けられた軸部を介して連結された第2リム部と、を備え、
前記第1リム部および前記第2リム部のそれぞれは、
前後方向に延びるとともに、前後方向の一端側に形成された第1股関節部と、他端側に形成された第2股関節部と、を有するリム本体部と、
前記リム本体部に対し、前記第1股関節部を介して内転および外転可能に連結された第1脚部と、
前記リム本体部に対し、前記第2股関節部を介して内転および外転可能に連結された第2脚部と、を有し、
前記制御部は、
前記股関節部における内転および外転を含む前記第1および第2脚部の動作により、乗員が前記シートに着座した状態で移動体が移動する移動時と、乗員が前記シートに座りまたは前記シートから離れる乗降時と、のそれぞれにおける移動体の姿勢を制御し、
移動時には、移動体を移動モードの姿勢に設定して、前記シートの向きを水平に維持する一方、
乗降時には、移動体を前記シートの位置が移動時よりも低く、前記シートが傾斜して、前記シートの座面が前後方向の外方に向く乗降モードの姿勢に設定する、移動体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記移動モードから前記乗降モードへの移行時において、前記シートの位置を低下させながら前記シートの傾きを増大させる第1姿勢変形動作を実施する、請求項1に記載の移動体。
【請求項3】
前記移動モードから前記乗降モードへの移行時において、前記シートの向きを水平に維持した状態で前記シートの位置を低下させ、低下後の位置への到達後、前記シートを傾斜させる第2姿勢変形動作を実施する、請求項1に記載の移動体。
【請求項4】
前記シートは、前記乗員が跨いだ状態で着座可能なシートである、請求項1に記載の移動体。
【請求項5】
乗員が前記シートに実際に着座していることを検知する乗員検知部と、
乗員による操作に基づき、前記乗降モードから前記移動モードへの移行を指示する移行指示部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記乗降モードへの移行後、前記乗員検知部により前記乗員が着座していることが検知され、前記移行指示部により前記移動モードへの移行が指示されるまでの間、前記乗降モードの姿勢を維持する、請求項1に記載の移動体。
【請求項6】
移動体の電源がオフされている間、前記移動モードの姿勢を維持する、請求項1に記載の移動体。
【請求項7】
乗員が前記シートに実際に着座していることを検知する乗員検知部をさらに備え、
前記制御部は、前記乗降モードへの移行後、前記乗員検知部により前記シートからの乗員の離座が検知された場合に、所定時間に亘って前記乗降モードの姿勢を維持し、前記所定時間の経過後、移動体の姿勢を前記移動モードの姿勢に変更する、請求項6に記載の移動体。
【請求項8】
乗員が前記シートに実際に着座していることを検知する乗員検知部と、
乗員による操作に基づき、前記乗降モードから前記移動モードへの移行を指示する移行指示部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記電源のオンにより、移動体の姿勢を前記乗降モードの姿勢に変更し、その後、前記乗員検知部により前記乗員が着座していることが検知され、前記移行指示部により前記移動モードへの移行が指示された場合に、移動体を前記移動モードの姿勢に設定する、請求項6に記載の移動体。
【請求項9】
移動体の電源がオフされている間、前記乗降モードの姿勢を維持する、請求項1に記載の移動体。
【請求項10】
乗員が前記シートに実際に着座していることを検知する乗員検知部と、
乗員による操作に基づき、前記乗降モードから前記移動モードへの移行を指示する移行指示部と、を備え、
前記制御部は、前記電源がオンされた後、前記乗員検知部により前記乗員が着座していることが検知され、前記移行指示部により前記移動モードへの移行が指示された場合に、移動体を前記移動モードの姿勢に設定する、請求項9に記載の移動体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、乗員が搭乗可能な起居部を備えるとともに、起居部を挟むように左右に夫々配置され、全体として弓なりに形成された一対のアームないしリム部を備える移動体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-234137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前掲文献1に開示の移動体は、簡素な構成ではあるものの、アーム部全体が剛的な部材により形成されているため、アーム部自体を変形させることができず、乗降時に乗員が乗り降りしやすい姿勢をとることが困難であり、乗員にとっては比較的高い位置にある起居部に対して乗り降りしなければならない不便があった。
