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公開番号2025059437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169520
出願日2023-09-29
発明の名称鞍乗型車両
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 43/16 20200101AFI20250403BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】大きなバッテリが設置されても運転者の快適性を損うことを防止する。
【解決手段】鞍乗型車両(1)は、電力によって走行可能な電動式の車両である。鞍乗型車両には、ハンドル後方で運転者の臀部が載置されるシート(35)と、シートの下方に設置された固定式のバッテリ(61)と、が設けられている。バッテリの前面(64)がシートの前端に近づくように前傾し、バッテリの後面上端が後面下端よりも前方に位置している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電力によって走行可能な電動式の鞍乗型車両であって、
ハンドル後方で運転者の臀部が載置されるシートと、
前記シートの下方に設置された固定式のバッテリと、を備え、
前記バッテリの前面が前記シートの前端に近づくように前傾し、
前記バッテリの後面上端が後面下端よりも前方に位置していることを特徴とする鞍乗型車両。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記バッテリの後方に設置された収容ボックスを備え、
前記収容ボックスの前面が前記バッテリの後面に沿って傾けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記収容ボックスの前面上端よりも前記バッテリの後面下端が後方に位置していることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
前記収容ボックスの上面が開口していることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記バッテリの上面後端には前記収容ボックス用の取付部が形成され、
前記取付部に対する前記収容ボックスの取付方向が上下方向に向けられ、
前記取付部には前記収容ボックスの前側が上方から取付可能であることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
前記バッテリの下面後端から固定部が下方に突き出し、前記固定部が前記収容ボックスの前面よりも後斜め下方に位置することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
ことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電力によって走行する電動式の鞍乗型車両が開発されている。この種の鞍乗型車両として、シート下方に収容ボックスとバッテリを設置したスクータタイプの車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の鞍乗型車両では、シート前方に低床のフロアボードが設置されており、シートの下方スペースがボディカバーによって覆われている。ボディカバー内の上部スペースに収容ボックスが設置されており、ボディカバー内の下部スペースに固定式のバッテリが設置されている。シートが開かれることで、収容ボックスにヘルメット等の物品が収容可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/043562号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の鞍乗型車両に大型のバッテリが搭載されると、シートの下方スペースがバッテリに占有されて収容ボックスを設置することが難しい。バッテリの後方に収容スペースを設置する構成も考えられるが、バッテリが大型化した分だけ収容スペースが狭められる。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、大きなバッテリが設置されても運転者の快適性を損なわない鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、電力によって走行可能な電動式の鞍乗型車両であって、ハンドル後方で運転者の臀部が載置されるシートと、前記シートの下方に設置された固定式のバッテリと、を備え、前記バッテリの前面が前記シートの前端に近づくように前傾し、前記バッテリの後面上端が後面下端よりも前方に位置していることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の鞍乗型車両によれば、容量の大きなバッテリが設置されても、バッテリの前傾によってバッテリの後面上端が前方に位置付けられることでバッテリの後方スペースが広く確保される。バッテリの後方スペースに収容ボックスやテールランプ等の部品を容易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
比較例の車体後部の左側面図である。
本実施例の車体後部の左側面図である。
本実施例の車体後部の上面図である。
図4をA-A線に沿って切断した断面図である。
本実施例のバッテリレイアウトの説明図である。
本実施例のバッテリレイアウトの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、バッテリの電力によって走行する。鞍乗型車両のハンドル後方には運転者の臀部が載置されるシートが設置され、シートの下方に固定式のバッテリが設置されている。バッテリの前面がシートの前端に近づくように前傾しており、バッテリの後面上端が後面下端よりも前方に位置している。容量の大きなバッテリが設置されても、バッテリの前傾によってバッテリの後面上端が前方に位置付けられることでバッテリの後方スペースが広く確保される。バッテリの後方スペースに収容ボックスやテールランプ等の部品を容易に設置することができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。図2は比較例の車体後部の左側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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