【0005】
このような実状に鑑み、本考案は、乗員が乗り降りしやすく、乗降時における快適性も高い移動体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る移動体は、本体部と、移動時に地面または床面上で前記本体部を支持する本体支持部と、制御部と、を備え、前記本体部は、乗員が着座可能なシートを備え、前記本体支持部は、第1リム部と、前記第1リム部との間に前記本体部を挟むように、前記第1リム部に対して左右方向に並べて配置され、前記第1リム部に対し、左右方向に延びる軸に沿って設けられた軸部を介して連結された第2リム部と、を備え、前記第1リム部および前記第2リム部のそれぞれは、前後方向に延びるとともに、前後方向の一端側に形成された第1股関節部と、他端側に形成された第2股関節部と、を有するリム本体部と、前記リム本体部に対し、前記第1股関節部を介して内転および外転可能に連結された第1脚部と、前記リム本体部に対し、前記第2股関節部を介して内転および外転可能に連結された第2脚部と、を有し、前記制御部は、前記股関節部における内転および外転を含む前記第1および第2脚部の動作により、乗員が前記シートに着座した状態で移動体が移動する移動時と、乗員が前記シートに座りまたは前記シートから離れる乗降時と、のそれぞれにおける移動体の姿勢を制御し、移動時には、移動体を移動モードの姿勢に設定して、前記シートの向きを水平に維持する一方、乗降時には、移動体を前記シートの位置が移動時よりも低く、前記シートが傾斜して、前記シートの座面が前後方向の外方に向く乗降モードの姿勢に設定する。
【発明の効果】
【0007】
本考案の一形態によれば、移動時には、移動体をシートの位置が比較的高い移動モードの姿勢に設定して、シートの向きを水平に維持することで、乗員が運転しやすい姿勢をとることを容易にし、他方で、乗降時には、移動体をシートの位置が移動時よりも低く、シートの座面が前後方向の外方を向くように傾斜する乗降モードの姿勢に設定することで、乗降に際して乗員がシートを大きく跨ぐ必要がなく、移動体に対して容易に乗降することを可能とする。これにより、移動時と乗降時とで乗員における快適性の両立を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る移動体の側面図である。
同上移動体を、左側リム部を取り外した状態で示す側面図である。
同上移動体に備わる本体支持部の側面図である。
同上本体支持部の背面図である。
リム本体部の動作(左側リム部および右側リム部の腰部リンク軸を中心とした揺動変位)を示す説明図である。
脚部の動作(股関節部の内転および外転、膝関節部の屈曲および伸展、脚部の回旋)を示す説明図である。
本体部の動作(本体支持部に対する揺動、フットレストの回転)を示す説明図である。
本体支持部が乗降モードの姿勢として実現可能な姿勢(第1乗降姿勢)を示す説明図である。
本体支持部が乗降モードの姿勢として実現可能な姿勢(第2乗降姿勢)を示す説明図である。
制御部の構成を示す概略図である。
制御部が移動時に行う制御の内容を示すフローチャートである。
制御部が移動体の電源オン時に行う制御の内容を示すフローチャートである。
制御部が移動体の電源オフ時に行う制御の内容を示すフローチャートである。
傾斜路(登坂路)を走行する際に移動体がとり得る姿勢の一例を示す説明図である。
階段等の段差を上る際に移動体がとり得る姿勢の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る移動体Mを進行方向に対して左側(正面から見て右側)から見た状態で示す側面図である。図1は、左側リム部2Lを取り付けた状態を、図2は、左側リム部2Lを取り外した状態を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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